Hatena::ブログ(Diary)

愛・蔵太の気になるメモ(homines id quod volunt credunt)

2009-10-28

[]本日のネット(Twitter)デマ処理(参議院議員・松浦大悟氏)

 本日のネット(Twitter)デマ処理。

http://twitter.com/GOGOdai5/status/5168433583(参議院議員 松浦大悟

鳩山首相の所信表明演説。青森に遊説に行った際、息子が職に就けず自殺した年配の女性が、絶望の中で握手した手を離さなかったという話をされたのですが、自民党の議員から「そんなものどこにでもいるよ!」というヤジ。あまりに酷い。5:05 PM Oct 26th movatwitterで

 これに対する「はてなブックマーク」はこんな感じ。

はてなブックマーク - Twitter / 参議院議員 松浦大悟: 鳩山首相の所信表明演説。青森に遊説に行った際、息子が ...

(前略)

georgew 酷い連中だな。晒し上げ希望。 2009/10/26

depthwinter これは野次った馬鹿を晒すべきレベル 2009/10/26 16

genosse twitter, 政治 「職に就けず自殺」するような人間が「どこにでもいる」としたなら、それは恥ずべきことだ。この自民党の議員は、そこのところがわかっとらんね。 2009/10/26 21

ki-sa 誰だよ 2009/10/26

azure-frogs *これはひどい 阪神タイガース応援団の者です。ぜひわが社に! 2009/10/26

biconcave 国会, 自民党 うわあ 2009/10/26

mickn 2009/10/26

 で、今はこれ。

「そんなのどこにでもいる」と叫んだ自民党議員は何を野次ったのか - どろの日記

 しかしよく聞くと、「そんなのどこにでもいる」は、鳩山さんの「私の手を離そうとしない、1人のおばあさんがいらっしゃいました」という発言のあとで上がっているようにとれます。

鳩山さんがおばあさんの息子さんの自殺に触れるのはそのあとです。

参議院本会議インターネット中継

http://www.webtv.sangiin.go.jp/silverlight/index.php?sin=36&mode=LIBRARY&un=3c971f3ff85b38b1bac6a69fc658ebb9

(最初はだらだらと続くので飛ばして、問題の所信表明演説は休憩のあと、19:08あたりです)

 すると「そんなのどこにでもいる」は自殺した人のことではなく、「手を離そうとしない、1人のおばあさん」を指していることになります。

 そして発言と野次の関係はこうです。

 「私の手を離そうとしない、1人のおばあさんがいらっしゃいました」

 「そんなのどこにでもいる」

 「わははは」

 ・・・という流れですから、もしも私の聞き取りが正しければ、普通の馬鹿なヤジです。

 おいらも聞いてみたけど、普通の馬鹿なヤジだったよ。

私もまた、この夏の選挙戦では、日本列島を北から南まで訪ね、多くの皆様の期待と悲痛な叫びを耳にしてきました。青森県に遊説に参った際、大勢のかたがたと握手させていただいた中で、私の手を離そうとしない、一人のおばあさんがいらっしゃいました。

(そんなのどこにでもいるぞ!。。。。)

息子さんが職につけず、自らの命を絶つしか道がなかった、その悲しみをおばあさんは切々と訴えられたのであります。

 ということで、もう一度「参議院議員 松浦大悟」のつぶやきを引用。

鳩山首相の所信表明演説。青森に遊説に行った際、息子が職に就けず自殺した年配の女性が、絶望の中で握手した手を離さなかったという話をされたのですが、自民党の議員から「そんなものどこにでもいるよ!」というヤジ。あまりに酷い。5:05 PM Oct 26th movatwitterで

 「絶望の中で握手した手を離さなかった」って何?

 まぁ、松浦大悟議員も、故意に何かを捏造しようとしたわけではないとぼくは信じます(信じたい)が、以後ちょっとこの議員が「○○という話を聞いた」ということをつぶやいても、ソースとしてはもっと別のはっきりしたものが欲しい、と思うところ。

 で、この「つぶやき」をブックマークして、「あまりに酷い」とか言ってた人たちは、一度死んだフリでもしてみるといいと思うよ。

はてなブックマーク - Twitter / 参議院議員 松浦大悟: 鳩山首相の所信表明演説。青森に遊説に行った際、息子が ...

kinoko429 政治 とりあえずここでこれは酷いって言ってる方は「マスコミを簡単に信じる世間一般の人」を批判する事は出来ないよね。 信じる対象が違うだけで一緒の事をしている

