沢山のものを見て、沢山の人と話した
仕事らしい一日

あの場所で見たこと話したことを、使うのは
すこしだけ先になるのかもしれない
それでも、いつか生きるといいなと思う、出会いもあった

話せてよかったという人が、何人もいた、
そのことだけで、きょうは満点


外国人の顔でブースへ行って、挨拶をすると
最初に、英語かスウェーデン語どちらがよいかと訊かれるので
とりあえず、スウェーデン語を選択しつづけた
それだけで話が広がるということもあるからだ

こんな風に、普通に
スウェーデン語を使う日が来るとは思わなかった
来るといいなと、思っていたのかもしれないけれど
それでも、わたしはこういうわたしを、
ほんとうには想像していなかった、と、思う

感慨深いというよりも
ちょっと、不思議だった
これが、今のわたしなのだな



きょうは、会場でのお昼も、それから夕食も
むかし東京で働いていた頃の上司と、一緒に食べた
元上司、というと、なんだか違う人のことみたいだけれど

抽象的なものを言葉にする、
ブレインストーミングのような時間
彼のところで働いていた頃よりも
むしろ、ロンドンの大学にいたときを思いだした

こんな風に対等に、元上司と話ができるようになることも
そういえば全然、想像していなかったな


過去と、いまと、たぶん未来がそこにあって
自分が自分であることを、ほんとうに楽しいと思った
きょうは、そんな日だった




夕方立ち寄った店で、お手洗いを借りたら
あまりに壁紙が素敵だったので、めずらしく写真


明日も、親しんだこの街で過ごす
どうしても、バタバタしてしまうけれど
また、めいっぱい楽しめればと、思う