2006-05-09-Tue 愛すべきmixiの今後を憂う、ミクシィ中毒者の日記
愛すべきmixiの今後を憂う、ミクシィ中毒者の日記
飛ぶ鳥を落とす勢いで会員数を増やしているミクシィ。
他SNSと比較しても、その差は歴然。ぶっちぎりの一人勝ち状態です。
その一方で。
なにやら雲行きの怪しい噂も飛び交っています。
トラフィックが低下したり、退会者が後を絶たなかったり。
そう、確かに最近は一時ほどの『賑わい』が無い。
ピークを超えて、皆がミクシィ倦怠期に入っているようです。
FPNではこの倦怠期の理由を幾つか挙げていますが、
紅が思うに、こんな当たり障りの無い、至極まっとうなことが原因ではないはず。
FPNの記事内で挙げられているトラフィック低下の理由は次の4つです。
・参加者がポータル化を嫌った
いいえ、アレをうざいと思う人間は、早々に非表示にしてます。
日記のネタに困らないから良い、という声もあります。
成功とは言いがたいですが、ポータル化さえしなけりゃ・・!というほどのことではありません。
・日米の動画SNSブーム
いいえ、YouTubeはミクシィとは全く別物、馴れ合いツールの代わりにはなれません。
・Yahoo360などの影響
いいえ、まだβ版で利用者も少なく、検索機能やコミュ機能が実装されてないサービスに移動したとは考えられません。
他SNSに関しても、過疎化こそすれミクシィに対抗できるほど盛り上がっている様子はありません。
・多少最近荒れ気味のサイトの魅力が低下し女性たちなどが嫌気がした
いいえ、そんなにヤワな純情可憐乙女ばかりじゃありません。
それに、ミクシィの魅力はそんなことに負けるほど弱くはありません。
これは”外”の人間の意見です。
少なくともミクシィを積極的に利用していない、割り切って利用している人の意見。
”中”のあの停滞した重苦しい空気の原因は、そんなことじゃないんです。
事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!!
気づいてくれよ室井さん!聞こえませんか?現場の人間のSOSが。
ミクシィ内部で生活している紅には分かる。
ミクシィ中毒者が必ず一度は通る道。
かつてミクシィが大好きで、日に何度もログインしていたヘビーユーザーが今感じていること。
「 も う 疲 れ た 」
なぜかみんなが疲れてる。正直しんどいって思ってる。
新しい交流を生み出す日本初のコミュニティエンターテイメント・ソーシャルネットワークサイトのミクシィがなぜ疲れるのか?
その理由は、ハマった人にしかわからないミクシィ内の規律。
こいつがとにかく厳しいんだ。
【ミクシィユーザーに課せられた5つの暗黙のルール】
・マイミクの日記は全て巡回し、定期的にコメントを残さなければならない
お友達の日記は毎日きちんと読みましょう。読んだら感想を書きましょう。
足あとが証拠として残るので、日記を読まなかったり読んでもコメントを残さなかったりすると
お友達が悲しい気持ちになってしまいます。
・自分の日記にコメントがついたら、必ずレスをつけなければならない
コメントをもらったら早速お返事を書きましょう。
最終ログイン時間が表示されるので、インしたのにいつまでたってもお返事を書かずにいると
お友達が心配したり、淋しい気持ちになってしまいます。
・マイミクのマイミクとは仲良くしなければならない
お友達のお友達は友達です。
たとえどんなに失礼なことをされても、「自分とは合わない」なんて思ってはいけません。
お友達の顔を潰すことになります。すべての人と仲良くしましょう。
・オナニー日記をスルーしてはならない
「もう死にたい」というタイトルの日記を書いているお友達は、優しく慰めてあげましょう。
自作のポエム日記を書いているお友達は、すごいね!感動したよ!と褒めてあげましょう。
質問内容が分からず回答のみが書いてあるバトンや、”私の好きな○○”が数十個羅列してあるバトン日記には全力で興味を示してあげましょう。
10ごとに発表されるキリ番日記には、その都度おめでとうと言ってあげましょう。
・本当のことを書いてはならない
プロフィール欄に本名や現住所を書いてはいけません。
日記にも現実世界で起こったことを書いてはいけません。
今やミクシィ内に掲載されている個人情報は誰にでも見れます。
TOPページの写真には、風景やペットの写真を掲載するようにしましょう。
また、ミクシィには釣り垢を作って釣りを楽しむ釣り師がたくさんいるので
嘘を嘘と見抜ける人になりましょう。
ホントは10の理由を挙げたかったんだけど、10個も思いつかなかった自分が悔しい><
ミクシィを続けていると、このルールがじわじわとボディーブローのように効いてくるのです。
馴れ合いも 義務になったら 負担です。
まぁ、若干大げさに書いてますけどね。
これは株式会社ミクシィが強制したルールでは無いので、彼らに非はありません。
ただそれだけに対策のしようが無いという厄介な代物。
このルールにリアルの人間関係が絡んでくると、更に面倒臭さが倍増します。
でもさ、今までの振りを台無しにするようでアレだけどさ、ぶっちゃけた話、
他人は自分が思っているほど自分に興味は無いし、気にしてないんだよね。
紅はマイミクにリアルの職場の上司・先輩・同僚からお客様、学生時代の恩師・友人、さらに身内までいますが、割り切ってバランスが取れればなんら問題なく楽しめるんです。
足あとなんて飾りです。でも、偉い人にはそれがわからんのですよ。
ここにミクシィのうたがあります。
「それでも紅は、そこにいたいと思った。」
この気持ちは今でも変わっていません。
でも。
「それでもあなたは、そこにいたいと思う?」
愛すべきmixy・・じゃなかった。mixiの益々の発展と繁栄を願って。
2006.5.09. べにぢょ_φ(・д・`●)*oo
※追記:3箇所でブックマークされてるのを発見したので3つ置いておきます。ご参考まで。
- http://d.hatena.ne.jp/LEOat/20060511
- http://d.hatena.ne.jp/whiteball22/20060511
- http://d.hatena.ne.jp/Lettusonly/20060512
- http://d.hatena.ne.jp/sadn/20060512
- http://d.hatena.ne.jp/cfs/20060513
- http://d.hatena.ne.jp/ni4n0Syou/20060516
- http://d.hatena.ne.jp/salesY/20060517
- http://d.hatena.ne.jp/tokisuke/20060523
- http://d.hatena.ne.jp/shu-/20060917
- http://d.hatena.ne.jp/tai_edu/20061119