安藤裕子 Acoustic Live Tour 2016 in 神戸朝日ホール

遂に最終公演、神戸に行ってきました。

安藤さんの喉の調子も今ひとつのようで、
もっさんとタカシさんもどことなく疲れが見え、
慣れないホールの音響にもちょっと苦労されていましたが、
今年を締めくくるに相応しい、体当たりのライブを見せてくれました。

りりぃさんに捧げた忘れものの森の演奏中、
目を瞑って微動だにしないタカシさんの姿が印象的でした。

しかし、問うてるは危なかったです(笑)

さて、次は京都です!

h.

安藤裕子 Acoustic Live Tour 2016 in 東京国際フォーラム

今日の安藤さんのライブ、素晴らしかったです。

横浜とほぼ同じセットリスト(数曲入れ替え、曲順変更あり)ですが、
特に新曲群は歌いこまれてきたせいか、横浜の時よりも良かった気がします。

ちょっと時間が取れなくて詳しくはまた書ければと思いますが、
改めて安藤裕子というアーティストの特別感を感じたライブでした。

ふとした歌い出しの数小節(というか場合によっては数音)で
あそこまでグッと心を掴まれるアーティストを私は他に知りません。
海外を含めてもです。

単に歌が上手い、曲が良いというのなら、何人もいるのかもしれませんが、
そういうこととは別に安藤さんには安藤さんにしかない何かがあります。

来週の神戸も楽しみです。

K.

安藤裕子 Acoustic Live Tour 2016 in 神奈川県立音楽堂


安藤さん2年ぶりのアコースティックツアー初日。神奈川県立音楽堂です。
桜木町は15年ぶりくらいですが、こんな雰囲気の街だったかな、とちょっとびっくり。
Salyuさんのせいで(笑)、雨が降っていたせいもあるかもしれません。
思わず「One more time,One more chance」を口ずさんでしまいます。

さて、今回のセットリスト、なかなか興味深かったです(もちろん良い意味で)。

冒頭の「抱きしめたい」のカバーでまず度肝を抜かれ(あんなに場末感を出さなくても(笑))、
まさかのアフロ登場(しかも二人も)、予告どおりの観客ラッパー?登壇、
そして新曲・アコースティック初披露曲満載と盛りだくさんでした。

安藤さんの歌唱力・表現力はどんどん上がっている気がします。
数年前の不安定さはどこに行ってしまったのかというくらいです。
その一方で、ご自身も折に触れおっしゃっていますが、
作り手としての安藤さんがどうなって行くのかが少し心配です。
安藤さんの楽曲の良さは、音楽家とは思えない自由さからくる部分が大きいと思います。
メロディはもちろん、詞の音への乗せ方などとても独特だと思います。
その独特さや自由さが、歌い手としてのレベル上がっていくとともに、
逆に失われて行ってしまわないかが少し心配です。
ほかの作家の提供曲をうまく歌えば歌うほど、
安藤さん本来の自由さに制限が出てきてしまわないとよいのですが。
とはいえ、彼女は紛れもない“天才”ですから、
きっとまた素晴らしい曲を生み出してくれると信じています。

しかし、「ほととぎす」のアレンジ、素晴らしかったです。
鳥肌ものでした。是非音源化してほしいです。Tシャツの歌詞の曲も是非(笑)


K,



<Set List>

01 抱きしめたい(はっぴいえんどカバー)
02 森のくまさん
03 おまつり‐フェンスと唱おう‐
04 のうぜんかつら(リプライズ)
05 ほととぎす(リプライズ)
06 霜降紅白歌合戦
07 雨とパンツ(新曲)
08 少女小話(新曲)
09 隣同士(新曲)
10 溢れているよ
11 忘れものの森
12 たとえば君に嘘をついた
13 グッド・バイ
14 Last Eye
15 Touch me when the world ends

En01 アメリカンリバー
En02 問うてる

安藤裕子 Live 2016「頂き物」 森ノ宮ピロティホール&中野サンプラザ

個人的になかなか忙しいここ最近ですが、
これだけは外せません。
とはいえ、当初東京公演しか行く予定はなかったのですが、
ひょんなことから大阪公演にも行けることになりました。

