3800円でタフにつかえるデレステの為のスマホ DIGNO U/404KC

デレステ用端末をDIGNO Uに本格的に移行して、一か月程度経ってからの所感
先日デレステ用のゲーム機端末としてDIGNO U/404KCを購入した。その後5月中盤になってから本格的に移行してから1か月半くらい経ったので感想をば。

電池長持ち

まず特筆すべきは電池が長持ちすぎること。
デレステをプレイしてる分ではおそらく3時間半以上は持つ。
どういうわけかUrbanoL01よりも持つ。
ライブ10戦して、報酬で育成すませて、コミュ数本開放してで、2時間弱。
これを昼と晩の二回、充電なしでできる。
すばらしい。

発熱しない

上のリンクにある前の3月に買ったときの記事で発熱してるとか書いたが、あれは購入直後でほとんど使ってないときに書いた、コア数が増えたとかGPUクロックが高速になったとかいうカタログスペックからくる思い込みであって、実際に毎日ゲームで使ってみると『ほとんど発熱しない』のが本当のところです。
むしろ1時間程度継続してゲームプレイしたあとの発熱は、UrbanoL01よりも低いくらいだ。
クロックが低いことが効いてるのはまちがいない。


ただし分解してわかることだけど、防水の為に基板上のチップ周辺をがっちりカバーするゴム系の密閉カバーがしてある。
このカバーのおかげで、外側のボディまで発熱が伝わってこないだけで、中は熱いんではないかとも思う。
対してUrbanoL01はカメラ周辺にFeliCaのセンサーが露出してるが、この辺りは鉄でできてる。
つまりチップの熱はカメラ周辺から外に放熱されてるんで、向こうのが熱く感じたのかもしれない。

ガクガクしない

スマホ本体が発熱しないわけなので、システムがスマホの発熱を抑えチップ焼損を防ぐために、クロックを下げることない。
つまり、ゲームプレイ開始直後、10数分たったらガクガクにパフォーマンスが低下するってことがない。
2時間3時間と、ゲーム開始と同時のパフォーマンスのまま快適にプレイできる。


前に使ってたUrbanoL01では、バッテリの残容量が20%を切るとクロックを下げて駆動時間を延ばす処置に入るが、DUGNO Uではそれがない。
バッテリ残容量15%程度に下がったときの警告がでるが、パフォーマンスはそれまでと同じく一定のまま。
この後段階的に警告がでるが、やっぱり同じく一定のままで、電池が切れるまでガクガクにならない。


液晶の色がおかしくない

黄色っぽくも青っぽくもない。肌色はしっかり肌色のまま。
ユーザーは何の調整もしなくてよい。


ただし深みがある色がでてるかというとその点は怪しい。
UrbanoL01の方が綺麗に見えるが、そもそも解像度が違うのに加えて、液晶のサイズも向こうのが若干小さい。
よってパッとみたときの精細感はUrbanoL01の方が確実に上。

画面がでかかった

5インチにでかくなった。
UrbanoL01の4.7インチからは0.3インチほどでかくなった。
ほんの僅かかもしれないけど、手の小さい私〜一般的な男性より指先ひと関節分小さい〜にはこれはマイナスポイントになった。
5連スワイプのときは確実にミスる。

タップに不具合はない

...と思う。
少なくともPROと『お願いシンデレラ』のMASTERは問題なくプレイできた。
ライフ19以上のMASTERやMASTER+はまだフルコンボ出したことがないので、問題があるかどうかはっきりとわからない。


メモリが半分になったのは地味に効いてくる

もともとデレステは数あるスマホアプリの中でもめちゃくちゃにデータを喰うヘビーアプリ。
デレステのほかに、容量喰うゲームの『ごま乙』とか入れちゃうとすぐに内蔵メモリはパンクして、どちらのゲームも正常に動かなくなる。
新しいイベントなんかをやるときにデータが追加されるが、そのデータダウンロードし始めたときなんかに容量不足で落ちたり途中絵で止まったまんまになる場合がある。
ROMが8GBでは、実質デレステ専用。
もしくはデレステと全容量500MB以内の中型ゲームアプリの二本くらいしか入れられない。
なおOSはandroid 4.4.4なんで、SDカードにゲームデータを移すことはできない。


