「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『アドラー心理学 シンプルな幸福論』(岸見一郎)

アドラー心理学 シンプルな幸福論 (ベスト新書)

アドラー心理学 シンプルな幸福論 (ベスト新書)

私のいきつけの品川区立大崎図書館。週に、3回は行っています。(^v^)ふっと棚を見たときに見つけたのがこの本。アドラー心理学って聞いたことがないなあ…。(^^ゞと思いながら読んでみました。未知の本って惹きつけられるよね。


オーストリア精神科医であるルフレッド・アドラー(1870〜1937)は、フロイトが主宰するウィーン精神分析協会の中核的メンバーとして活躍。、しかし、学説上の対立から脱退し、次に見るようなフロイトの理論とは相容れない目的論、全体論などを特徴とする独自の理論体系を構築し始め、これを「個人心理学」と称し、日本ではアドラー心理学と呼ぶのが一般的なんだって。


本書では、「どうすれば幸福になれるか」ということについて、アドラー心理学に基づいて考える。アドラーとの出会いが幸福の扉を開くことになるかも!?そのエッセンスを紹介しよう。



人は一人で生きているのではなく、「人の間」に生きています。一人で生きているのであれば、言葉もいらないでしょうし、自分の考えを筋道立てて伝えるための論理もいらないでしょう。アドラーは、人間の悩みはすべて対人関係の悩みである、といっています。


・基本的なことを二つだけ指摘します。一つは、怒りや不安についていったように、感情がわれわれを後ろから押すのではなく。したがって、自分では感情に対してどうすることもできないということはない、ということです。感情に限らず、何かに強いられ、自分ではどうすることもできないということはありません。なぜなら、すべてのことは、自分で決めているからです。自分ではどうすることもできなかったと考えたい人はあります。そのような人には、そのように考える目的があるのです。


・次に、今の自分が不幸なのは、過去に原因があるのではないということです。今の不幸の原因が過去にあるのなら、これから不幸になることはできません。タイムマシンに乗って、過去に戻ることはできないからです。過去にある原因を変えることはできません。しかし、未来にある目的は必ず変えることができます。ただし、そのためには、まず、自分を変える決心が必要です。誰も不幸になりたいと思っているわけではありません。


・例えば、携帯電話であれば、今使ってる電話が気に入らなかったら、もっと新しくて高性能の機種を手に入れることができます、ところが、自分については、こんな自分は嫌だからといって、別の自分を手に入れることはできません。これから先も、死ぬまでの自分とつきあっていくしかありません。アドラーは、「大切なことは何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うかである」といっています。


してほしいことがあれば、きちんと言葉に出して伝えなければ、自分の思いは伝わりません。、思いやりや気配りはもしも本当に相手が黙っていても、考えていること、感じていること、あるいは、してほしいこと、してほしくないことを間違いなくわかるのであればいいのですが、実際には、そんなことはできないでしょう。問題は、私は他の人が何もいわなくてもその人の思いや気持ちをわかるべきだという人が、同じことを他の人にも要求するということです、そして、もしも他の人が自分が求めていることを察することができなかったら、そのような人を責めるのです。しかし、黙っていても、他の人が自分のことをわかってくれるとは思いません。ですから、必要なことがあれば他の人に言葉を援助を求めればいいのです。もっとも、たとえ言葉で援助を依頼しても、自力でできることであれば、自分でしなさい、と断られるかもしれません。


言葉って大事だよね〜!おススメ!(^<^)