Hatena::ブログ(Diary)

ロストテクノロジ研究会 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2016-05-12

産業技術総合研究所の寒川旭客員研究員(地震考古学)は焼山噴火と南海トラフ地震の関連に注目する『新潟焼山で小規模噴火…警戒レベルは「1」維持』。読売新聞 5月6日(金)22時3分配信。

07:36 | 産業技術総合研究所の寒川旭客員研究員(地震考古学)は焼山噴火と南海トラフ地震の関連に注目する『新潟焼山で小規模噴火…警戒レベルは「1」維持』。読売新聞 5月6日(金)22時3分配信。を含むブックマーク 産業技術総合研究所の寒川旭客員研究員(地震考古学)は焼山噴火と南海トラフ地震の関連に注目する『新潟焼山で小規模噴火…警戒レベルは「1」維持』。読売新聞 5月6日(金)22時3分配信。のブックマークコメント

新潟焼山で小規模噴火…警戒レベルは「1」維持

読売新聞 5月6日(金)22時3分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160506-00050116-yom-soci

 気象庁は6日、新潟焼山(やけやま)(2400メートル)でごく小規模な噴火が発生したと発表した。

 山頂から半径1キロは今年3月に立ち入りが規制されており、噴火警戒レベルは「1(活火山であることに留意)」を維持する。

 同庁によると、同庁職員が6日、上空からの観測で山頂付近に火山灰が積もっているのを確認し、ごく小規模な噴火が起きたと判断した。噴火の時期は特定できていない。焼山では昨年夏頃から山頂東側の斜面で噴煙がやや高く上がり、昨年12月下旬からは噴煙量も増加。今月に入って火山性地震が増えていた。

 焼山では1974年夏に噴火が起き、山頂付近にいたキャンプ中の学生3人が犠牲になった。同庁は今後の火山活動の推移に注意するように呼び掛けている。

最終更新:5月6日(金)23時6分

-----------

遺跡からの警告 南海トラフ編 正平地震/5止 新潟焼山が大噴火 /徳島

毎日新聞2016年3月1日 地方版

http://mainichi.jp/articles/20160301/ddl/k36/040/528000c

20キロ近く走った火砕流

 新潟県西部の妙高市糸魚川市に、約3000年前の縄文時代後期に生まれた活火山・焼山(2400メートル)がある。南海トラフで正平地震(1361年)が起きた14世紀に大噴火火砕流日本海へ向かって駆け下った。

 火山地質学者の早津賢二さん(71)は「焼山のマグマは雲仙・普賢岳長崎県)に似て粘り気があり、火砕流が起きやすい。歴史時代に4回マグマ噴火し、3回は火砕流を出した。今、日本で最も活動的な火山の一つです」と話す。

 信州大や京都大で火山地質学を研究し、1978年に妙高市へ帰郷。妙高火山研究所を設立して山々を丹念に歩き、重なり合った溶岩や火山灰の年代を調べてきた。

 焼山は糸魚川静岡構造線のすぐ東にある妙高火山群の一つで、標高約2000メートルの山肌からマグマが噴出して誕生した。焼山だけの高さは約400メートルで、山上におわんを伏せたような格好だ。火山としては、まだ赤ちゃんくらいの年齢という。

 放射性炭素や古地磁気による年代測定、遺跡との上下関係などから、焼山は約3000年前、約2500年前、平安時代または鎌倉時代、14世紀、1773年にマグマ噴火したと考えられている。

 14世紀の噴火は爆発的で、火山灰は広範囲の遺跡などで出土。さらに火砕流の堆積(たいせき)物が1985年、約20キロ離れた立ノ内遺跡糸魚川市)でも見つかった。日本海まで約1・5キロの場所だ。

 「91年に雲仙・普賢岳で発生した火砕流の到達距離は5〜6キロ。14世紀の焼山は、その約3倍だ。焼山で火砕流が出たのは1773年が最後で、いつまた起きてもおかしくない」と早津さん。

 動乱期だった14世紀は国の正史もなく、文献が少ない。地元でも、焼山麓の早川谷(糸魚川市)に「大国主命に追われた賊が大蛇となり、麓の池にすみ着いた。やがて噴火で池が押し払われ、洪水が起きた」という伝承があるくらいだった。

 ところが1981年の地質調査で、平安時代鎌倉時代の焼山噴火で溶岩が川をせき止めて湖ができ、14世紀の火砕流で埋まったと分かった。

 「湖の位置や状況が、伝承とそっくりで驚いた。大蛇が溶岩の比喩なら、14世紀の一つ前の噴火も昔話に生きていたことになる。災害史研究には中央から見た歴史だけでなく、郷土史などいろいろな分野の専門家の協力が必要だ」と言う。

 一方、産業技術総合研究所寒川旭客員研究員(地震考古学)は、噴火南海トラフ地震の関連に注目する。焼山は、1852〜54年と1949年にも水蒸気噴火安政東海南海地震(1854年)と昭和南海地震(1946年)に近い。

 「太平洋側で巨大地震が近づくと、日本海側でも地震や火山活動が起きやすいようだ。三陸沖の貞観地震南海トラフで仁和地震が起きた9世紀は、長野県新潟県などで地震があった。東日本大震災が発生し、次の南海トラフ地震が近づく今、焼山の噴火史解明は意義がある」と寒川さん。

 自宅2階の窓から焼山を見るのが日課という早津さんは、2015年末から噴気の量や噴気孔が拡大しているのを見逃さない。「噴火の前兆に関する資料が全くない焼山では、わずかな変化にも注意が必要。積雪時の噴火は、雪が解けて泥流が起きやすい。十分に警戒を」と呼び掛けた。=この項おわり

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/losttechnology/20160512/1462574202