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2011-10-11

【電書ちゃん】EPUB 3.0が正式勧告されたわよ

電書ちゃん

電書ちゃん:
お久しぶりね。半年以上の放置プレイに耐え忍んでいるみんなの健気な電書ちゃんよ。
電書ちゃん:
ろすちゃんはいません。「締切」とか「納期」とかに怯えながらどこかに雲隠れしてるらしいわ。仕事のできない男ってカッコ悪いわね。
電書ちゃん:
あんな出来損ないのことは放っといて、本題なんだけど10/11に EPUB 3.0 が勧告仕様(Recommended Specification)として確定したみたいよ。
IDPF会員による投票では反対ゼロだったんですって。ひとまずめでたしめでたしってとこかしら。ワーキンググループの皆さんお疲れ様♡ Charterの作成から一年半の道のりだったわね。
電書ちゃん:
こんな記念すべき日に顔を見せないなんて、ろすちゃんってつくづくダメな男。
電書ちゃん:
え、いつからEPUB3.0の日本語本が読めるようになるのかって? そうねえ、確かに仕様は出来たけどいろいろ環境整備は必要よね。ろすちゃんにもこのまま生き恥を晒すことなく綺麗に消えていって欲しいところだけどもう少しやることはありそうね。今は小規模のプレイヤーのほうが身軽に対応できるのかも。気長に待つことね。
電書ちゃん:
巨大なテクノロジー企業のアマゾンさんだって3年がかりで地道に電子書籍市場を作ってきたわけだし、ずっといろいろサボってた日本のあんたたちが一朝一夕に電子書籍の恩恵を享受できるなんて虫が良すぎる話だと思わない? 特に関係者は盛り上がったり落ち込んだりしないで地道に取り組むのよ、いいわね?
電書ちゃん:
はあ、身近にカジュアルな感覚で暴力をぶつけられる人がいないと張り合いがないわね。今日のところはオシマイにするわ。
あっちでカルピスでも飲もうっと。今日は記念日ってことで奮発して牛乳で割っちゃうわよ〜♪
じゃあね


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電子書籍のいろんな話題について、会話形式で楽しく考えてみる連載企画です。入門者向けの内容からマニアックな内容まで気分次第でランダムに掲載します。君も電書ちゃんシリーズを読んで友達に差をつけよう。

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しばしば暴走気味の記事を書いては電書ちゃんに怒られている毎日だよ。
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2011-01-05

【電書ちゃん】新春だらだらトーク

ろす:
改めまして、新年あけましておめでとうございます。
今日は新年のバラエティ番組みたいにざっくばらんなトークでお送りします。
電書ちゃん:
メリハリなくダラダラした、あの感じね。

gihyo.jpの新年企画に参加したよ

ろす:
え、えーとまず、技評さんの新年企画に参加させて頂きました。未読の方はどうぞよろしくお願い致します。

電書ちゃん:
これが前のエントリで言ってた「元年」ネタね。ふうん、文学者が「文学」批判をして文学の命脈を保ってきたみたいに、あんたは「元年」批判をして立ち位置をゲットしようとしてるのかしら。
ろす:
いや、何度も「元年」を繰り返すのではなく、着実に二年目を積みましょうよ、という。
電書ちゃん:
あんた去年の記事で散々「元年」連呼してたから、今更今年が「元年」です、とか言えないだけじゃないの。
ろす:
ゲフンゲフン...まあ、できるだけいろんな話題を網羅しようと思ったんだけど、雑誌系の話とか電子図書館の話とか著作権とかメタデータとかクラウドとか、カバーしきれなかったトピックいろいろあったなあ。
電書ちゃん:
「〜と筆者は思います」ですって、クスクス。ねえねえ、「筆者」さんて誰? 教えて教えて、誰のこと?
ろす:
う、うるさいっ!
電書ちゃん:
背伸びして慣れない文体使うから、こっちがおかしくなっちゃうじゃない。それから、調子に乗って著者欄にリアル写真載せちゃったわね。あーあ、あんたの写真なんか誰が喜ぶのかしら。おまけにあんたが着てるパーカーなんだけど、あたしユニクロで売ってるの見たことあるわ。
ろす:
そうそう、しかも近所の人も同じやつ買っててさ、散歩ですれ違ったら着てる服被ってんの...って何を言わされてるんだ俺は。
電書ちゃん:
まあ、あんたみたいなポッと出の人間が記事を書かせて貰えているって事実が、日本の電子出版事情のカオスっぷりを端的に表しているという、ね。
ろす:
だが、それがいい。

EPUB 3.0が日本語正式対応とかいうじゃない?

