『「企み」の仕事術』_Posted at 23:22

阿久悠
過去のヒット曲を取り上げながら
自身の仕事の取り組み方を
熱く語るビジネス本。


「『歌謡曲らしくない』『歌らしくない』」(p172)
と言われる個性的な企みは
「A面としては危険すぎる[…]
あわやB面になりか」(p34)けるほどであった。

彼のミリオンヒットは
「どんな仕事にもすべて価値がある」(p162)
「つまらない仕事を
つまらないまま終わらせない」(p164)
と積極的なアプローチが
その下地にあるのは明白であろう。


「日常の飢餓感」(p102)を察知し
非日常と夢を歌(詞)で表現できたところに
自分の成功があると彼は振り返っている。

時代のニーズと
自分の欲求と
ちょっとした冒険心
(「本能に訴えるような企み」(p34))。
どんな職種の成功にも
相通じるものがありそう。