きょうも朝から、箱根駅伝
つい、熱中して見てしまう


箱根駅伝は、父の仕事場と、数学の印象
わたしはほとんど塾へ行ったことがなく、
勉強は父に習っていたので
高校受験前のお正月など、仕事場に連れていかれて、
そこで数学の問題を解いたりしていたからだ

さすがに普段は、子どもがついていけない仕事場も
すこしだけゆるやかな、年始
部屋のテレビの中では、大学生のお兄さんたちが走っていた
とりどりのユニフォームと、とりどりの襷、
富士山と知らない街、山を上る道は
わたしの目に、とても、美しく映った

数学のことは、結局ずっと好きにはなれなかったけれど
いまとなっては、けっこういい思い出


あの頃は、このうちのひとつの大学に
のちのち行くことになるとは、思っていなかったな

どの選手も、必死に走っているのに
母校の選手を、ついつい応援してしまう
愛校心って、いったいどこからくるのだろうね




駅伝が終わったころ
お店へ、でかけた
残っている去年の仕事を、放っておいて
掃除をし、ディスプレイを変える

無造作に並べているような、うちの店でも
ディスプレイは、時間のかかる、むずかしい仕事だ
些細なことで、一気にバランスは崩れてしまうし
そうなると、ものの魅力はちゃんと伝わらなくなる

そもそも、場所に余裕がないので
難易度の高いパズルのような状態
うーん、もうすこし、色々できればよいのだけど


しんしんと降る雪と
静かな大通り

冷え込む部屋で、もくもくとものを組み替え
気がついたら、二時間がたっていた


休みらしくない、お正月
でも、お雑煮やお節は食べたし、駅伝も見れたし
今年は、これで十分かな