ろす:
話は変わるけど、年末に毎日新聞さんがEPUB日本語対応の記事を掲載して結構話題になってたね。

電子書籍標準化団体「国際電子出版フォーラム(IDPF)」の電子書籍の閲覧方式「EPUB(イーパブ)」が来年5月、日本語に正式対応することが28日、分かった。

電子書籍:世界標準、日本語も対応 EPUB縦書き可能に
電書ちゃん:
よかったじゃないの、いろんな人に知って貰えて。
ろす:
うーん、でも何でこのタイミングだったのかねえ?
別に11月あたりからEPUB 3.0での日本語組版サポートに関してはステータスほとんど変わってないと思うんだけど。すでにEPUBのEditor's DraftにはCSSのText ModuleやWriting Modesを参照することは書いてあったし、Publickeyさんでも記事にしてた。JEPAではセミナーもやってWebkitで縦書きを表示するデモもやったしUstreamで放映もした。僕だってeBookジャーナルvol.1に記事を書いた。Twitterでも情報は流してた。
電書ちゃん:
そういった情報を毎日新聞さんが知ったのが12月28日だってことでしょ。もっともこの記事に主語はないんだけど、どう見ても隠れた主語は毎日新聞さん。「主語/主体/subject」がなくても成立しちゃうんだから日本語って不思議よねえ。
ろす:
新しいところでは、「主体性」がなくても成立しちゃう内閣なんてのも出てきたね。
電書ちゃん:
でもこのニュースについては喜んでいいんじゃないかしら。ほら、前にも言ったけど、あんたって小さな島宇宙の内部でしか通用しない哀れな人間じゃない? マスメディアで取り上げてもらったおかげで島宇宙の外にも情報が伝わったんだから、よしとしなくちゃ。
ろす:
君に哀れまれる覚えはない。あと気になるのは「日本語に正式対応する」って書いてあること。ええと「正式対応」って何すか? 特に最近、日本語組版に関してIDPFの決定事項とかないんですけど。5月の最終仕様がリリースされるより前に、「正式」の名を冠することができるステータスってあったかしらん。いや、別にEPUB 3.0に縦書きやルビが入る可能性は激アツテッパンではあるんだが、何て表現すればいいんだろうね、このモヤモヤした感じは。
電書ちゃん:
「見知らぬ人たちがあたしの誕生日を勝手に祝ってくれてるけど、本当はあたしの誕生日来月なんです」感?
ろす:
長い。それ長すぎるよ、電書ちゃん。
電書ちゃん:
細かいわねえ。前から思ってたけど、あんたたち日本のEPUB系の人は生真面目過ぎるのよ。今のEPUB 2.0.1でも横書きなら日本語の本は作れるし、拡張としてルビもつけられるし、ブックリーダの実装で縦書き、禁則も対応はできるでしょう。それを「EPUBでは縦書きやルビなど日本語組版のサポートが不十分」とか律儀に言っちゃうもんだから「EPUBで日本語の本は作れないんですね、わかります!」とか早合点する人たちもでてきちゃう訳じゃない。
いい? ろすちゃん。 自分にとって都合の良いニュースは、そこに一割くらい嘘が含まれていても積極的に利用しなさい、それができないうちはまだまだろすちゃんもひよっこね。
ろす:
ピヨピヨ
電書ちゃん:
ピヨピヨ

