2010-05-24 Alexander MelnikovのShostakovich 24の前奏曲とフーガ Scriabinでも強く感じたが、Melnikovの音色やタッチをコントロールする能力はやはり刮目すべきものがある。今回のShostakovichもすべての音が滑らかにコーティングされているかのよう(Fellnerの平均律を思い出させる)で、特に弱音での柔らかく陰影に富んだ音色は素晴らしい。解釈にも(例えばテンポ設定で)彼の個性が現れており、この曲のディスコグラフィーに、また1つの必聴盤(?)が加わったという感じである。