就いて一ヶ月経った私の職場事情。

 マルナカの仕事を辞めてから約3カ月かな?経ちました。マルナカを辞めたのはただ単に店長の人格についていけず、更には俺に対しての店長の執拗な嫌がらせのような理不尽な叱咤に我慢が出来なくなったからです。他の皆への見せしめの様に怒りだす為、年末辺りには仕事場の人達皆に心配され、同情される始末。「お前まじめに仕事する気はあるのか?」と顔を真っ赤ににして怒る店長に対して、同じコーナーで働く年上の女性には「あんたよく働くなー」と言われる理解の格差。もちろん、俺だけがこうも執拗ないじめを受けていたわけではない。基本見た目が普通で人付き合いの上手い人には上手く乗せられて上機嫌になり、怒る事はしません、逆に、多少歳を取っており、自分の言う事に完全に従順では無い人間は嫌います。凄く解り易い変化が現れます。
 年末辺りは辛かったけどま、いいや。誰にも理解されていなかったよりはいいだろう。今になってマルナカに尋ねても、同じように皆は接してくれるし。だから、いいや。

 私が今働いている職場は、宇和島市に住んでいる友人から紹介されたものです。写真を掲載しますので一目見てどんなものかすぐにわかるかと思いますが、内陸育ちの人たちは海というものを見た事が無い人間もいるらしいので説明します。えーと、とある水産企業で働いております。おわり。
 友人からの仕事の紹介が来たのが四月末。その内容と言うのが「とある水産で新しい部署が作られる。その部署で新しく働くパート、簡単なPC操作の出来る人間を募集している」と。簡単なデータの打ち込み作業だから簡単だよ。と、紹介されたその日の次の日までに履歴書を準備させられ、その次の日に面接を。面接らしい面接をしたのは本当に久々だったりする。Auでも料理店でもスーパーでも、簡単な面接だったからな。結果、職歴と学歴について少し細かく問われて、シドロモドロちっくで受け答えして帰りの車の中で顔真っ赤になったのは秘密だ。これまでの人生で学んだ事だが、意外と第一印象が良好である場合が多いような私。テキトーに生きていても最低限どうにかなっているってのも自覚してるんだけど、これは良い事ではないからなぁ。というわけでそのまま軽い現場研修をして合格OK。面接した二日後から務める事になりました。
 初日から解った事と言えば、聞いていた話とは全然違うという事。確実にデータ処理は複雑そうだし、新しい部署なんてできないという事。更には事務仕事だけではなく、現場で魚をいじる事も多いという事。最初の一週間は教えてもらう事も正直さっぱりで、メモを取ってもどう取っていいものかわからず、後から見直しても何を書いているのか解らないという始末。Auでもあったのだけど、この会社では新人を受け入れる態勢が整っていなかった。今ならわかるのだけれど、その教えてもらっている人の仕事量が半端ない。やっと一ヶ月ほど経ってから多少は仕事の手伝いらしい手伝いを出来るようになった。書類の最終確認はやってもらっているんですけどもね。んでもって義務であるかのようにことごとくミスを(ry。
 その人は入社して6年目の人なんだけど、仕事の量が傍から見てる分には多すぎる。魚を仕入れる内容、魚の箱詰め内容処理、販売先への毎朝電話での営業、運送業者との運賃と積み込み内容についての相談、贈り伝票の作成、仕入れた魚の大きさなどを細かく記録、貝の仕入れ梱包と営業、在庫処分、etc。簡単に言えば、現場での作業も事務処理も営業も全てこなしています。いつもいつも大変です。私に仕事を教えている最中でも何度も携帯が鳴る鳴る。でもって私が出来ることと言えば、簡単な帳面などを打ち込んでいく作業です。営業などキャリアが必要なものは流石にできません。
 この会社に求められているのはキャリアのある人材で、最近何人か辞めていったらしく結構会社としても結構厳しいみたいだ。加えて、パートと言う身分でありながら週六連勤で祝日と日曜日だけ休み。例外ももちろんありまくり、と。正直結構きついです。

 さて、今日は給料日でした。毎日8時間以上は必ず働いて時給は800円。残業時間は時々30分を超す事も。だいたい20日近く働いていて、交通費も考えると〜円ぐらいかな〜と考えていたんですが…この会社の恐ろしい事が判明しました。
 その一、給料は手渡し。事務室に居たら就業時間頃に上の階に呼ばれて受け取りました。普通に封筒に入っていました。ちなみにこの会社は株式会社なのですが…法人化してない自営業の所なら納得は行くのですが。ちなみにパートも正社員も皆手渡しだそうです。銀行と契約しないで手渡しに徹する理由なんて一つぐらいしか思い浮かばないんですが…。
 その二、残業手当一〇〇〇円。ええと、基本時間をオーバーして残業になると、時給が千円で換算される…って意味じゃないですよ?残業した、と言う事で合計一〇〇〇円です。ええと、体感8時間は軽く残業したと思うんですが…一〇〇〇円て。そりゃあ、まだ仕事も慣れてないから任された仕事が時間通りに終わらずに時間オーバーしちゃうこともありますよ、そりゃ。でもね、上司がその場に居なくなって新人である私はいつ帰ればいいのかわからなくなってしまうとか、新人教育の環境が整っていないし教える余裕もないとか、そういうところは俺の所為じゃないと思うんです。無銭残業は美徳、とか考えている旧人類なんだろうか?あんなに経理とか経営の術が俺にはある!みたいな物言いで俺に教えてくれていたのに…。
 その三、交通費一切無し。でも通勤に関する細かい書類は書かされたんだけどな…あ。距離書き込むとこ無かったわ。それに給料明細の中に交通費って項目ねぇわ。
 理不尽に耐えられる人間ではないので、多分水産業が忙しくなる夏までに辞めると思います…。嗚呼、明日から仕事行きたくねぇ…。ただでさえ超低血圧な俺の朝は憂鬱で仕方がないのに…嗚呼、明日朝頭痛に悩まされてるかも知れんな…。

 結局思うのは、仕事運が無いってこと。もちろん就職に関して必死にやってきたとは言えないけども。
 だが、前向きに考える。就く先々で散々な目に遭うのだったら…
 そうするしかないだろう。
 だがその為に今の職場で頑張る理由は無い。