 ですよねー。

はてなブックマーク - 「そんなのどこにでもいる」と叫んだ自民党議員は何を野次ったのか - どろの日記

o_ne_i 政治 人の話を最後まで聞かないで茶々を入れると、あらぬ誤解を招くという例。私も気をつけよう。 2009/10/28

 なんか勘違いしている人もいるかも知れないけど、国会での「ヤジ」は民主主義の元祖イギリスからの伝統。ハイドパークでうかつに「演説」なんかする人はその手のヤジに、素人でも耐えなければならない(だから「演説」する人の数はどんどん増えていったりなんかしない)。はてなブックマークのコメントと同じだね

 

2009-08-26

[]最近忘れられた人たち

 最近忘れられた人たち。

瀬尾佳美

中村克

よしもとばなな

 ということで、炎上した人は、

・1年たったらすっかり忘れられる

・75日で忘却線上

・1週間でもうどうでもいい話題になる

 ぐらいの感じ?

 

2009-05-05

[]『最後のパレード』の著者・中村克さんと矢野穂積・朝木直子両東村山市議会議員に猛烈興味を持ちました

 中村克さんに関しては、もう「まとめwiki」ができてて、かなり充実しているので、あまり追記言及することもないのですが、一応リンク。

parede @ ウィキ - トップページ(パクり本“疑惑”『最後のパレード』)

最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話 - Wikipedia

 著者・中村克氏のサイト(ブログ)はこちら。

日記・コラム

 はてなブックマーク・コメントでの反応はこちら。

『株式会社 外部の専門家』 の新着エントリー - はてなブックマーク

 私的に面白かったのは、以下のところかな。

ミハルちっく 東村山で本当にあった中村克の話【まとめ】

ミハルちっく 昔ばなし

中村氏は読売を罵倒した記事などを削除しはじめたわけですが・・・。

 

ほんと。この人変わってない。あの頃と同じ。とする波動がくる。

以下フェムト波動が振り返るあの頃です。

 

●2006年。東村山100Mビル建設反対騒動勃発し建設賛否の住民投票を求める署名活動開始

●署名活動の中心メンバーに中村氏も入り込みディズニーランド在籍の過去をアピール

●中村氏は頼まれもしないのに署名活動マニュアルを率先して作成し配布

●しかしそのマニュアルたるや膨大な量で。かつ細かすぎる指示に誰からも相手にされず机上の空論に・・・

●その後も俺が俺がの言動がつづき。はじめは中村氏をそれなりにあてにしていたメンバーたちもしだいに中村氏を避け始める

●自分を認めない周囲に不満を募らす中村氏は酒の席で暴走しヘイトスピーチ炸裂。あまりの醜態にまわり唖然

●結局反対運動の中心グループから追い出され。それを根に持った中村氏は以後ネット上でグループへの攻撃を開始

●その後行われた市会議員選挙でグループの中心メンバーにいた佐藤・薄井氏が立候補し当選

中村氏は嫉妬に狂い二人への攻撃は烈火のごとく

●佐藤・薄井両議員を政敵とする矢野朝木議員と利害が一致し薄井議員の辞職を求める請願をだす

●そのような一連の流れから中村氏のブログが大炎上

●請願はあえなく却下され中村氏は誰からも相手にされなくなり。その後思い出したように誹謗中傷記事をアップしては削除。をくりかえしながらメインストリームからj消えてゆく

矢野・朝木市議(東村山市)に対する辞職勧告請願の経緯

このブログについて

こちらのブログは東村山市の市議会議員

朝木議員と矢野議員から

一般市民が一方的に誹謗中傷を受けた為

東村山市へ朝木議員、矢野議員に議員辞職を求める請願を出したことから

今までの経緯をまとめる為に作成したブログです。

矢野・朝木市議(東村山市)に対する辞職勧告請願の経緯:請願書と関連URL

請願の主旨

 東村山市議である矢野穂積・朝木直子両名は、自ら運営する「東村山市民新聞」ウェブサイトにおいて、一般市民への脅迫的・名誉毀損的発言ならびに誹謗中傷を繰り返し、市政に関する開かれた議論を妨げている。両名が公人たる市議としての適格性を欠いていることはもはや明らかであり、東村山市議会が、両名に対して自発的辞職を求める勧告決議を行なうよう、請願する。

 

請願理由

「東村山市民新聞」は、矢野穂積市議が発行人を、朝木直子市議が編集長を務める刊行物であり、同名のウェブサイトも運営されている。その内容からしても、これが市議としての政治活動の一環として発行・運営されていることは明らかである。

