『野口英世とメリー・ダージス 明治・大正偉人たちの国際結婚』『天狗はどこから来たか』『中世の秘蹟 科学・女性・都市の興隆』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年10月あたり)。

野口英世とメリー・ダージス―明治・大正偉人たちの国際結婚

野口英世とメリー・ダージス―明治・大正偉人たちの国際結婚

★『野口英世とメリー・ダージス 明治・大正偉人たちの国際結婚』(飯沼信子/著/水曜社/1,890円)【→amazon
日本女性の伝統的な忍耐と内助の功は物語となりつつある昨今、百年前の異国の女性が日本男子と共に生きたすがすがしい姿を多くの人に知ってもらいたい―。野口英世高峰譲吉、松平忠厚、長井長義、鈴木大拙。黎明日本を背負った男たちと異国の妻の物語。
天狗はどこから来たか (あじあブックス)

天狗はどこから来たか (あじあブックス)

★『天狗はどこから来たか』(杉原たく哉/著/大修館書店/1,785円)【→amazon
日本を代表する妖怪である天狗。しかし、その正体は、意外にも多くの謎につつまれている。天狗はどのように誕生したのか?天狗の鼻はなぜ高いのか?そもそも、天狗とは何者か?天狗イメージの源流を探り、その誕生の謎を解く、図像学の挑戦。
中世の秘蹟―科学・女性・都市の興隆

中世の秘蹟―科学・女性・都市の興隆

★『中世の秘蹟 科学・女性・都市の興隆』(トマス・ケイヒル/著 森夏樹/訳/青土社/3,360円)【→amazon
ヨーロッパ中世は「暗黒」ではなかった。科学と人文精神を生み出した沸き立つ坩堝だった。いまだ異質のままだったユダヤキリスト教精神とグレコ・ローマン精神とが、その坩堝の中で混ぜ合わされ、新しい知と、女性への畏敬、そして美の感性が登場する―。都市と人物をたどり、歴史の「秘蹟」を描き出す、斬新・秀逸な中世論。いにしえの中世都市を巡り、偉人たちの活躍や思想をのぞき見る、万華鏡のような都市巡礼物語。