両公演とも、本当にSpecialな、素晴らしい夜でした。
安藤さん、ここ1〜2年で、本当に歌がうまくなりましたよね。
今回はゲストも錚々たるメンバーでしたが、
自分が安藤さんファンであることを割り引いても、
安藤さんが一番声が出ていたし、表現力も素晴らしかったと思います。

でも、個人的には、東京公演で峯田さんが言っていたことが、
多くの安藤さんファンの気持ちを代弁していたと思います。

歌い手として大きく成長された安藤さんが、今後どのような曲を生み出していくのか、
非常に楽しみです。


では、簡単に両公演の感想です。

大阪公演の影の主役の一人は、間違いなく、ドラムスのあらきゆうこさんだったと思います。
いまだかつて、安藤さんのライブで、あんなに力強く、正確で、ソリッドなドラムを聴いたことがありません。
安藤さんも心なしか、最初の数曲歌いづらそうに見えました。
自分も、気付くと、あらきさんのドラムに聴き入ってしまうということが何回もありました。
良い意味で異質というか、安藤さんの歌とあらきさんのドラムが混じらずに、
ぶつかり合って、高めあっているような感じでした。

ちなみに、一転、東京公演では、それほどあらきさんのドラムに気を取られなかったのは、
自分が慣れたのか、あらきさんがちょっと何かを変えられたのかはよくわかりませんでした。

そして、個人的に衝撃を受けたのは、ゲストの峯田さんです。
峯田さんを生で見るのは初めてだったのですが、
ああ、本物の”タレント”っていうのは、こういうのをいうんだなぁ、
というオーラがぷんぷんと出ています。
しかも、昔の?体育教師みたいなジャージ姿にもかかわらず、です(笑)

どうしたら、「のうぜんかつら」をああいうふうに歌おうと思えるんだろう。
彼が歌いだした瞬間に、鳥肌が立って涙が出そうになりました。

しかし、歌詞を間違えたことを安藤さんにいじられた峯田さんが言った、
「(間違った歌詞が)出てきたものはしょうがない」という、
粗相をした三歳児みたいなコメント(失礼)(笑)を聞くだけでも、
彼の音楽に対するスタンスというか、紛い物ではないリアルを感じました。

イメージ的に、大阪のお客さんはノリが良いのかなぁと思っていましたが、
この日は、皆さん割と聴き入っている方が多かったように思います。
私も、演奏の質というか、濃さという点では、大阪公演の方がよかったように思います。


東京公演は、もう完全にお祭りでした。
とにかく楽しかったです。
こんなに盛り上がったのは、スカパラと演った時以来かな。

おみそさんの会場一周ランニングから始まり、
スキマスイッチがまさかのカメラマンとして客席に潜伏していたり、
ラストには安藤さんにも内緒の大塚愛さんのサプライズ出演もありました。

そして、安藤さんが音楽の道に入るきっかけとなった曲を
Charaさんご本人とデュエットするという感動的な一幕もありました。

そして、冒頭でも書きましたが、峯田さんが次のようなことを言いました。

”安藤さんの声(歌)というのは、ビブラートとかファルセットとか、
 歌唱技術が生まれる前の、つまりはそういった歌い方を始めた最初の人のような次元で歌っているように思う。
 だから、うまく歌おうとかじゃなくて、疑念とか、弱いところとかを含めて安藤さんの歌なので、
 これからもよい曲をたくさん作り続けてください。”

この安藤さん評は、個人的にものすごく共感できました。
そして、峯田さんの音楽も同じようなところにあるように感じました。
なんというか、安藤さんの声って、動物とか、下手したら宇宙人にも伝わるのではないかと思わせるところがあります。
それはもう、練習でどうにかなるものではなく、本当の”タレント”なので、
是非これからも素敵な曲を作り続けていただきたいです。

さて、次は秋から始まるアコースティックツアーです。
こちらも非常に楽しみです!

T.



