バーチャファイターマニアックス
A4判オールカラーで223ページにギッシリと詰まった初代バーチャファイターのデータ、攻略法はもちろん、開発風景、設定、ブームの舞台となった新宿西口のゲーセンやクラブイベント、インターネット前夜のパソコン通信などの光景が掲載されている。
作者: 渋谷洋一
発売日: 1994/08
ファミ通の5/12・19合併号がセガ特集だったので、久々にファミ通を購入して特集を読む。震災で紙質が悪くなっているファミ通だが、セガ特集のところは震災前品質で大・丈・夫♪ 55ページに渡り、家庭用ハードのあゆみ、大型筐体、ソニック、バーチャ、龍が如くなどの名作シリーズ、在籍中のクリエイターや、90年代黄金期のセガを代表するクリエイター・鈴木 裕、名物広報・竹崎 忠のインタビューなどを盛り込んだ特集となっていた。
オッサンの懐古主義に聞こえるかもしれないが、私はドリキャス撤退前のセガとその後のセガは何か違うと感じる。ファミ通の特集でも現在のクリエイターにインタビューをしているのだが、「セガの足りないところ」という設問に対して「尖りかたが足りない」「セガが新しいことをやっている、というインパクトが欲しい」など、ドリキャス撤退までセガファンが共有していた、セガの姿を追い求めているコメントを発しているところからも、それがうかがえる。
と、前置きが長くなったがファミ通のセガ特集記事を見て、私の中にあるセガ熱が無駄に熱くなってきたので、部屋の本棚をひっくり返して、あの頃のセガとバーチャファイターを語るなら読んでおきたい10冊を発行順に紹介することにしよう。
A4判オールカラーで223ページにギッシリと詰まった初代バーチャファイターのデータ、攻略法はもちろん、開発風景、設定、ブームの舞台となった新宿西口のゲーセンやクラブイベント、インターネット前夜のパソコン通信などの光景が掲載されている。
作者: 渋谷洋一
発売日: 1994/08
バーチャファイターブームで当時一気にスタープレイヤーとなった、新宿ジャッキー、池袋サラ、ブンブン丸、柏ジェフリーのドキュメント。大塚ギチの文体が当時のゲームセンターを取り巻く空気を感じられる1冊。リアルタイムこれを読んだ中二脳の持ち主は即ゲーセンでバーチャにどっぷり行きそうな中毒性あり。リンクは加筆されたリマスター版。
作者: 大塚ギチ
発売日: 2000/04
バーチャファイター2がサターンでリリースされ、アーケード→家庭用→アーケードとバーチャ人口が増えていく正のスパイラルが起きてサターンが輝いていた時代のバーチャ本。バーチャ初心者の主人公N君が斜め上に向かいつつもバーチャファイター2の全国大会で優勝するサクセスストーリーを軸に、攻略やゲーセンでのマナーなどを面白おかしく綴った、バーチャファイターマニアックスへのカウンター的な1冊。
発売日: 1996/08
ゲームメーカーの辞典といえば、「新明解ナム語辞典」を思い浮かべると思うが、本書はそのメガドラ・サターン版とも言える内容というか、ネットで言うところのアンサイクロペディア的な、ひん曲がったセガ・メガドラ・サターン愛にあふれた1冊。総項目1700を超える本書は、当時のセガファンのバイブルとして普及していたかどうかは定かではない。
発行者: 銀河帝国書院
発売日: 1998/05
ドリームキャストで遊べる鈴木 裕作のゲーム「ハングオン」「スペースハリアー」「アウトラン」「アフターバーナー」「パワードリフト」5本のディスクが収録された、鈴木裕ファンの俺得な1冊。内容は老人にも優しい文字の大きさとゆったりした字組の本文と、鈴木裕のグラビア、開発資料の図面などビジュアルを楽しめる。5,800円(税別)での販売であったが、私は秋葉原で1,000円程度で投げ売りしていた時に保護。VOL1とあるが、続巻は出なかった模様。
作者: 鈴木裕
発売日: 2001/12/25
2002年にエンターブレインより発行された、セガに関するビデオゲームのすべてが詰まった2冊。オールカラーでゲームソフトのタイトル画面、ゲーム内容、データはもちろん、ハードの詳細や周辺機器まで紹介。資料性が非常に高く、セガマニアを称するならマストなデータ本。コンシューマーの方では、私も資料提供などで多少関わり合いがあり個人的にも思い入れのある1冊。
発売日: 2002/02
発売日: 2002/02
ソフトバンクパブリッシングのドリームキャスト情報誌「ドリマガ」に掲載されていた読者レースの評価順に2001年8月までに発売されたドリームキャスト用ソフト約380本と周辺機器を掲載した1冊。良い点だけでなく、ゲームの悪い点もレビューされている所がファン視点でありつつ、公平な評価を心がけている良心。
ドリームキャストは世界いちいいい!―ドリームキャストソフト&周辺機器完全カタログ (ドリマガBOOKS)
発売日: 2001/09
バーチャファイターの10周年を記念して発行されたDVDムック。バーチャファイター2での伝説の1戦、第3回アテナ杯の大門ラウ対ブンブン丸が本人たちの回顧録込みで収録されている。冊子の内容は薄いが、ドキュメンタリーのDVDとVF4を初代VFにアレンジした、10周年記念PS2ソフト「Virtua Fighter 10th Anniversary」が収録されて3,300円と価格もお得感あり。
一般的にはセガ寄りな情報誌。というイメージが強い「Beep」だが、ファミコンの情報誌が乱立するまでは、ゲームファンには貴重な総合誌(PC、アーケード、コンシューマ)として当時のゲームキッズに愛読されていた雑誌だ。とはいえ、当時のセガ情報は当然Beepが一番濃く力を入れて掲載しているので、その時のセガを知る貴重な資料として、セガファンならチェックしておきたい。
Beep(ビープ) 復刻版―特別付録 音楽CD2枚組 (Softbank mook)
発売日/ 2004/3/31
太田出版のゲーム系サブカル誌「CONTINUE」の特集記事をムック化。内容については良くも悪くも太田出版サブカルテイスト。2004年に3世代前のハードであるメガドライブのムックを商業ベースで出版した心意気と、巻末の中裕二ロングインタビューにセガ好きとしては押さえておきたい1冊。
発売日: 2004/9/25
以上、10冊を紹介したもののすべて絶版だと思うので、気になった人はAmazonのマーケットプレイスやヤフオク、ご近所のブックオフにて入手にチャレンジ!
90年代のセガは本当に輝いていたなぁ。ここ数年でセガでときめいたのは、初音ミクのライブで透過スクリーンぐらいだ。セガのロゴを見ただけで気分が昂揚する、そんな凄いヤツをまた見せてもらいたいし、セガならきっとまたやってくれると思いたい。そんなことを妄想させてくれたファミ通のセガ特集だった。