水遊び考

 肌寒さで目が覚めた朝。ピーター君&マイケル君を誘っておいて「大丈夫かなぁ」と半信半疑で水遊びに出かける。幸い、最初こそ水が冷たかったけれど、気温はぐんぐん上昇して水温も適度に。暑すぎでも寒すぎでもない。風もそよそよ。のんびりマイペースで遊ぶには良い気候だった。


 この夏、ルーシーは、もっぱら自分のディスクを追いかけていた。「他のワンコのディスクに手を出してはいけない」「ピーター君を追いかけるのもほどほどにする(笑)」らしい。一緒に遊んでもらうワンちゃんは、みな優しいし、ルーシーがその子のディスクを取ったとしても、誰にも叱られない。なのに、かたくなに自分のディスクばかりを追う。チンピラだけど仁義は通すつもりらしい。
 黄色いディスクは自分のものだと理解している。ところが、この安物ディスクは、他のワンコ達には、なぜか大人気。安物は歯ごたえがあって良いのか?歯茎から血が出るど。
 自分が鈍臭いせいで、若頭のピーター君には毎回取られる。顔の表情こそ変えないけれど、アニキのプレッシャーから逃れようとウロウロ。素直に引き渡しに応じたくないようだ。プレッシャーをかけられると、カーミングシグナルなのか、ズブ濡れが嫌なのか、ともかくブルブル。で、ディスクを取り落とし、アニキにとられる。毎回これの繰り返し。取られるのが嫌なら、なんで「自分のディスクをお母さんに渡したら、他のワンちゃんに取られない」と理解できないのかな。ここでもレトリーブの甘さが(爆)。
 ピーママさんが「そういう遊びにしちゃったんじゃない?」。そうかも。まぁ、ピーター君は優しいし、喧嘩にならないから良いけどさ。少々気になるのは、元々物欲のなかったルーシーが『自分のもの』に執着するようになってきたとしたら、他の友達との遊びで取り合い→喧嘩とかにならないかなぁということ。今のところ『自分のもの』に固執するのは、水遊び中での黄色いディスクだけだけど。今後は気をつけて観察しないとイカンな。

 ピーターXの挑戦コーナー(パフパフ)。今回は、さらに沖合のブイを目指して遠泳&レトリーブに挑戦。
 飼い主2人は「溺れたら泳いで助けなアカンで」「え〜?私、泳がれへん」と言いつつも、「ピーター、アレ何だろう?」「オモチャかな?ボールかな?」「青いソーセージがあるよ」「マイケル、行ってみる?」と、わざとらしい会話をして、ピーターくんの遊び心をくすぐろうとする。まぁ「無理」と思えば、Uターンして戻ってくるからね。

 ピーター君にとっては、ディスクが周囲にある間は、そちらにばかり目が行ってしまうらしい。遊びも終わりで片付けという段になって、ようやく沖合に小さく見えるブイを目指す。残念ながら、前回のブイは代用品だったけど、今回は本物のブイだったみたい。文字通り歯が立たず、レトリーブは次に持越し。ピーママ、筋トレには水泳が効果的らしいよ。次回は『飼い主とレトリーブ共同作業』をお送りする予定。乞うご期待(笑)。