<set list>

■5.15(日)大阪 森ノ宮ピロティホール

01 Silk Road
02 ロマンチック
03 ないものねだりのI Want You(C-C-B カバー/w:DJみそしるとMCごはん
04 霜降紅白歌合戦(w DJみそしるとMCごはん
05 360°(ぜんほうい)サラウンド
06 骨(w:峯田和伸
07 のうぜんかつら(リプライズ)(w:峯田和伸
08 輝かしき日々
09 溢れているよ
10 再生
11 海原の月
12 Touch me when the world ends(w:大塚 愛)
13 鬼(w:大塚 愛)
14 やさしいだけじゃ聴こえない
15 Break These Chain(Chara カバー)
16 夢告げで人
17 Last Eye
18 聖者の行進

EN1 アメリカンリバー
EN2 問うてる(w:ALLゲスト)

                                                          • -

■5.21(土)東京 中野サンプラザホール
01 Silk Road
02 ロマンチック
03 ないものねだりのI Want You(C-C-B カバー/w:DJみそしるとMCごはん
04 霜降紅白歌合戦(w:DJみそしるとMCごはん
05 360°(ぜんほうい)サラウンド(w:スキマスイッチ
06 世界をかえるつもりはない(w:スキマスイッチ
07 骨(w:峯田和伸
08 のうぜんかつら(リプライズ)(w:峯田和伸
09 輝かしき日々
10 溢れているよ
11 再生
12 海原の月
13 やさしいだけじゃ聴こえない(w:Chara
14 Break These Chain(Chara カバー/ w:Chara
15 Touch me when the world ends
16 夢告げで人
17 Last Eye
18 聖者の行進

EN1 アメリカンリバー
EN2 問うてる(w:ALLゲスト)

安藤裕子 Premium Live 2015 〜Last Eye〜 六本木EX THEATER

2015年を締めくくるにふさわしい素晴らしいライブでした。

会場の空調の調子が悪いのか、非常に乾燥した空気の中、
序盤は声があまり出ていなくて少し心配になりましたが、
最近の安藤さんは、ここからの立て直しがすさまじい。

精神的な強さに加え、それを支える肉体的強さと歌唱テクニックで、
グイグイと修正して、気付けばいつも以上に素晴らしい歌声になっていました。
時間が経つにつれ、心なしか、二の腕も引き締まってきたように見えます(本当に)。

夜と星の足跡〜からLast Eyeにかけては圧巻で、
特に、身体全体で表現する夜と星の足跡〜は、
まるで一つの舞台芸術を見ているようで、
個人的には今日のハイライトでした。
(安藤さんて、腕と指が長いのかな。
バレエ的な動きが非常によく似合います。
しかし、本当にきれいです。)


NIRVANAのカバーも、サビ前の歌声が、
驚くほどカート・コバーンに似ていてびっくりします。

横浜公演では少し心配な発言もありましたが、
来年のLiveも発表され一安心です。

今年も一年間素晴らしい音楽をありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

合掌(笑)

T.

安藤裕子 Premium Live 2015 〜Last Eye〜 関内ホール

黒と青を基調にしたシックな衣装で登場した安藤さん。
これまでのお遊び的な要素はほとんど身を潜め、
弦とピアノというミニマムな(けれどすごく重厚な)バックに乗って、
これでもかこれでもかと安藤さんの歌声がホールに響きます。

今日のライブは、
歌い手としての安藤裕子の一つの集大成といえるのではないでしょうか。
それほどに、素晴らしい歌声でした。

そもそも、安藤さんご自身もおっしゃっていたように、
安藤裕子というアーティストを、歌手として認識している人はそれほど多くないと思います。
少なくとも私は、安藤さんを歌手と言うのには少し抵抗を覚えます。

失礼ながら、ものすごい声量があるというわけでも、
テレビ番組でやっているような点数化できる歌のうまさがあるわけではおそらくありません。

安藤さんの魅力は、第一に楽曲、第二に声、
そして、そこに、何というのか、
安藤さんの、人間としての揺れというか不安定さ(良い意味でも悪い意味でも)
のようなものが絶妙にミックスされているところだと思います。

数年前から(「勘違い」を出したころからでしょうか)、
ライブで歌いづらそうにしている安藤さんの姿がちらほらと目について、
歌い方も色々と模索しているように見えました。

