■

快晴の京都
スペイン対ポルトガルで寝不足のわたしには
紫陽花の咲く通勤路が、眩しい

余裕を持って来ようと思っていたのに
結局、きょうはコーヒー屋さんへ寄ることもせず
コンビニでカフェオレを買い、13時ぎりぎりにお店へ
雑な日常

一ダースの、誕生石と誕生花のグリーティング・カード
オーウェル『一九八四年』が二冊
観葉植物をかたどった栞は三セット、、、

旅立っていったものを、ひとつひとつ記録しながら
ああ、これの在庫がもう少ない、と、気がつく
小口の注文だからというのもあるけれど、
わたしはなんだか、つねに発注をしているような気がする

そのぶん、デザイナーさんたちと話す機会が多いから
楽しくて、いいのだけど

きょうは、8年ほど日記やツイッターをご覧になっているという方が
お店に来てくださったりも、した
やさしい物腰で、爽やかにお話される、すてきな方だった

8年前というと、わたしがロンドンで暮らしはじめた年
まだ英語もおぼつかず泣いてばかりいたくせに、妙に勇ましかった、
あのわたしが書いたものや撮ったものを、見てくれていたということだ

なんだかすっかり照れてしまって
それは物心がつく前なので恥ずかしいです、などと言ったけれど
なにもかもが全然だめで、でもせいいっぱいやっていた当時のわたしが
紆余曲折あってこうなるまでの断片を、知っている方がいるというのは
やっぱり、とても、とてもうれしい

こういうとき、わたしはつい
なんだこんな人なのかって、がっかりさせてしまったらいやだな、とか
ごちゃごちゃと考えて、緊張して、うまくお話できなかったりする

もっとまっすぐに、ありがとうございます、と
伝えられるようになりたいな

今週の営業も、無事終了
なんだか集中していたら、あっという間だった

特にきょうは、ずいぶん忙しかったから
明日は、なにも考えずにぼんやりと休む

そうだ、来週には
好きな場所へ、紫陽花を見に行こう