ほかにRAMが1GBなのも、定期的に問題になる。
バックグラウンドでgoogle+のアップデートが始まると、デレステは高確率で落ちる。
もっともgoogle+は基幹ライブラリにあたるミドルソフトウェアライブラリみたいなんで、他のスマホでもおんなじかもしれない。
つか、そもそもこいつのアップデート中はゲームなんか走らせないのが筋なのかもしれない。

まとめ

このド安定の感じ。すばらしい。
PS-VITAと同等のスタビリティ。
結構いいんじゃないでしょうか。


最後に、後から知ったのですけども、この機種は米国のMILスペック取得してます。
日本ではCMでの認知度や、スペック買いのユーザが多いんで不人気でしたけども、同機種の米国向けモデルは米国で結構売れてたみたいですね。


買う前のもやもや

そもそも、私、最初はXperiaの4.7インチHD画面の奴を新しく買う予定で物色してたんですね。
でもって通販サイトで買い物かごに入れた時点でちょっと不安になったんで、数時間かけて検索しまくったら不具合がでてたわけで。
プレイ開始から10数分すると、発熱が凄くなってパフォーマンスが落ちてガクガクになって、まったくゲームにならないって話。
これはXperiaに限らずGalaxyでも似たような話があったんでどちらも選択肢から排除。


その後、ASUSの新しいスマホがいい感じだと書かれてましたんでそちらを買おうとおもったわけですけども、画面解像度がFHDで広すぎるわけで、3D軽量でもフルフレームでないような気がして辞めた。ただし実際に買って使ってみたわけではないんで、完全に思い込みかもしれない。
一般的に高解像度に対応するには広いメモリ帯域が必要になる。
加えてCPUとGPUでメモリを共有するスマホでは、画面が広くなればなるほどCPUがメモリを使える時間は、GPUレンダリングや液晶への画面表示処理に喰われて、何もやらないで待ってる時間が増える*1。結果としてプロセッサは電池を喰うだけで性能がでてるかどうか怪しい。
他にASUSスマホ数機種は、イヤホンジャックがスマホの中心軸にあたるど真ん中にある。
横向きでイヤホンでプレイするデレステでは、たとえスペックに問題がなくても、イヤホンの付け根が邪魔でスマホをホールドできなくなる場合は、やっぱりゲーム機として成立しない。


また最近の高スペックスマホは、CPUが同クロックの対照4コアではなく、高低クロック混合8コア6コア。これも正直信用してない。
そんなんで一定の単位時間に決まった処理を確実にこなさなきゃいけないようなゲームアプリが、きちんと安定して動くんだろうかと思ってしまう。このあたりも実際につかってないんで完全に思い込みかもしれない。


ちょっとCPUに詳しい人なら常識として識ってると思うが、アムダールの法則なんてものがある。
簡単に説明すると、コア数増やしてもパフォーマンスは2倍4倍6倍8倍にならず1.3〜3.8倍程度にしかならないし、4コア以上増やした場合はそのハード専用に書いた完璧な並列プログラムでもなければ性能向上は皆無の横ばいにしかならないって奴。
つまり、民生品での6コア8コアは電池喰うだけで無駄じゃないかと思うんです。
実際一般的なPCは4コアどまりでしょ。IntelAMDは無駄だと判断したんです。
ゲーム専用機でハードに寄り添った最適化を行うPS4やX-BoxOneは8コアだけどね。
スマホはいまだ激戦区。一台でも他社製品より売るためには、カタログスペック上げたチップの製品を投入。スぺック買いする連中にアピールして売りつける為に8コア10コア投入してんじゃないかと思う。


そんなこんなの、んでもって、最近のGPU積んでて低解像度のスマホで電池が長持ちで頑丈な奴...ってことで、DIGNO Uに辿りついた。
もともと京セラは好きだったけど、いろいろと自分の要求を叶えてくれるものを探したら、結局京セラでした。


17/6/30追記 3Dリッチモードもちゃんと動きます

めちゃくちゃ重くてBeginer以外はゲームにならないですが、映像が壊れることもなく、完璧です。
スクショは別ページにて。

17/7/31追記 ミリシタもバッチリ動きます

Ver1.09から、衣装が乱れるバグが解消されて、ごく普通に遊べます。
3D軽量で快適、3D標準で若干フレームが飛ぶも問題なくプレイできる。
MVでは3D高画質も使えます。カクカクするけどね。
いまんところデータ容量は500MB程度なので両方入れて遊べてます。

*1:それを回避するためにコア内の2次キャッシュメモリ内だけでプログラム走らせるようなしくみも持ってる