でもここ二、三年は、声量が大きく増え、テクニックというのか、
音域もどんどん広がっているように感じます。

そして、今日のライブでは、くるりのカバー曲で始まり、
セットリストの多くを初期の曲が占めていて(「勘違い」以降のアルバムからはゼロ曲!)、
歌い手として大きく成長した安藤裕子が、昔の楽曲を歌ってみたらこうなりました、
みたいなものを見せられた気がします。

また、70年代生まれの音楽ファンにはある意味欠かせないNIRVANAのカバーあり、
別の意味で欠かせない??マライアありと、カバー曲もこれまでにない幅の広さです。


一方、少し心配な発言もありました。


“わたしは今年、ひとさまに曲をいただいてアルバムをつくっていました。
何か、自分の心が動かなくなってしまったんですね。
自分に対して漏れてくる曲が消えたような気持ちになってというか。
多分最近のアルバムもどこかそういう終焉を探しているような作品が多くなってしまって・・・“


でも、こうも言っていました。


“わたしは根っから自分が歌手だって認識が薄くて。
作らないのに歌っていいの?って気持ちがすごくあったんですね。
でも、人から曲をもらって初めて見える自分、
ああ、わたしってこういう声なんだなぁとか、
こいいう声も出るんだなぁ、というのを観察できた一年でもあったんですね。“


きっと歌い手として大きく成長された安藤さんから自然と漏れてくる曲たちがまた出てくると思いますので、
ファンとして気長に待ちたいと思います。

最後に、ツアータイトルにもなっているTKさんとの共作
「Last Eye」についての安藤さんのコメントです。


“すごくなんか透き通った孤独みたいなものを感じる曲です”


次は六本木EXシアターです。
今年最後のライブ。とても楽しみです。


K.


今私は一人だ。ほんとうに一人だ。
そして、知られているあらゆる生き物から完全に隔てられている。
私は他者と何の関係もない「それ」でしかない。
人数を数えたなら、月の向こう側には30億プラス2人、
こちら側には、一人のほかに誰が、あるいは何がいるかは神のみぞ知る、だ。
(マイク・コリンズ「火を運ぶ‐ある宇宙飛行士の旅路」)


俺もいろいろ変わったよ。
でもね、おれはどんな時でもきっと自分の味方でいようと思うんだ。
たとえ最後の一人になったとしても、俺は自分に味方する。

ロボの言う通り、私はずっと自分の味方でいようと思う。
なぜなら、私を救えるのは、宇宙でアタシだけだから。
セクシーボイスアンドロボ



安藤裕子 HMV&BOOK Live

今日は、渋谷にオープンしたばかりの
HMV&BOOKで行われた安藤さんのミニライブに行ってきました。
夏の音霊以来なので、すごく久しぶりな気がします。

新しいHMVは初めて行ったのですが、
イベントスペースが思ったよりも小さくて、結構な混雑でした。
でも、すごく近くで聴けてとても良かったです。

安藤さん、ますますお綺麗になったような。
近くで見れば見るほどきれいです。

心臓の調子が悪いと、心配な発言もありましたが、
声もすごくよく出ていて、また歌がうまくなったのでは?
完全にライブ>CDな感じがします。

今月の2回のライブがますます楽しみです!

どうでもよいことを二つばかり。

安藤さんの今日の髪型。
一瞬ショートカット??と思わせるまとめかたで、
最初びっくりしました。
そして、ファンの方には怒られそうですが、
今日の髪型と前髪をかき上げる時の仕草が、
どことなく湯浅教授を連想してしまって。。。(失礼(笑))。
でも、ショーと(っぽい)安藤さんも素敵ですね。

安藤さんのハチミツ。
これも有名な話なのかもしれませんが、
今日間近で見て、あれはもしやマヌカハニーなんでしょうか?
前に私が食べていたのとパッケージがそっくりでした。

そして、なんといっても楽しみなのは、
3月のニューアルバムです。

音霊のときに、キリンジをカバーしていて、珍しいなぁと思ったのですが、
まさかここにつながっているとは思いもよりませんでした。
ほかにどんな方が曲を提供されているのか、とても楽しみです。

待ち遠しいですね。

T.


<Set List>
01.ようこそここへ
02.貘砂漠
03.人魚姫
04.TEXAS