2.4.pre1-jpfix

いちおうバイナリ作っときました
バイナリ作るときいつも思うんですが、前のバージョン用のパッチがいつもだいたい一発で当たらない。かならずどれかのファイルで reject されるので結局手作業パッチが欠かせない。それで毎回微妙に萎えるわけなのです。

まあそのほか、微妙な悩みどころというのもあるのですが――

  • 配布バイナリのコンフィグレーション。とりあえず今回は SMP+ACPI (32bit)、SMP+ACPI (64bit)、SMP+ACPI+内蔵デバッガ (64bit) という3タイプにしてみたのですが実際どういう構成がいいんだろう。いらない機能は入れないようにすれば相対的に速くなるはずなのですが、bochs で速度追求というのもなんか空しい気がする。
  • 速度的なことを言い出したら Visual Studio でのビルドを検討したほうがいいかもしれない。bochs のオフィシャルサイトで配布している Win32 バイナリは、以前はコンパイル時にあんまり最適化をかけてないような感じだったが最近はファイル名からして P4 向けっぽいバイナリが個別配布されてたりする。VS2008 あたりで適切に最適化をかければ MinGW 用の gcc 4.3.0 より速くなったりしないんだろうか。
  • 個人的に VGA は Cirrus のほうを使ってきたけど、高解像度対応なんかのことを考えると bochs 独自 VGA のほうがいいのかな(VRAM 容量が 16M まで上がったらしい。Cirrus は元チップの仕様が 4M 止まりだから…)

そもそもこれ使ってる人がどんぐらいいんの? みたいな根本的疑問もなくはないですが、それを言っちゃあオシマイよてなわけで。