 矢野・朝木両市議は、当該ウェブサイトにおいて、東村山市の市民であるか否かを問わず、一般市民に対し、次のような脅迫的・名誉毀損的発言ならびに誹謗中傷を繰り返している。

(中略)

(4)両市議は、「東村山市民新聞」サイト上に「薄井・佐藤支持『ネット政治集団』リスト」なるものを掲載している。これは、一般市民によるネット上での発言を、出典さえ示さず、文脈もまったく無視する形で抜き出して、ハンドルネーム(ネット上のペンネームのようなもの)とともに列挙するとともに、明確な根拠も示さないまま、「脅迫投稿」「名誉毀損」「人権感覚麻痺者」「呆れた発想の持ち主」「批判拒否体質者」「違法行為を奨励」などと罵倒するものである。

 そのなかには、矢野・朝木両市議を明らかに批判したコメントのみならず、両市議の名に触れただけのコメント、単に本件についての感想を述べたにすぎないコメント、さらには本件とは無関係なコメントまで含まれている。当該リストの前文には「殺害予告投稿をした者を、徹底的に追及します」との文言もあり、あたかもこれらの市民が「殺害予告」なる犯罪に関与しているかのような印象を与える悪質な誘導である。

(後略)

東村山市民新聞

悪質ネット族

 判決確定! 「荒井禎雄ブログ」による名誉毀損に勝訴判決の報告

 【判決書はこちらから

平成19年(ワ) 第23067号発信者情報開示等請求事件

 なんかグダグダ。アンチ創価学会の人たちみたいです。(追記。この件に関してはコメント欄参照のこと)

「荒井禎雄」氏によるテキストは、こちら。

【東村山問題入門書】矢野・朝木市議+維新政党新風+最後のパレード中村氏に関するまとめ 前編|C.I.L(Charismatic Itabashi Lover)

−−−はじめに−−−

最近ネットを賑わせている東村山問題は、大きくわけて3つあります。

「草の根問題」

「維新政党新風問題」

「最後のパレード問題」

この3つは実は密接に関わっており、さらにそれぞれの当事者が横繋がりという酷い状況にあるため、今回このようなまとめ記事を作成しました。

(後略)

東村山市民

中村克

「最後のパレード」 著者で草の根の朝木・矢野の支持者。過去に東村山市長のブログのコメント欄を荒らし、閉鎖に追い込んだことがある。また東村山市議の佐藤まさたか氏のブログでも同様の荒らし行為を行っていた。また職業差別問題(後述) が取り沙汰された際には、「元風俗ライターの市議など汚らわしい!辞職しろ!」 と、薄井政美市議に対して辞職を求める請願を提出した。(請願の紹介議員は矢野・朝木)

(中略)

< 中村克氏と草の根の共闘 >

草の根の提出した 「薄井を辞めさせろ!」 という書面は特に大きく取り上げられることもなかったのだが、問題はこの後である。草の根の書面と殆ど同じ内容の請願書を書き、草の根の2名を紹介議員とし、東村山市に提出した市民がいたのだ。

 

それが 「最後のパレード」 の著者であり、盗作疑惑の渦中にいる中村克氏(草の根支持者) である。

 

中村氏は東村山4丁目や、kodomotachinomirai(子供たちの未来) といった何種類かのHNを使い、主に東村山市議らのブログのコメント欄に出没しては、「自分の言いたいことだけ言う」 「他人の発言など一切聞かない」 「何か困ったら被害者アピール」 「反論されても話題をすり替えて以下ループ」 と、荒らし行為とも受け取れる書き込みを繰り返した。特に市長のブログに粘着した際は、結果として閉鎖に追い込む形となってしまった。

 

この中村氏の請願は後に不採択とされ、また東村山市も 「薄井市議には何らやましい点がない」 と公式見解を示し、薄井市議はやっとのことで汚名(というか言い掛かり) を晴らすことができたのだが、これらが一段落したのは2007年の12月末だった。薄井市議は4月の当選から8ヶ月もの間、この草の根の嫌がらせに振り回されていたことになる。(ちなみに草の根による中傷は今も継続中)

【東村山問題入門書】矢野・朝木市議+維新政党新風+最後のパレード中村氏に関するまとめ 中編|C.I.L(Charismatic Itabashi Lover)

【東村山問題入門書】矢野・朝木市議+維新政党新風+最後のパレード中村氏に関するまとめ 後編|C.I.L(Charismatic Itabashi Lover)

【東村山問題入門書】矢野・朝木市議+維新政党新風+最後のパレード中村氏に関するまとめ 番外編|C.I.L(Charismatic Itabashi Lover)

