David Theodor SchmidtのJ.S.Bachパルティータ第1,2番ほか

最初に聴いたパルティータ第6番を含むBachアルバムが強く印象に残っているSchmidtが、今度は1,2番とLiszt編のオルガンのための前奏曲とフーガ3曲を入れたアルバムをリリース。早速聴いてみたのだが、結果はちょっと期待ハズレ。特に2番の方は推進力というか切迫感といったものが感じられず、沈着冷静と言えば聞こえはよいが、どこかぼんやりとした微温的な演奏。1番の方は牧歌的な曲調なのでそれでも2番ほど不満は感じないが、やはり彼の特長があまり見えない。Liszt編の3曲もキレの点でも表現の点でも平凡な出来であった。