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”Piano e forte” このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007-12-10 Li YundiのProkofievピアノ協奏曲第2番ほか このエントリーを含むブックマーク

Li Yundi [B0010175-02]

Li Yundi(リ・ユンディ)/小澤征爾指揮ベルリンフィルによるProkofievのピアノ協奏曲第2番とRavelト長調協奏曲。この盤、国内盤はだいぶ前に先行発売されており、当時それを(それほど期待しないで)店内でちょっと試聴したところ、Prokofievの第2楽章のスピード感とキレの良さにビックリ、これは買う価値があると思ったのですが、持ち前(?)の貧乏人根性により輸入盤が出るまで待っていたものです。で、ようやくゲット。ちなみにProkofievの方のみライヴ録音です。

で、改めてProkofievを聴いてみたのですが、やはり良いですね。タッチが明晰でスピード感に溢れ、スポーティさというか爽快感といった面では手持ちのCDの中でも屈指と言ってもよさそうです。録音も優秀で、ピアノの音がとてもクリアに録られており、特に終楽章では通常オケの強奏で埋もれてしまうようなパッセージが聞こえてくるのはDGの録音技術の成せる業でしょうか(このあたりはZimermanのRachmaninov協奏曲の録音を思い出します)。正直Yundiというと、ショパンコンクール優勝以来、レコード会社の商業戦略もあってアイドル的な売り出され方をしてあまりよいイメージを持っていませんでしたし、実際デビュー盤のChopinアルバムを聴いたときも、特にソナタについてはあまり感心しないところがあったのですが、今回のようにメカニックが重要な鍵となる曲では彼の良さが映えるようです。(そういえばそのChopinアルバムでも3曲のエチュードではその精確さと明晰さに感心したものです。)ちなみに第3楽章は相当速いテンポで、出だしなどはほとんど行進曲かと思わせるほど。この楽章は本当はおどろおどろしい(グロテスクな)雰囲気が欲しいところなんですが、でもこれはこれで面白いかなと思います。(ただ25小節目や29小節目の高音部のパッセージがはっきり出ていないのは残念。)

併録のRavelの方はあまり印象に残らなかったのですが、そもそもこの曲はそれほど好きでないというか感度が高くないせいもあるので、聴く人が聴けばきっと何かしらの特徴があるのかもしれません。

ガリガリ 2007/12/10 23:27 ユンディ・リー辺りはkyushimaさんから一番縁遠いピアニストと(勝手に)思ってました。
私は彼のカンパネラを聴いて「安全運転」って言うのが第一印象でした。特にガヴリーロフ盤を聴いた後だと「やっぱりモノが違うよなー」って感じがして、最近のTVでの彼の演奏を聴いても余り感心しませんでしたがレビューを拝見して俄然興味が湧いてきました。しかしDGって言うのがネックですね。日頃ドキュメントやブリリアントにお世話になっている私としては「1CD=2千円」近い価格はかなり度胸のいる価格設定です(デムスのシューマン全集なんて13枚組で2000円しないのに・・・。でも発売日が変更になってばかりで発売されないなぁ、予約してるのに)。興味が有っても値段が高いのはホント困りモノですよね。例えばアムランとかロルティのCDも高過ぎますよね。タダでサンプルがもらえる評論家がうらやましい・・・。ついつい愚痴っぽくなりました・・・。失礼します。

masamasa 2007/12/11 00:58 ガリさんと同じくデームスのシューマンピアノソナタ全集を予約していて今日入荷しましたよ。ですのでもうじきガリさんの方にも入荷されるかと。

ガリガリ 2007/12/11 02:06 私のも昨日の内に発送済みでした。確認不足でしたね・・・。ちなみにデムスはまだ聴いた事が無く、一か八かで買ったんですがハズレの場合を考えるとちょっと怖いですね。いくら安いと言っても。個人的にシューマンを弾く人は曲を弾き切るテクニックがあってその上で何かしら個性を出して欲しいんで、チンタラ弾かれるのは困るんですよね。グルダと並び称される位なので下手ではないと勝手に思ってるんですが、今になって不安になってきました・・・。

名無しの笛の踊り名無しの笛の踊り 2007/12/11 22:19 デームスはコンクール・ピアニスト的なメカニックを期待すると裏切られますよ
「音楽の都ヴィーンの名匠」という骨董品みたいな人ですから
演奏自体は個性的でなかなか面白いと思いますが、「伝統」に全く興味ない方には猫に小判でしょうね

ガリガリ 2007/12/12 02:53 デームス早速聴いています。数枚聴いた程度ですが率直な第一印象は「とにかく事故が無いよう安全第一。とり合えず全曲こなしますか・・・」って言う感じです。謝肉祭の出だしにはびっくりしましたけど。しかしシューマン独特の対位法的な部分も結構こなしていますし、現段階ではこの値段なら買って損ではなかったです。イメージとしては年取ったアラウから重厚さをなくした演奏。指回りは年取ったアラウよりかは多少良い程度。若い時のアラウとでは技巧的には比較になりません。う〜ん、生まれた年がワイセンベルクやグルダと言ったテクニシャンと近かったから多少の期待はしていたんですが、正直私が勝手にイメージしていたのとは大分違っていました。

masamasa 2007/12/13 01:07 デームスのシューマンを聴いてます。デームスの演奏はオムニバスで聴いたことがありましたがその時のかなりキツメに調律された固い音よりは少し柔らかめで今回はまだ良かったです。 個人的には彼には最初からテクニックを期待して買ったわけではないので、良い買い物をしたと思っています。 名無しさんのおっしゃるようにオーストリアの重鎮なので雰囲気や伝統を重んじた演奏という点では楽しめました。

名無しの笛の踊り名無しの笛の踊り 2007/12/13 20:02 追加情報
メカニックの良い人達で構成された5枚組がありますよ

Piano Works: V / A【CD】-シューマン/音楽/HMV
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2612679

演奏者と曲目が記載されてませんが、私の手元に実物があるので転写

コラール《謝肉祭》《交響的練習曲》《クララ・ヴィークの主題による即興曲集》《ソナタ3番》《アベッグ変奏曲》《ロマンス》
チッコリーニ《子供の情景》
ベロフ《クライスレリアーナ》《幻想曲》《森の情景》《フモレスケ》
ワイセンベルク《ダヴィッド同盟舞曲集》《ソナタ2番》《アラベスク》
リヒテル《蝶々》《ヴェニスの謝肉祭》
ロンクィッヒ《暁の歌》
バシキーロフ《色とりどりの小品》抜粋

届いたばかりでまだ聴いてませんけど、錚々たる顔ぶれですね

masamasa 2007/12/13 22:06 お〜豪華な顔ぶれですね。値段も手頃ですね。カートへ直行。
名無し様は個人的にはデームスのシューマンは評価されますか? 僕は意外と良いと思っていますけど。

XXVIIIXXVIII 2007/12/14 00:42 紹介されたCDとは無関係な雑談は出来れば控えてもらえませんか

NOBUNOBU 2007/12/19 06:12 初書き込みです。ユンディ・リの技巧は素晴らしいですよね。
以前彼のスペイン狂詩曲を聴きましたが細部まで技巧が安定していて感心しました