矢野穂積 - Wikipedia

スラップ(恫喝訴訟問題) [編集]

所属する「草の根市民グループ」は多くの訴訟を起こしている。東村山市を相手取った裁判だけでも2007年12月20日までで70件におよび、東村山市が応訴に要した費用は2,400万円にのぼる[3]。

 

矢野自身も多くの裁判を抱えており、ライターの松沢呉一には、訴訟によって相手を黙らせようとしていると批判されている[4]。2008年3月には、矢野と朝木直子の議員辞職を求める請願が市議会に出されたが[5]、矢野は請願者である一般市民および紹介議員を告訴し、係争中であることを理由に請願文を議会で読み上げることを阻もうとした(「請願者告訴事件」)。

お部屋1835/「草の根」が中村克を擁護する理由 | ポット出版

 楽しいくらいグダグダです。

  

(追記)

 以下のかたがたのブログも、過去ログ含めて見ていると面白いです。

ミハルちっく

3羽の雀の日記

断片的な日々

ももんち - 清風匝地 -

 

(追記)

 ここもなかなか。

朝木明代市議万引き被疑事件・転落死事件 まとめWiki - トップページ

  なお、このまとめWikiは、故朝木明代氏が万引きをしたのか否か、および、故朝木明代氏が自殺なのか他殺なのかを結論付けることを目的としていません。実際、管理人は、現在入手できる資料の範囲では、故朝木明代氏が万引きをしたのか否か、及び、故朝木明代氏が自殺なのか他殺なのかを断定することはできないと考えています。事件の真相についての判断は、各人で行って頂くよう、強くお願いします。

 

(さらに追記)

 以下の検索をして。

薄井議員 東村山 - Google 検索

 以下のところなど。

東村山市議会議員・薄井政美議員を応援しよう! - 掲示板

 で、ここで再び薄井さんは退室させられます。いよいよ矢野議員を交えての審議開始になるわけなのですが、っていうか、実はここまでにも、矢野議員黙っちゃいませんでした。薄井さんの入室を促す委員長に「なんで入室させんだよ〜。理由を言わなくちゃダメでしょ〜」とか、経歴を説明している薄井さんに「ちがうでしょ、性風俗の出版社でしょ。」とか不規則発言を繰り返しています。ところで矢野市議ってどんな人でどんなしゃべり方すると思います?私は矢野市議がしゃべってるところを初めて見て、目が点になってしまいました。だって椅子の座り方から、粘り具合、内容まであの新聞と同じなのです。「東村山市民新聞」が目の前にいるぅぅぅう!!!って感じ、Mr.『東村山市民新聞』そのもの。読んでも聞いてもまったくぶれなく同じ感情を抱かせるMr.『東村山市民新聞』、おそるべし矢野市議です。

東村山市民新聞

 ぼく自身の興味がどんどん矢野穂積議員のほうに向いていってしまいます。

2009-03-28

[]秦郁彦と林博史がなんで仲悪いのか少しわかったよ

 今日はこんな本を読みました。

沖縄戦「集団自決」の謎と真実

沖縄戦「集団自決」の謎と真実

沖縄ノート』という著作に、沖縄で米軍との戦闘が行なわれた際に起こった、一般民衆の集団自決は、軍の命令によるものであったと記した作家・大江健三郎と、その版元である岩波書店を被告として、目下、裁判が進行中の「沖縄集団自決問題」。苛烈な戦場となった沖縄で、日本軍と民衆のあいだにあった事実とは? 本書は、軍命令の有無をめぐり、戦史の深層に分け入るとともに、

多くの証言と調査から「沖縄戦の事実」を掘り起こそうとする、貴重な論考集である。論考を寄せる顔ぶれは、秦郁彦、原剛、宮平秀幸、藤岡信勝、曽野綾子、江崎孝、笹幸恵。「沖縄戦」の真の姿を考える上で、欠くことのできない一冊である。

 また曽野綾子氏と笹幸恵氏が面白いことを言っていないかと思って読んでみましたが、曽野綾子さんはどうやら大江健三郎さんが「罪の巨魁(巨塊)」と言っていた、と言うことはやめてしまった様子(参考リンク→人が書いてもいないことを書いたと書く(言う)のはカンニンしてください、曽野綾子さん(罪の巨塊))。

 複数の人のテキストが掲載されているんですが、特にぼくの興味を惹いたものは、林博史氏の過去テキストを分析している秦郁彦氏のテキストで、ちょっと罵倒すれすれの感のものがあって面白かった。

