伊藤計劃氏逝去。

 伊藤計劃御大が亡くなられた。


 http://d.hatena.ne.jp/Projectitoh/
 http://home.att.ne.jp/iota/aloysius/someone/days/days0903.htm


 こういうとき、僕はこのブログでどういうことを書けばいいのか分からない。
 ただ本当に寂しい。これからだと思っていたのに。
 氏は自身が死の淵に立って「生とは何か」というテーマに取り組んだ本当の作家さんだった。
 氏が僕らに遺してくれた作品は長編が3作。

 そして短編が2作。

 この内『The Indifference Engine』は短編集・虚構機関に収録されている。
 『From the Nothing, with Love』だけがまだ文庫・単行本未収録ですが、そのうち早川か創元が何かに収録してくれると思います。


 SPOOKTALEの頃からのファンだった私にとって、氏から受けた影響はあまりにも大きいもので、氏の言葉は確実に僕の一部でした。
 キャシャーンの映画をあんなに好きになれたのは、間違いなく氏のおかげです。


 確実に貴方の語った言葉、貴方の語った物語が、今も私の一部を成しています。
 僕が物語について、フィクションについて考えるとき、傍には貴方の言葉がありました。
 だから伊藤計劃御大、本当にありがとうございました。
 貴方は最高でした。
 貴方の語る物語を、もっと見てみたかったです。