「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「成功する名刺デザイン」(長友啓典・野地秩嘉)


成功する名刺デザイン


全作品読破を狙っている野地秩嘉の本。これは共作だけど、いいよお!テーマは名刺!(´⊙ω⊙`)


「社会人であれば、誰もが持っている名刺。そのデザインとは、一体何によって決まるのか?100人分の名刺から見えてくる長友デザインワールドと、「福を呼び込む招福名刺」の関係とは?個人、店、企業など、これまでに約1000枚の名刺を制作してきた長友氏の作品を一挙公開し、招福のポイントから長友氏のデザイン哲学に至るまで、野地氏が書き下ろし」そのエッセンスを紹介しよう。


長友啓典(トモさん)黒田征太郎氏とともにデザイン事務所K2の代表をしており、さまざまな賞に輝くアート・ディレクターだ。この本には氏がつくった名刺の名作が納めてある。私は彼に名刺のデザインとはどういったものか、名刺を作る時に気を付ければい点はどこか、また、発注する側はどういったことを制作者に伝えればいいのか、を聞いた。


彼の名刺を持てば「幸せがやってくる」のだ。作家ならベストセラーが出る。企業なら売り上げが上がる。飲食店なら客が増える。カメラマンなら割のいい仕事が入る。彼の名刺は福を呼ぶ。しかし、トモさんの名刺に泥を塗らないように本人自身も刻苦勉励しなくてはならない。トモさんの名刺の効果は、努力した人だけに授けられるのである。


お医者さんでいえば問診である。「熱はどうですか?」「食欲はありますか?」…立て続けに質問い遭う。その会話の中で、患者の目を見て、顔色を窺い、滑舌を知って病状を判断していく。僕が名刺の依頼を受けた時は。そのように相手に問診をしながらその人となりを探っていく。酒を呑みながらでも、「ご出身は?」「ご専門は?」「興味のあるものは?」「音楽は好きですか?」「最近見た映画は?」等々。


・的を射たものも、的が外れたものの、一見、頓珍漢なことも含めて質問する。そうするとなんとなくその人の有様が見えてくる。そこで名刺のデザインが出来上がるが。それではまだ足りない。僕の名刺作りの奥義は「気合」と「念」が重要なポイントとなる。印刷入稿前に、名刺に向かって「エイッ」「ハッ」と念ずる。この儀式がないとどうにもしまらない。


出来上がった名刺が「成功する名刺」になれるかは、依頼人にかかっている。制作者がいくら「気合い」を入れても「念」を入れても、それを使う人に「気合い」を入れて使ってもらわなくては上手くいかない。なんとかとハサミは使いようだ。


特に、「宮澤りえ」「憂歌団内田勘太郎」「篠原勝之」「龍吟・山本征治」
などは圧巻だね。存在感、重厚感…。実際に名刺交換したいなあ。実物は本を見てね。久しぶりに名刺を作り直したくなりました。オススメです。(╹◡╹)



成功する名刺デザイン