 で、この二人は過去にこのようなことがあったのですね。p283-285

 ところで集団自決論争をめぐる彼(引用者注:林博史氏)の言動と対応の手法を眺めて、私は改めて「三つ児の魂、百まで」とか「同じ癖が出たな」との感慨に打たれた。ついでなので、具体例を二つばかり挙げてみよう。

 第一は1986年9月、林が処女作の『近代日本国家の労働者統合』(青木書店)を刊行した直後に、引き起こした「無断利用」事件である。

(中略)

 もうひとつの例は、私とも多少の関わりがあった。1992年に起きた「日本新聞史上では前代未聞の謝罪公告事件」である。

 彼は高島伸欣(現琉球大学名誉教授)と組んで、『中国新聞』の連載記事(郷士師団のマレー戦記)を「日本軍弁明史観」と烙印し、改ざんや誤記が多いとねじこんで謝罪させ、執筆した編集委員(御田重宝)を退職へ追いこんだ。御田の友人だった私が林の『マラヤの日本軍』(1989)のほうが誤記の密度が高いと論評したことをめぐって展開した不毛の「論争」経過は、すでに小著の『昭和史の謎を追う』に詳述したので省略したい。

 閉口したのは、論争の途中で林→御田の手紙のコピーを御田にもらって引用したのを根に持った林・高島の両人が、数年に一度の頻度で「私信を無断で使ったのはけしからん」と、あちこちに書き散らしたことであった。論争はフェア・プレーではなく、手段を選ばずにやるというのが林流の「歴史観」らしいと見受ける。

 ぼくの私感では「論争」を「手段を選ばずにや」ってしまったのは秦さんのようにも思えますが、これでまた興味を持った(読んでみたいと思った)テキストが増えてしまったよ。

 とりあえず、これですか。

昭和史の謎を追う〈上〉 (文春文庫)

昭和史の謎を追う〈上〉 (文春文庫)

昭和史の謎を追う〈下〉 (文春文庫)

昭和史の謎を追う〈下〉 (文春文庫)

2008-09-27

[]中山成彬氏に対してぼくが本気で殺意を覚えた過去の発言について

 見出しは演出です(殺意までは抱きませんでしたが、かなり「これはどうかなぁ」と思った)。

 

 新聞の記事から。

中山国交相、辞任へ - MSN産経ニュース

中山国交相、辞任へ

2008.9.27 21:30

 

 中山成彬国土交通相は27日、成田空港反対派住民を「ゴネ得」と批判するなどの一連の問題発言の責任を取って辞任する意向を固めた。

 中山国交相は同日、地元・宮崎市で開かれた自民党宮崎県連の会合で「日教組は国旗・国歌を教えず道徳教育にも反対している。民主党の最大の支持母体である日教組を解体する、ぶっ壊す。その運動の先頭に立ちたい」と述べ、日教組批判を繰り返した。

 「ゴネ得」発言に民主党など野党が辞任要求を求める中での発言だけに火に油を注いだ形となった。

 中山国交相は同日夜、羽田空港で記者団に対し「自分の出処進退は自分で決める。今晩、女房(中山恭子首相補佐官)と2人でゆっくり相談する」と述べた。

 展開が早すぎてついていけないのですが、ぼくがこの人について言及した過去日記はこちら。

「中山成彬」の検索結果 - 愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記

 その中から、これなど。

中山成彬元文科大臣、朝6時の運動会の花火を「うるさい」という人間がいることを嘆く

あのー、私の宮崎でもですね、昔は子供たちの運動会のときなどには花火があがったんですよ、6時にね。最近はあがらなくなったんでどうしてかって聞いたらですね、「うるさい」と文句を言ってくる人が学校にいるってんでね。で、まぁ、いけないなぁ、と思ったんですね。私なんか花火があがると、あ、なんだ今日は、小学校の運動会か、と、こう思いますし、元気がよかったらいいな、と思うし、昔だったら子供たちが家の前を通れば、ランニング姿で通ればですね、あ、今日は運動会か、がんばれよ、というような声がかかったもんなんですけれども、そういう意味でやはりもっと地域ぐるみでね、地域のかたがたが、みんなで子育てをするんだと、自分の子供も人の子供もみんな、非常にね、国の宝だと、社会の宝なんだと、そういう気持ちを持っていることが、一番大事なんじゃないかな、と、まぁこのように考えております。

 いや、マジで「日曜日の朝6時の花火」はカンニンしてください。

 右・左とかいうレベルじゃなくて、何か別のレベルでぼくはこの人は何か言ってやってもいいかな、と思った。頭がいい・わるいのレベルで、みたいな?

