手帳のページ、いちばん下に並んだ国名
なるほど、祝日か、といまさら気がついた

12月から、数年ぶりに、手帳を使っていて
でも、癖がついていないので、やっぱり書くのを忘れてしまう
細かいことは、デジタルノートに書くようにしているし
直近の予定はそう忘れないしで、なかなか出番がないのだった

でも、すこし習慣を変えてみる、というのは
けっこう、いいかも



19日からの旅のために
すこしずつ、ものを揃えている
今回は、考えなければいけないことが、本当に多くある

そんな中で
旅中の本を考える時間というのが、癒し
わたしはとにかく、移動しながら本を読むのが好きなので
選ぶときは、真剣だ


とりあえず、文庫本は8冊ほどを揃えて
あとは、電子書籍
電子書籍は、ほんとうにその場その場の気分で本を選べて、良い

わたしは、発光する画面が得意でないし
ものとして手にとって、自分の好きにできる、という点で
紙の本を、とても愛しているけれど
その一方で、この世のすべての本が電子化されてほしいとも思う
だって、旅行中重いんだもの

  • -


ゼイディー・スミス『美について』を、昨日、読み終えた
二段組で五百ページを超えるという長さもさることながら
いやいや、とにかく、わたしには重たい本だった

もうちょっと感情移入していたら、
どの登場人物に対しても、腹が立って仕方なかっただろうと思う
ハワーズ・エンド』を下敷きにしているとわかっているので
ある種のファンタジーだという感覚を、なんとか押し通した

会話の繊細さ、そのエネルギーは、最後まで衰えず
特に終盤のゾラとカールのやり合いは、凄まじいものがあった
こんな風に他人相手に言葉を燃やすことは、わたしはもうないだろうな

ともあれ、今年最初の読書
たいへん楽しみました


最近は、気がつくと
どうしても、本の話が多くなっている

それがよいことなのかどうかは、わからないけれど
こういうのも、いまのわたしを映しているのだろうな、と
納得したりも、する