格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★タイソン・グリフィンvsマーカス・アウレリオ

両者ジャブで探り合い。ずっとコンタクトがなく、客席からはブーイングが。アウレリオがバランスを崩して転ぶと、タイグリはインサイドからパンチを落としていく。結構入ってる。アウレリオはガードに捕らえようとする。下から三角を狙うが抜けて、タイグリが上からパウンドを落とす。残り1分半で離れてスタンドへ。また離れた間合いでの打ち合い。残り10秒でアウレリオが初めてタックルに行くが、受け止められる。ホーン。1Rはタイグリ。
ロー、ボディブローを入れていくタイグリ。アウレリオもジャブを放つが押されている。パンチからタックルに行くが止められて金網に押し込まれる。タイグリは組んだままモモカン、足踏み。四つからボディに膝を入れるアウレリオ。タイグリが足を掬ってテイクダウン。しかしアウレリオは起きあがると逆にテイクダウン。バックにつく。横からチョークを狙ったが、タイグリが反転して上に。アウレリオが三角を仕掛けるが抜ける。パンチ・肘を入れるタイグリ。ホーン。このラウンドもタイグリか。
スタンドでタイグリの打撃が入る。タックルを狙うアウレリオだがパンチをもらってしまう。打つ手がなくなってきたアウレリオ。タイグリもKO出来るほどの打撃は出せない。両者疲れてきてる。残り2分でタイグリが両足タックル。引き込み気味にでテイクダウンされるアウレリオ。下から十字を仕掛けたが抜けた。残り1分でまた三角狙い。でも読まれてる。そのままタイグリが上からパンチを落としてホーン。
3-0でタイグリ。アウレリオは良い所がなかった。
メインの電話投票予想だと今のところジャクソン45%、グリフィン55%でグリフィン優勢。

★ジョシュ・コスチェックvsクリス・ライトル

パンチで突っ込んでいくライトルに対しコスはタックル。ライトルは得意のフロントチョークに捕らえるが、抜けてコスのハーフマウントに。肘を落としながら残る右足も抜きに行く。ライトルはバタフライガードでディフェンス。ホーン。1Rはライトルはディフェンスしか出来ていないのでコスのラウンドだろう。
コスのタックル。ライトルはアームロックに捕らえようとするが、抜かれる。再びタックル。またフロントチョークを仕掛けたが抜かれた。コスがハーフから肘を顔面に入れる。ライトル右目尻をカット。結構血が出てる。カメラにも血が飛び散ってる。下からしがみつくライトル。コスは容赦なくパンチ・肘を落とす。オクタゴンに血溜まりが・・・。なんとかホーンまで耐えたライトル。だが右の眉毛の上がざっくり切れてる。
なんと続行。カットマンが止血して血は止まっているが、すぐ出てくるだろう。前に出ていくライトルだがふらついている。コスがタックル。キムラに捕らえるライトル。抜けるとフロントチョークへ。コスはスピンして脱出。しかしまたフロントチョーク。抜けた。さっきさんざん肘をもらったあたりでまたハーフマウントに捕らえるコス。ライトルの傷口が開いて流血。肘・パウンドを落とすコス。しがみついて堪えるライトルだが、レフェリーはブレイクしてスタンドへ。ライトル血まみれ。血を拭くこともなく再開。前に出ていくライトル。コスはもう無理しない。スタンドでクリンチして時間稼ぎ。顔面を真っ赤に染めたまま前に出ていくライトル。パンチラッシュ。コスも返す。ホーン。
判定3-0でコス。血だらけになりながらも攻め続けるライトルに場内は盛り上がっていたが、2Rで止めた方が良かったと思う。凄惨な試合だった。
メインの電話投票は50-50に。

★ジョー・“ダディ”・スティーブンソンvsグレイソン・チバウ

「アイアン・マン」で入場するチバウ。
パンチが軽く入り倒れるチバウ。すぐ起きあがってくるが、そこを必殺のギロチンに捕らえるダディ。が、抜けた。逆にチバウがバックにつく体勢。起きあがって四つに組む。チバウが倒してテイクダウン。金網に寄りかかり立ち上がるダディ。離れた。またパンチで突っ込んでいって胴タックルでテイクダウンするダディ。チバウはガードからオモプラッタに捕らえる。そのまま腕を極めようとする。堪えるダディ。固定したまま下からパンチを打っていくチバウ。ダディは余裕の表情で効いていないことをアピール。そのままラウンド終了。難しいけど、オモプラッタで動けなくしていた分、チバウのラウンドか?
ダディタックル、受け止めるチバウ。金網に押しつけテイクダウンするが、ダディはすぐに金網に寄りかかって脱出。離れるチバウ。オクタゴン中央で、きれいにタックルを決めるチバウ。金網がないので立ち上がれないダディ。チバウマウント。しかしダディはエビで脱出。スタンドへ。また中央でタックルを決めるチバウだが、ダディがフェイバリットホールドのギロチンに捕らえる。抜こうとしたチバウだが、タップ。ダディ、極めの強さで逆転勝ち。