eBookジャーナル創刊セミナーでお話します

ろす:
で、今度はさっきツッコんだ毎日新聞さんではなく毎日コミュニケーションさんなんですが、eBookジャーナル創刊セミナーに登壇することになりました。
電書ちゃん:
ちょっとちょっと、もう一人の講師、あの植村八潮さんじゃないの。凄いカップリングね。植村さんの後にお話するなんてご愁傷様。『東方紅魔郷』で言えばレミリア・スカーレット(ラスボス)の後にチルノ(2面ボス)が登場するようなもんでしょ。同じeBookジャーナルでも植村さんは巻頭のカラー写真付きインタビュー、あんたは後ろの方にちんまりモノクロ記事だったわよね。
ろす:
正直、知ったときはかなり動揺した。てゆうか電書ちゃんの口から『東方紅魔郷』が出るとは意外。
電書ちゃん:
おまけに、植村さんといえば例の交換(中間)フォーマットの提唱者よね。あんたあのフォーマットのことブログで散々叩いてきたじゃない。あーあ、気まずーい。
ろす:
うーん、実はそうでもなかったりする。むしろ植村さんと同じ場所に登壇するのは光栄だし、楽しみですらある。機会を作ってくれた毎コミさんには感謝しなくっちゃ。
国際標準化に関する論点を除けば、交換フォーマットの策定は、もう動き出してしまったプロジェクトだし今更どうこう言うつもりはないよ。より良いものを作ってください。
電書ちゃん:
ふーん。
ろす:
この辺は僕もいろいろ語りたいことがあるから、別途エントリを起こすことにしようかな。
電書ちゃん:
次回にネタを引っ張るわけね。
ろす:
ひとまず、今回はこの辺で。いろいろ電子出版が直面する課題は多いけど、今年も頑張っていきまっしょい。
電書ちゃん:
しょいしょい。


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2010-12-31

【電書ちゃん】さらば「電子書籍元年」

f:id:lost_and_found:20101214004643p:image:right:w200

ろす:
うわああああ、俺はもうお終いだあああ
電書ちゃん:
…………。
ろす:
電子書籍元年」が終わっちゃうよおおおおお。来年になったらこんな弱小ブログ誰も読んでくれなくなるに決まってるんだ。まるで紅白歌合戦に呼ばれた一発屋芸人みたいにね。
電書ちゃん:
…………馬鹿みたい。あんた12月に一回もブログ書いてなかったわよね。それを今更、宿題抱えた夏休み最終日の「の○太君」みたいに狼狽えてみせて、見苦しいったらないわ。
ろす:
電子書籍元年」が終わるっていうのに随分冷静なんだね、電書ちゃんは。
電書ちゃん:
今年が終わっても来年があるもの……
ろす:
え!?
電書ちゃん:
今年は多分3回目だから……
ろす:
どこかで聞いたような台詞を。
電書ちゃん:
うん、言ってみたかっただけ。
ろす:
実は僕も狼狽してみたかっただけ。

電書ちゃん:
はあ、「電子書籍元年」と盛り上げてみせるのも、それがn回目の電子書籍元年であることを指摘する光景も、お約束過ぎて新鮮味がないわね。
ろす:
電子書籍元年」とか騒いでた割に肩すかしだったとか、シニカルに構えた意見もちょっと違和感。
電書ちゃん:
世に言う「元年」てパッとしないもんでしょ。明治元年になった途端、チョンマゲ袴のお侍さんが、ザンギリ頭と洋装になったわけでもあるもまいし。
ろす:
過剰な期待も失望も結局ノイズだなあ。
電書ちゃん:
来年こそは「電子書籍元年」になる、とか言ってる人もいるわね。
ろす:
絶対反対。2010年は成果がなかったのでチャラにしましょう、と言われているみたいで不愉快。「紙か電子か」とか「イーパブってなんすか、エッチなパブっすか?」みたいな話をしなくて済むようになっただけでも前進だよ。
電書ちゃん:
もう「元年」ネタはこの辺にしときましょうよ。どれだけ語っても与太話の域を出ないじゃない。
ろす:
げ、新年の某原稿に「元年」ネタ使っちゃった。
電書ちゃん:
結局あんたも「元年」にかこつけた売文してたわけね、ガッカリだわ。

ろす:
それでは皆さん2011年も当ブログをよろしくお願いします。
電書ちゃん:
ひどい、2010年があと20分もないから無理矢理記事を終わらせるなんて。ああ、もうイライラするっ。

f:id:lost_and_found:20101214004642p:image:h300

©(有)JCN&ガラクタ

今回は絵師さんに新しいイラストを描いて頂きました。

Mっ気の強い僕は電書ちゃんにこんな視線で見つめられるとゾクゾクきちゃいます。

なかなかブログ更新できず年内ぎりぎりの公開になってしまいごめんなさい。

皆様よいお年を、てゆうかあと数分であけおめ。


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ゆっくりした結果がおれだよ。

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