Alexej GorlatchのBeethovenピアノ協奏曲第3番ほか

メインの協奏曲第3番のライヴも佳演であるが(そういえば優勝した浜コンでも弾いていた)、それより印象に残ったのが併録の第1番ソナタ(こちらはスタジオ録音)。1番というとたいていはソナタ全集の1つとして、あるいはOp.2の3曲の1つとしていわば抱き合わせで録音されることが多く、この曲だけ取り上げるということはあまりないと思うが、今回敢えてそうしただけのことはあり、特に奇を衒っているわけではないのだが、真摯に突き詰めればここまで充実した演奏になるのかと感銘を受けた。Gorlatchは浜コンでも1次で弾いたテンペストが1番印象に残っているし、今Beethovenのソナタを弾かせれば一番期待できるピアニストかもしれない。(チクルスでも録音しないかな。。)