★パトリック・コーテvsヒカルド・アルメイダ

低い構えのコーテ。タックルに行くアルメイダだが、受け止められる。アルメイダは四つから無理矢理コーテの体を登ってギロチン。そのまま引き込んでグラウンドへ。ラバーガードに捕らえる。コーテが抜いてスタンド。跳び蹴りを見せるアルメイダ。組んで金網に押しつけてテイクダウン狙い。堪えるコーテ。片足タックルに切り替えたアルメイダだが、コーテは倒れない。しかしついにテイクダウン。ハーフ。フルガードに戻したコーテだが、アルメイダは上からパウンド。コーテが蹴り離してスクートになるが、上からパウンドを落としていくアルメイダ。ボディ・顔面に打ち分ける。ホーン。1Rはアルメイダ。グラウンドでのしつこさは健在。
アルメイダのグローブが壊れた?らしくテープで固定する。やや遅れて再開。
タックルに来たアルメイダをコーテがパンチで迎撃。アルメイダは引き込み。ラバーガードへ。コーテは抜くと離れる。またタックルを切られるアルメイダ。ちょっとテイクダウンに苦労している。四つからテイクダウンを狙うが、両腕を差されている。パンチを入れて離れるコーテ。コーテペースになってきた。アルメイダはガードを下げているが、スタミナも切れてきたか?組んで倒そうとしたアルメイダだが引きはがされる。金網際でテイクダウンを堪えたコーテにギロチンをかけたが抜ける。またスタンドへ。コーテがパンチで押し倒したところでホーン。アルメイダはスタミナがきつそう。
ここに来てブランクの影響が出てきたか?アルメイダはタックルが拙くて通用しない。
組み付いたアルメイダだが、両腕を差されている。離れるコーテ。コーテはパンチのフェイントからロー。アルメイダ動きがない。このラウンドを取ったものが勝ちになりそうなのだが。パンチを打っていくコーテ。アルメイダもジャブで弾幕を張る。またコーテのロー。アルメイダ、もうグラウンドの展開は狙わないのか?ジャブのみ。残り30秒でタックルからテイクダウンに成功するアルメイダ。パスした。がぶりからフロントチョークを狙うがすっぽ抜けてしまう。コーテがパンチを打ったところで試合終了。二人とも手を挙げてアピール。場内からはブーイングが。
微妙だがコーテか・・・。
29-28コーテ、29-28アルメイダ、29-28コーテ。2-1でコーテ。
アルメイダはやはりブランクが大きかった。試合勘が鈍ったとかではなく、MMAの進化に乗り遅れてしまった。勝ったコーテもアンデウソンの牙城を崩す期待は持てない内容だった。

★クイントン・“ランペイジ“・ジャクソンvsフォレスト・グリフィン

打撃戦。パンチのランペイジに対し、グリフィンはミドルやローを混ぜていく。場内は大フォレストコール。ランペイジがパンチラッシュ。グリフィンも返す。ランペイジ、やや右足を引きずっている?足にはテーピング。快調に攻めていくグリフィンだが、カウンターのアッパーがヒットしダウン。上になるランペイジだが、グリフィンもすぐ回復しガードへ。立ち上がるグリフィン。その間もパウンドを入れるランペイジ。客席はすさまじい盛り上がり。打撃戦。ホーン。
静かな表情のランペイジだが、グリフィンのローで足を効かされる。組み付いていくとグリフィンはギロチン。場内爆発するが、ランペイジは倒れながら抜く。グリフィンのハーフマウント。グリフィンパス成功。相変わらずグラウンドに穴があるのか?アームバー狙いだが抜けた。サイドから肘を顔面に入れるグリ。ランペイジは防戦一方。アームバー狙いを凌ぐ間にマウントを奪うグリ。残り2分。体を起こさずパンチを入れていくグリ。ランぺはひたすら耐えるのみ。残り1分。ポジションキープしてのパンチに専念するグリ。勝負には行かない。ホーン。ダメージはそれほどないと思うが、元気なく自陣に戻るランぺ。
3R。距離を取っての蹴りを入れていくグリ。ランぺがパンチで攻めるが、踏み込みが足りなくてヒットしない。グリのロー。グリは慎重に攻めてる。パンチが交錯する。足はそれほど引きずってはいないランぺだが、なかなかクリーンヒットを入れられない。終盤パンチで攻め込むランぺだが、ホーン。このラウンドは微妙。手数でグリか?
前に出てきたランぺ。パンチラッシュ。ガードして凌いだグリは首相撲から外掛けでテイクダウンしようとするが下になってしまう。パウンドを狙うランぺ。ガードからグリが三角。ランぺは持ち上げるとバスター。グリがたたき付けられる前に離したためダメージはなし。グリのガード。オモプラッタ。スタンドへ。ハイ、ミドルを入れるグリ。ローはあまり打たない。効いているように見えるのだが。ランペがパンチを入れたところでホーン。このラウンドも微差だがグリか。
最終ラウンド。ロー、ミドルを入れるグリ。手数で劣るランペ。攻めないと勝てないが。残り3分。グリの間合いが続く。終盤にも激しい打撃戦。しかしランペのパンチはグリを捕らえるに至らず。ホーン。
おそらくグリフィンか。
判定。3-0でグリフィンが新王者に。
ランペはいつもの元気がなかった。良かったのは1Rのアッパーのみ。どこか負傷でもしていたのだろうか。グリフィンは2Rは圧倒していたが、その後ちょっとペースダウンしてしまったのが不満。あの時点ではKO勝利もありそうだったのに。
さばさばとした表情でインタビューに答えるジャクソン。

★メルヴィン・ギラードvsデニス・シバー

おまけ試合あったのか。いきなりパンチで倒したギラード。スクートになり離れる。が、再びフックがヒットしてダウン奪取。倒れたシバーにパウンドラッシュ。意識を飛ばしてKO。

★総評

メインでアップセット。今日のランペイジは最初から元気がなかった。どうしたんだろう。逆にグリフィンの動きは良かった。TUF出身の王者は初めて?(追記:マット・セラが最初でした)グリフィンが勝ってしまったら、挑戦者はLYOTOしかいないだろう。やりたくないだろうけど。リデル、シウバはあと1試合挟んだ方がいい。負けたランペはシウバ、リデル、ショーグンら、リマッチ路線になりそう。
今回は判定が多くいまいちだったが、メインの盛り上がりはすごかった。