お昼どき
サマセット・ハウスへ歩いていく


大学から歩いて20分
テムズ川をのぞむ場所

夏は噴水、冬はスケートリンク
そして、コートールド・ギャラリーという、小さな美術館がある
ここほど幸せな場所は、広いこの町にもそうそうない




クラシックな内装を生かした、陽の光の入る展示室
はっきりとした意志のある、コレクション
筋の通った、まっすぐな、凛とした美術館だと思う




エドゥアール・マネフォリー・ベルジェールのバー』
頻繁に配置を変える、この美術館だけれど
この絵だけは、ずっと、ここにある

目の前の椅子に腰掛けて、ただこの女性と静かに向き合う時間を
わたしはこれ以上ないほど、愛している



英語、スウェーデン語、フィンランド
読んでは書いてを繰り返して
窒息しそうになりながら、生活している

こういう今だから、言葉を忘れるひとときを大切にしたい
そう、思う