戯言――――終了。




ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

以下、盛大にネタバレ






まさか、本気でハッピーエンドになるとは思わんかった…



戯言を戯言で切って捨てることの連続。
上巻はバトリ
中巻は中に浮き(でも人は死ぬ)
下巻は多分、今までのなかで最高に甘い。
青いサヴァン戯言遣い
狐の男とその娘の人類最強とさらにその子の人類最終
ここが二大柱かな。
友といーちゃんの過去がぼんやりとあきらかになったような。
ああ、本当に愛していたんだな、と。
戯言使いが戯言ではなく真実に。
それにしても友。「クビキリサイクル」でとてもキーになってた設定壊しましたね。
否、作者がか。正直忘れかけてたけど。
サイコーと思ったのは
いーちゃんが時宮時刻に放った言葉。
「世界って、終らないじゃないですか」
世の多くの本をぶったぎったね(笑)
戯言使いがマジに正論はいてるよーみたいなっ。
本気、納得つーか激同というかんじ。
潤さんの甘さが好き。
そして何よりもヒーローであってくれた彼女が。
人類最強の言い訳は面白かったけれど(笑)
あの二人の対決自体に、腑におちんとこもあったけど、
真心が可哀想すぎて、潤さん救ってあげてと思った。
赤き制裁が勝利をおさめて、いったことば。
それを受けての言葉が無性に悲しくてちょっぴりほろり。
最終章。
実のところ表紙、裏表紙を見た時点で
「………夢オチ…………………?」と疑っていたので
一瞬ぎく。
あーーーーーーーーにしてもほんとつくづくハッピーエンドだこと。
傑作だね。
ま、友にどんな戯言を使ったのか気になるとこだけど。
(それとも真実を?)
誰も死ななかった。
はじめてじゃないか?
最強も最終も最悪も。
舞織も零識も(特に嬉しかった)
ああ、最後まで魔女が謎だったなー。
しかも「君とぼくの壊れた世界」かよっ。
リンクスって誰だー…。
真心が幸せそうなのが素直に嬉しい。
そして
友といーちゃんが普通すぎて微笑っちまうね。


ということで、誰かいーちゃんの本名教えてください(ぇ)