生ゴミ消滅化施設 (千葉県某市クリーンセンター)
生ゴミ処理は、堆肥化による流通が安定せず、更には3・11以降
放射能汚染のの懸念からホームセンターからも姿を消し、厳しさを増
してきている。そんな中消滅型(95%)で、数年稼働している、某市の
クリーンセンターを視察した。
機械としては、破砕機のみで、堆肥舎内の発酵機材に混ぜ込み、ホ
イルローダーで、毎日切り返す方式となっている。重量比20倍の発
酵基材の中に、粉砕生ごみをローダーで天地返しする方式は、95%
の減溶率のいたってノーマルな理にかなった処理方式だと思われる。
そこに、発酵促進培養菌を付加するので、最も課題となる臭気も緩和
されるが、それでも嫌気化を注意深く管理しなければ、とんでもない
悪臭をばらまくことになる。
コスト的には日量5ton以上処理しなければ採算はとれず、堆肥舎
の面積はかなり必要となる。