「バザールでござーる」「だんご3兄弟」で有名な佐藤雅彦氏。この本は、どの哲学の本よりも深いかもしれない…!?(・o・)!?
「ちょっとだけ深く考えてみる―それがプチ哲学。書き下ろし「プチ哲学的日々」を加えた決定版。考えることは楽しいと思える、題名も形も小さな小さな一冊」その中でも代表的な話を紹介しよう。
【二匹の小魚】
南の海の底に
小さな魚の恋人たちが
おりました
二匹はお互い
深く愛し合っていました
ーこんな広い海の中
君に出会えて なんて僕は幸せなんだ
ー私もなんて幸せなんでしょう
ところがある日のこと
二匹は運悪く
捕らえられてしまいました
そしえ狭い狭い水槽に
入れられてしまいました
ー大好きな君と
いつも一緒にいられて
なんて僕は
幸せなんだ
ー私もなんて
幸せなんでしょう
深く愛している二匹の
小さな魚たちがおりました
言葉とイラストの絶妙のコントラスト!実に深い!この本でいろいろと哲学を議論したいなあ。オススメです。(・∀・)