 

2007-11-20

[]ダイオキシンに厳しい、九州大学の長山淳哉氏に少し興味を持ちました

 以下のところから。

[魔法使いな日々] - 2007/11b Diary

(前略)

 そんな中,こちらの記事から「ダイオキシンは怖くないという嘘」という本の存在を知ったわけですが,今どきダイオキシンでこれだけ騒げるというのはある意味大物だなぁ,と思って思わず著者の名前でぐぐってみたり。

 で,引っかかってきたのがこの辺だったりとか(^^;

メディア・学者の無知が生む恫喝(市民のための環境学ガイド)

 読んでみたい気はするんだけど,買う気はあんまりしないなぁ(^^; どっかの図書館にないかしら?(ぉ

 ボジョレー・ヌーボー吹いた。

長山淳哉 - Google 検索

メディア・学者の無知が生む恫喝(市民のための環境学ガイド)

PCB恫喝 市民のための環境学ガイド

C先生:以上で、北九州のPCB処理をめぐっての林田雅浩氏の記事の話は終わりだ。

 ところが、もう一つ記事があって、それがなんと油症研究班の一員だった九州大学助教授長山淳哉氏が主人公なんだ。長山氏は、油症患者の肝がん死の確率が、5.6倍も高いと著書に書いているらしいが、そのデータはどこを探しても出てこないそうだ。

A君:この小倉タイムスの記事ですか。長山氏曰く、「PCBを積んだタンクローリーが転覆したら、住民は全員移住ですよ。そこにはもう住めません」。

C先生:それがPCB処理施設反対派の論拠を与えることになった。

B君:PCBを積載したタンクローリーが転覆して、PCBが数トンも流れ出ることがあれば、それは結構大事かもしれない。しかし、急性毒性が高い訳ではないから、落ち着いて、防護を考えながら除去作業に従事すれば良い。その後、土壌汚染の大規模処理は必要になるだろうが。

C先生:大体、そんなことが起きないように対策を練るのだ。世の中、タンクローリーがそんなに転覆しているか。処理すべきPCBは、全部で5万トン。原油の消費量は、2.5億トン/年で、原油からできる製品のかなりの部分がタンクローリーで運搬されている。

A君:PCBですから、ガソリンよりは厳重な積載方式を取るでしょう。

B君:誰かがPCBジャックでもやらない限り、PCBがぶち撒かれる可能性は極めて低い

A君:長山氏は、その講演会で参加者からの、「20〜30年前、PCBは普通に使われてきたのに、その何が怖いのか」、という極めてもっともな質問に対して、「何が起きるか分からないことが怖い」と答えたそうです。

C先生:さる学会の場で長山氏の講演を聴いて質問をしたことがある。そうしたら、なんと「ノーコメント」という回答だった。学会の場で「ノーコメント」は無いだろう。学者としての良識が無い人間だという印象だった。

 今回の記事を見ると、長山氏には、恐らく、リスク管理などという発想が皆無なのだろう。多少、PCB、ダイオキシンに対する知識があるかもしれないが、渡辺先生の指摘によれば、そのデータソースは怪しいらしい。環境を語るには、全体を見渡してバランスの良いリスク管理とは何かについての何か直感があることが条件だが、長山氏にそれは無いということが証明された記事だと言えるだろう。まあ、環境音痴だ

A君:無知ではなく音痴ですか。

B君:まあ同じこと。環境音痴が結果的に市民を恫喝している

C先生:メディアは、それなりの商売だから、ある程度のセンセーショナリズムは仕方が無い部分がある。しかし、学者がなぜセンセーショナリズムにハマルのか。有り得る理由は、(1)それで研究予算が取れる場合がある、(2)良心を殺してでも目立ちたい、とか、(3)新聞に出ると偉くなった気分になれる、といったところまでは理解できるのだが、これでは解釈が不十分のような気がする。どうもそれ以外にもあるに違いない。しかし、全く理解できない。

 ちょっとこの、「PCB処理施設反対派の論拠を与え」ている「長山淳哉」氏の記事(元テキスト)が見当たらなかったので、本日は「魔法使いな日々」の人の情報提供に依拠してみました。

