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2018-09-12

委託撮影。

21:30 | 委託撮影。を含むブックマーク 委託撮影。のブックマークコメント

デジカメが登場してしばらくの間。手ぶれ補正機能は存在してなかった。

深夜撮影するときは皆、カメラを置いてタイマー使って低速シャッターを切っていた。あるいは三脚

もしくは外付けフラッシュを用いて天バン(天井バウンス)で撮影していた。

現在。そういう時代でなくなった。夜間も昼間と同様に撮影する。

高感度素子が登場したとき「ISO10万で夜間でも昼間のように撮れる!」と大騒ぎになったのだ。いまはそれは普通のことである。

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ニュージーランドにX100を持ち込んだ。撮影旅行と考えて向かった。

初期不良で絞りが故障してて何もできずに帰る。それでも夜間のオークランドは美しかった。

F2解放、SS1/30、ISO1600。夜間にたまたま撮れたものがあった。手ぶれ補正なしで十分である。

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X100Fで画素数2倍。そういうわけにいかなくなった。

2400万画素はしばらく前の中判カメラの画素数である(2005年のカメラ MamiyaZD が2000万画素ちょっとです。現在はスマートフォンでも昔の中判以上の解像力である。2005年当時の一眼レフCANON EOS 5D が1200万画素、オリンパス E-500 は800万画素)。この解像力では簡単にぶれてしまうのだ。

1/30秒で静止するよう練習するがうまくいかない。微ぶれしてしまう。おそらく原理的に無理である。画像サイズを縮小して1200万画素相等にすると手ぶれは起きていないのだ。

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振動の原因はカメラを保持する身体の構造にある。複数の関節があり、それぞれ異なる周期を発生させるのだ(※カメラの手ぶれ補正はその周期を計算して制御してます)。

かなりのぶれが腰から下から発生する。股関節と膝と足首だ。小脳が自動的にバランスを制御している。意識とは別に無意識的に自律的に動いてる。

ぶれを抑制するには稼働する関節の数を少なくする。骨盤を固定すればいいわけだ。

両足フリーな状態ではシャッター速度1/125秒。腰を委託できる場を見つけたらすかさず寄りかかって1/30秒。ダイヤル回して切り換える。ISOは自動的に調整される。

時に転がり、立ち上がり、ぶつかって壁に体を貼り付ける。その度ごとにシャッターダイヤルを回す。

委託撮影である。

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こんな風にえらそうに書いてますがもちろん先行する先生がいる。『アジアン・ジャパニーズ』著者小林紀晴氏はタイで街灯下で人物を撮影した。手持ち。ノーフラッシュ。シャッター速度1/4秒。ぶれを抑制するために自身も身体を電柱に寄りかけて撮ったのだ(←と記憶してますが間違いかもしれませんよ)。

私は自分の最初の本で参考画像を外注しなくてはならなかった。画像は著者が用意するべきものなのだ。

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