今回はインフラの話では無く、身近な人がやっている、形にならない仕事、の話。
私は IT系の仕事なんですが、人から見えない、いわゆる成果物として表れない仕事が結構あります。例えば、試験仕様書に載せていないけど、アプリケーションの動作状態の品質が良く分からないので、探査的にやる検査とか。
これ、結構重要で、担当アプリの各部分担当者の仕様把握の状態が分かったり、アプリでレビュー受けたら指摘されるんじゃないだろうか、という内容が分かったりもする、結構重要な仕事。
こういうのは仕様書的に起こせば成果物にはなるんだろうけど、結構非定型だったり、担当部門によっては良い顔しなかったり、もしくは個人的にまだ秘密にしておきたかったり、色んな思惑で成果物の形で表し難かったりする。または、本当に成果物にならないような、内部仕様の理解、みたいな、形に残すのが困難な仕事もある。
こういう仕事をしている時、経験ある人なら良いんだけど、経験不足だったり、人の仕事の仕方を分かったつもりになっている人によっては、その状態を「サボってる」みたいに考える人、居たりして。そういう時に、成果物に出来ない部分の仕事の表現の仕方に困ってしまう。
分かってくれる人には素直に説明するんだけど、分かってくれない人は、意図しているかどうかは別として、人の仕事を結果的に邪魔するので、自分のためにも、その部門のためにも、品質が向上しなくて、少々困った事態になったりする。
そういう部分でも、仕事の成果、って、周囲の人間にかなり左右されます。個人の能力だけじゃない。