 ダイオキシンがどのくらい危険なのか(危険でないのか)は、たとえば以下のところなどを参考に。

ダイオキシンの危険性神話

 世の中には危険がたくさんあるが、ダイオキシンは比較的安全なようである。怖いのはそれを武器に扇動するマスコミではないだろうか?人の健康に関することは、もう少しバランス感覚を持つ必要がある。ダイオキシンを取りたくないために多量の水銀を取るようなことはしてはならない。また、たばこ一本を吸うと100pg-TEQのダイオキシンを取り込んでしまう。たばこを吸いながらのダイオキシン反対運動は慎んだ方がよい。

「劣化ウラン弾」と違って、政治的にその使用を利用している人はあまり目立たないのですが、一部で言われているほど危険なものではない、というのもある種定説です。

 ということで、以下の本をちゃんと読んでから、この件に関してはまた何か言うかも知れません。

ダイオキシンは怖くないという嘘

ダイオキシンは怖くないという嘘

★『ダイオキシンは怖くないという嘘』(長山淳哉/著/緑風出版/1,890円)【→amazon

 塩(塩化ナトリウム)の致死量も、数百グラムという感じなので、割と怖いかも知れない。

  

2007-11-08

[]小沢一郎とマス・メディアの話・つづき

 これは以下の日記の続きです。

小沢一郎「朝日新聞や日経新聞などを除き嘘ばかり報道している」

 

 毎日新聞はこんな報道をしているという情報をいただきました。

読む政治:幻の大連立構想/民主混乱(その1) 閣僚ポストまで話し合った - 毎日jp(毎日新聞)

読む政治:幻の大連立構想/民主混乱(その1) 閣僚ポストまで話し合った

 

 福田康夫首相と民主党の小沢一郎代表との2回にわたる党首会談の全容が明らかになった。連立政権協議は両党間では決裂したが、両党首の間では基本的に一致していた。また自衛隊を海外に派遣する恒久法では国連決議を前提にすることで合意。連立政権ができた場合の閣僚ポストなどにも話題が及んでいた。

 

 ◇国連決議で恒久法…小沢氏「これで党内を説得しますから」

 

 連立政権構想を強く主張してきたのは渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長兼主筆だ。渡辺氏の持論に賛同したのが森喜朗元首相、自民党の青木幹雄前参院議員会長、中川秀直元幹事長ら。10月30日の「福田・小沢」第1回会談は森氏らに背中を押されるように実現した。

 45分間の2人だけの協議では、90年以降の日本の安全保障政策について意見交換が行われた。

 「湾岸戦争の時は大変でしたね」。首相は小沢氏に語りかけ、湾岸戦争時の130億ドル支援、96年の日米安保再定義、03年のイラク開戦などが話題になった。

 福田氏は諄々(じゅんじゅん)と新テロ対策特別措置法案の意義、日米同盟の重要性を説いた。小沢氏は恒久法について、国連決議を前提にしなければ自衛隊派遣ができないという考え方をメモに書いて首相に渡した。首相は「国連決議だけの有無でいいのですか。相談させてほしい」と検討することを約束した。

 恒久法が連立政権論議の糸口になった。そして話題は閣僚人事まで発展していった。連立政権ができた場合、民主党に振り分けられる財務相など数々のポスト名までが飛び交った。当初は政策協議を念頭に置いていた首相も「連立政権協議をして、まとめられるのならそれでもいい」という考えに傾いていった。

 2日の2回目の会談。恒久法に関する国連決議原則について、首相は「これでいいですよ」と返答。小沢氏も「じゃあ、これで(民主)党内を説得しますから」と約束した。

 そして小沢氏は「連立協議をするなら、国会を閉じなくてはいけない」と提案。連立政権協議の中で新テロ特措法案を話し合う考えを示し、首相は小沢氏は同法案に賛成する腹だと受けとめた。

 首相からの連立政権提案を持ち帰る際、小沢氏は「決めてきます」と告げた。この言葉で首相は連立政権協議が始まると大いに期待した。

 小沢氏は役員会で、恒久法の国連原則に首相が応じたことを報告したが政権協議そのものへの反対論にかき消された。

 与党関係者によると、首相との会談で小沢氏は「総理、あなたから連立をもちかけたことにしてもらえませんか」と切り出し、首相は「その方が都合がいいのなら、それで結構ですよ」と即答した。このように政界には連立政権に関する「小沢首謀説」が流れている。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は3日、京都府内の講演で「小沢代表が大連立を持ちかけた事実はない。代表がうそをつくはずがない。自民党の情報操作だ」と反発した。

 

毎日新聞 2007年11月4日 東京朝刊

 あと、読売の社説。

小沢氏は真実を語れ : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

小沢氏は真実を語れ

 

