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”Piano e forte” このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-02-07 Alexander MelnikovのShostakovichピアノ協奏曲第1&2番ほか このエントリーを含むブックマーク

f:id:long_island:20120206222243j:image:rightこのところ出すCDすべて素晴らしい出来のMelnikov。今回は協奏曲ということもあっていつもほどは彼の美点が出にくいのではないか、と思った私が浅はかだった。これまで1番は(数えてみたら)26種聴いているが、これほどニュアンスや表情に富んだ演奏は記憶にない。普段は他のパートに埋もれてよく聴こえないフレーズを時に浮かび上がらせたりして、読みの深さやピアノを操る能力に改めて感心した。またピアノだけでなくオケやトランペットの優秀さも印象に残る。ちなみに昨日のMatsuev盤もそうだったが、第1番終楽章のラストでは(私が「悪しき慣習」と呼んでいる)ブレーキをかけることなく突っ走っており、今後はこれがスタンダードになっていくとしたら目出度い。

2012-02-06 Denis MatsuevのShostakovichピアノ協奏曲第1&2番ほか このエントリーを含むブックマーク

f:id:long_island:20120206055613j:image:right昨日のLisztに比べるとこちらはだいぶ大人しいというか(それでも普通の水準から言えば十分キレている)、作品に真摯に取り組んでいる感じがする(Lisztが真摯でないというわけではないけど)。それでも1番の終楽章のカデンツァ以降の猛烈な追い込みはなかなかの聴きどころ。

2012-02-05 Denis MatsuevのLisztピアノ協奏曲第1&2番ほか このエントリーを含むブックマーク

f:id:long_island:20120205102613j:image:rightLiszt大好きというMatsuevだけあって(知らなかったが、優勝したチャイコンでも1番を弾いたらしい)、いずれの曲も豪快というか豪腕というか、デビュー盤のメフィストワルツを思わせるような図抜けた運動能力が遺憾なく発揮されている。これでさらにタッチの精妙さとか気品とかが加わったら…と思う。死の舞踏は以前のライヴ盤の音質がイマイチだったのでそれが改善されていたら鬼に金棒、と思ったら、音質は確かいに良いのだが冒頭の異常なまでテンションな高さがやや後退していて、そこは少し残念。

2012-01-31 Kristian BezuidenhoutのMozart鍵盤作品集Vol.3 このエントリーを含むブックマーク

f:id:long_island:20120131220506j:image:right以前Vol.1を買ったことがあるシリーズで、今回は私の好きなK.333のソナタが含まれているので購入。K.333はどちらかというと優美路線で、個人的にはもう少しダイナミックさが欲しかったが、悪くはない。ただこの曲の最大の見せ場とも言える終楽章のカデンツァはちょっとあっさりしていて残念。逆にK.332はアクセント強め(ちょっと強すぎるかも)でかなり好みの演奏だった。

2012-01-26 Olivier MoulinのLisztアルバム このエントリーを含むブックマーク

f:id:long_island:20120126222152j:image:rightMoulinは1978年フランス生まれのピアニストで、これがデビュー盤ぽい。陰影を付けずに屈託なくストレートに弾き進むのはDanse macabreやTotentanzのような技巧顕示主体の曲ではある意味気持ちが良いのだけど、ペトラルカソネットや葬送、ダンテソナタの緩徐部などではさすがにデリカシーの欠如が気になるし、そもそも歌心の点でもちょっとセンスに疑問がある。というわけで死の舞踏2曲のみが収穫。

masamasa 2012/01/29 16:40 質問難しかったみたいですみません。

2012-01-20 Giovanni BellucciのLisztハンガリー狂詩曲全集 このエントリーを含むブックマーク

f:id:long_island:20120120214239j:image:rightBellucciはもうピークを過ぎた人という認識なので迷ったが、やっぱり買ってしまった。結果は、買って損をしたというほどではないけど、買わなくても特に後悔はしなかっただろうなといったところ。歌心があり語り口も上手いのだが、曲によっては技術的な面でちょっとギクシャクしたところが顔を出すのが残念。

masamasa 2012/01/22 23:54 このCDずっと気になっていました。

過去にシドン、ディヒターの全集を聴きましたが個人的にしっくり来なかったのでヤンドーの全集かこのベルッチの全集か迷ってました。

ヤンドー、ベルッチ、好みはありますがどちらがお勧めでしょうか?

kyushimakyushima 2012/01/31 22:11 Jandoはどんな演奏だったか忘れてしまったので改めて聴き直してみましたが(Vol.1のみ)、オーソドックスで手堅い感じですね。Bellucciはどちらかというともう少し個性的(癖がある感じ)です。

masamasa 2012/01/31 23:44 わざわざ聴き直していただいて恐縮です。
ありがとうございます。
とても参考になりました。

2012-01-11 Hardy RittnerのBrahmsピアノ協奏曲第1番 このエントリーを含むブックマーク

f:id:long_island:20120111215835j:image:right時代楽器(1854年製エラール)による演奏。軽めのひなびた音が私の好きなGould盤と似た雰囲気があり、またGould盤と同様にそれほどルバートを入れないところは好感が持てる。欲を言えばGould盤くらいテンポの一貫性を徹底してくれたらよかったけど。

2012-01-10 Ursula OppensのRzewski不屈の民変奏曲 このエントリーを含むブックマーク

f:id:long_island:20120110223846j:image:right去年買った盤の感想が続く。これは当初Vanguardから出ていたもの('78年録音)の、レーベルを変えての再発盤。全体的に指回りは悪くないが、録音のせいもあるのかダイナミックレンジというか強音での鋭さがもう一つで、そのためやや迫力に欠ける感がある。なお口笛は入っているが、蓋のslam音や叫び声、カデンツァは入っていない。

2012-01-02 Sergio TiempoのLiszt & Tchaikovsky協奏曲 このエントリーを含むブックマーク

f:id:long_island:20120102120043j:image:rightTiempoは久々に聴く気がするが、相変わらずぶっとんだ演奏を聴かせてくれる。Liszt死の舞踏の爆演というとMatsuev盤が記憶に残るけど、馬力のMatsuev、瞬発力のTiempoと言ったところか。Tchaikovskyもダヴルオクターヴのパッセージでは腕が鳴って仕方がないといった感じで、歳を取るに連れて大人しくなっていく人が多い中、彼もArgerichにようにこの芸風をずっと続けてもらいたい。

2012-01-01 2010年エリザベートコンクールピアノ部門ライヴ このエントリーを含むブックマーク

f:id:long_island:20120101141917j:image:right新年おめでとうございます。

去年買ったCDの感想がまだ少し残っているのでその続き。これは注文したのはだいぶ前だけど先月やっと届いたもの。入賞者の協奏曲の演奏が中心に収録されている。コンクールの様子はネットではほとんど見ていなかったので各演奏はこのCDで初めて聴いたが、その限りでは優勝のKozhukhinのProkofiev 2番はそれほどの演奏とは思わない(ソロではLisztタランテラも入っているがそちらも)。むしろ、多少瑕はあるが気合いの入ったFavorinのLiszt 1番、指回りの的確なMinnaarのSaint-Saens 5番、軽やかで愉悦感に溢れたBozhanovのMozart 17番、端正で隙のないKim Da SolMozart 20番あたりの方が印象に残った。

masamasa 2012/01/01 17:40 あけましておめでとうございます。

今年もブログを楽しみにしています。

kyushimaさんにCD紹介して頂くようになり5年近くになります。

私なりに良い情報も提供出来ればと思うしだいです。

kyushimakyushima 2012/01/02 12:07 ありがとうございます。本年もよろしくお願いします。