海水浴場にイルカが！報道「人懐っこいよ！」→指摘「危険な状態では？」「この個体の末路は…」 - Togetterまとめ で触れられています。
そもそも、紹介されているニュースでさえ、映像を注意深くみれば、危険な状態である事が分かる筈。
鳥取の海水浴場に野生イルカ サーフィン客とたわむれ：朝日新聞デジタル より。
タイトルに「たわむれ」とあるが、文中の下記に注目。
春から秋にかけてはイルカの繁殖期。「気が立っている時もある。そこそこの距離で付き合って」
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASJ5B65Y2J5BPUUB016.html
ちゃんと読まないと見落とすかもしれないが、はっきりと注意している。多分、本人は、もうすこしはっきりと「危険だよ」と言いたいはず。
私は、この個体に接近するのは勧めないし、全然「たわむれ」てはいないと思う。このまま放置したら、危険な状態が発生する可能性が大きいと思う。
まとめのコメント欄から、私のコメントのみ、書き記しておく。
海中生物には、みだりに近づくな、と、潜水時の生物に関するレクチャーでは教えられますけどね。それによって、相手から思わぬアクションを受けるので。
観察のために接近するにしても、慎重に、ゆっくりと、がセオリー。危険そうだったりしたら、距離を置く。別に、水中では無く、水上でもそうです。
イルカって、他のイルカを攻撃して殺したりしますが。つまり、人間を標的と見做した場合、殺すことは可能。まあ、時間はかかるので、その前に救出可能とは思うが。
海中生物にとって、人間は基本的に、そこに居合わせるかどうか、だけの存在で、人間が勝手に感じる親しみ、残虐性はどっちも人間の思い込みです。
残虐だと言われるサメですが、人間が死んだりするのは、タイラギ漁の潜水夫とかです。サメが貝を食べようとして、人間も噛んでしまって亡くなる。恣意的には襲ってきません。
なお、本当にサメが残虐(意図的に人間を襲う)だったら、そもそも海中に入る事すら危険な筈(海水浴場が成立しません)。
イルカも実は基本的に同じ。接近しなければ特に問題は起こさない。が、野生動物である以上、接近、接触はリスクを伴う、という事です。
サメより怖い。人間を襲う魚もいます。自己のテリトリーに入った際のゴマモンガラです。 > http://miyakojima.blue/?p=251
http://togetter.com/li/973958
ちなみに、真面目な話、ゴマモンガラはサメより怖いです。