 実に理解に苦しむ発言である。

 民主党の小沢代表は4日の記者会見で、辞任表明に続けて報道機関への批判を展開した。「私の方から党首会談を呼びかけたとか、私が自民、民主両党の連立を持ちかけた」などの報道は「全くの事実無根だ」というのだ。

 党首会談は小沢氏の方から持ちかけたもので、「大連立」構想も小沢氏の提案だった、といった点は読売新聞も報道した。小沢氏の批判がこれを指すのであれば、「事実無根」などと批判されるいわれは全くない。

 いずれも首相周辺をはじめ多くの関係者が証言しており、確実な裏付けを取ったうえでの報道だ。

 小沢氏は「どの報道機関からも取材を受けたことはない」とも反論している。しかし、「大連立」について、小沢氏は「考えていない」と記者団に答えていた。党首会談後も、そのやり取りをほとんど明らかにしようとしなかった。

 報道内容を否定しなければ、小沢氏の党内での立場が苦しくなるという事情があるのだろうか。それにしても、「(報道機関は)政府・自民党の情報を垂れ流し、自ら世論操作の一翼を担っている」「明白な誹謗(ひぼう)中傷」などという認識は、全くの誤りである。

 「ねじれ国会」で行き詰まった政治状況を打開するための「大連立」について、小沢氏は記者会見で「あえて民主党が政権の一翼を担い、参院選を通じて国民に約束した政策を実行」することが「民主党政権を実現する近道」とも強調した。その意義をもっと早く説明し、党内の理解を得る努力をしていれば、違った展開になったかもしれない。

 報道機関が「逸脱」しているというのなら、どこがどう逸脱しているのか、具体的に指摘すべきである。

 代表辞任を今回の政治的混乱に対する「けじめ」と小沢氏は語ったが、連立政権の意義と合わせて真実を自ら語ることこそが、本当の意味での「けじめ」になるのではないか。(政治部長 赤座弘一)

(2007年11月5日1時35分 読売新聞)

 読売新聞・政治部長の赤座弘一さんはかなり強気のようです。

 一応、民主党の公式サイトに掲載された小沢一郎氏の「声明」にもリンク。これ、どれぐらいの人に読まれてるかなぁ。

中傷報道に厳重に抗議する(pdf)

中傷報道に厳重に抗議する

 

 福田総理との党首会談に関する新聞、テレビの報道は明らかに、報道機関としての報道、論評、批判の域を大きく逸脱しており、強い憤りをもって厳重に抗議いたします。

 特に、11月3、4両日の報道は、全く事実に反するものが目立ちます。

 私の方から党首会談を呼びかけたとか、私が自民、民主両党の連立を持ちかけたとか、果ては今回の連立構想について「小沢首謀説」なるものまでが、社会の公器を自称する新聞、テレビで公然と報道されています。いずれも、全くの事実無根です。

 もちろん、党首会談及び会談に至るまでの経緯と内容について、私自身も、私の秘書等も、どの報道機関からも取材を受けたことはなく、取材の申し入れさえ全くありません。

 それにもかかわらず、事実無根の報道が氾濫していることは、朝日新聞、日経新聞等を除き、ほとんどの報道機関が政府・自民党の情報を垂れ流し、自らその世論操作の一翼を担っているとしか考えられません。

 それにより、私を政治的に抹殺し、民主党のイメージを決定的にダウンさせることを意図した明白な誹謗中傷報道であり、強い憤りを感じます。

 このようなマスメディアの在り方は明らかに、報道機関の役割を逸脱しており、民主主義の危機であると思います。報道機関が政府・与党の宣伝機関と化した時の恐ろしさは、亡国の戦争へと突き進んだ昭和前半の歴史を見れば明らかです。

 また、自己の権力維持等のために、報道機関に対し、私や民主党に対する誹謗中傷の情報を流し続けている人たちは、良心に恥じるところがないか、自分自身によくよく問うてみるべきです。

 各種報道機関が一日も早く、冷静で公正な報道に戻られるよう切望いたします。

以上

 前に引用したテキストとほぼ同じですが、転載しておきます。

 この事件に関するぼくの感想は、前に述べた通り「閉された場所で対談とかしちゃいけないでしょう(情報操作される可能性があるから)」という感じですが、情報操作された(捏造された)のか、それとも本当に連立構想の「小沢首謀説」は存在するのか、ものすごく興味を持ちました。

 なんか、毎日新聞の「総理、あなたから連立をもちかけたことにしてもらえませんか」と小沢氏が言った、というのは、講談的説得力がありすぎます。いったい誰がそれを聞いたり見たりしたんだろうか。