格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFCが日本で対抗戦開催?

スポーツ報知より。
http://hochi.yomiuri.co.jp/battle/news/20080907-OHT1T00023.htm

世界最大の総合格闘技団体UFCのダナ・ホワイト代表と同運営会社ズッファ社のロレンツォ・ファティータ代表が、来春の日本大会開催の計画を明かした。ホワイト代表は、DREAMの桜庭和志(39)、山本“KID”徳郁(31)、戦極吉田秀彦五味隆典ら日本選手の名を挙げ、UFCの強豪と階級別に対抗戦を行う構想を披露。「ファンはUFCの選手たちとどちらが強いのかを知りたいはずだろう」と力説。来年3月〜5月、首都圏での開催が濃厚だ。

この「対抗戦」がどの程度本気なのかちょっとわからないが、最近リデルが「日本で戦いたい」と言ったり、WOWOWでの中継復活を機にUFCが日本上陸を検討していることは確からしい。その際に単独開催ではなく原住民との合同興行にするというのも、方法としては合ってる。イギリス開催の時には現地イベントのケージレイジと同日にぶつけたりしていたので、対抗戦が本気なら日本市場を特別視しているのだろう。
DREAMにせよ戦極にせよ、UFCと提携できるならしたいところだと思うが、DREAMはEliteとの提携があって難しいかもしれない。UFCとしても、過去にPRIDEと提携した時に、UFCが選手を貸し出すだけでPRIDEからは貸してもらえなかったという苦い思い出もあるから、実際やるとしたら慎重になりそう。
PRIDE時代と違って、今の日本のイベントは買収する価値が無いが、その分提携はしやすくなったのかもしれない。

★キム・ドンヒョンvsマット・ブラウン

ブラウンの戦績は10勝6敗。ドンヒョンは10勝1分けと紹介される。
首相撲から内掛けでテイクダウンするドンヒョン。立ち上がろうとするブラウンのバックにつく。ブラウンは金網に寄りかかって倒れるのを防ぐが、ドンヒョンはスタンディングでチョーク。決まりかかったが、ブラウンが腕を引きはがしてディフェンス。なおもバックにいるドンヒョン。バックからキムラを狙うがややバランスが悪い。前に落とされて下になってしまう。ドンヒョンのガード。金網を使って立ち上がるドンヒョン。離れてスタンドへ。飛び込んでの左ストレートを入れるドンヒョン。組み付いていくドンヒョンは内掛けテイクダウンを狙うが、こらえるブラウン。体勢が入れ替わってブラウンが金網に押しつける形に。払い腰で投げようとしたドンヒョンだが、潰されてブラウンが袈裟固めの体勢。首を抜いてまたバックにつくドンヒョン。バックからキムラ。体勢が悪い。ホーン。
両者動きがあり一進一退で面白い試合。ドンヒョンは相変わらず荒い。1Rはややドンヒョン。
ブラウンのローをちょっと嫌がるドンヒョン。ドンヒョンは飛び膝を放つが、着地に失敗して下に。スクートから立ち上がる。ブラウンが首相撲からの膝。ドンヒョンちょっと効いたか?組み付いてテイクダウン狙い。しかしタックルを堪えられて下になってしまう。立ち上がるがブラウンがミドルからパンチで攻め込む。再び組み付いたが、ブラウンがテイクダウン。ドンヒョンはクロスガード。足が上がってきて三角になるが抜かれる。スクートから蹴り上げるドンヒョンだが、ブラウンも上からパウンドを落としていく。ブラウンが離れてブレイク。スタンド再開。また首相撲からの膝を入れるブラウン。ドンヒョン嫌がってる。かなり疲れている模様。離れてブラウンのパンチが入る。タックルに行くドンヒョンだが、潰され下に。ブラウンが上から肘を落とす。ホーン。
ドンヒョンが完全に失速。スタンドで打撃をもらっている。テイクダウンをしたいがブラウンにタックルを潰されてしまっている。
打撃戦ではやっぱり劣勢のドンヒョン。テイクダウンに成功するが、立たれてまた首相撲からの膝をもらう。金網に押しつけるブラウン。ドンヒョンは組み付いてテイクダウンを狙う。残り2分でテイクダウン成功。ブラウンはガードでしがみついてディフェンス。ドンヒョンはパウンドを落とせない。時間が過ぎていく。ブラウンが顔面をカットし出血。肩パンチを落とすドンヒョン。ホーン。
3Rは微妙。どっちだ?
ドンヒョン勝利。スプリットデジジョン。ブーイングも出ている。
勝ったが今までで一番苦戦したドンヒョン。このレベルで苦戦しているとタイトル戦線に絡むのは難しい。

★マーティン・カンプマンvsネイサン・マーコート

未だにパンクラス王者といわれるマーコート
打撃戦。マーコートの右ハイがヒットしぐらつくカンプマン。すかさずくみついたマーコート
首相撲から右肘。さらにパンチで攻め込む。完全にディフェンス一辺倒になったカンプマンにパンチ連打。しゃがみ込んだカンプマンに追い打ちを入れたところでレフェリーが止めた。
マーコート完勝。またタイトル戦線に近づいた。
ネットでの勝敗予想ではメインはリデルが8割近い人気。

★ダン・ヘンダーソンvsホジマール・トキーニョ

前プライド王者と紹介されるダンヘン
じりじり間合いを詰めるダンヘン。トキーニョのタックルにカウンターでパンチがヒット。ガードを取るトキーニョにパウンド連打。トキーニョは足に絡みついて足関狙い。離れるダンヘン。またタックルに行くトキーニョだがダンヘンに切られる。ミドルからタックルに行くトキーニョだがダンヘンは完全に読んでる。立て続けにタックルを切られるトキーニョ。パンチで突っ込んでいくトキーニョだがダンヘンが迎撃。またガードになるトキーニョ。ダンヘンがパウンド。なんとか蹴り離すトキーニョ。またスタンド。パンチからタックルに行ったトキーニョ。シングルでテイクダウン成功。残り1分。サイドについてる。ハーフになる。トキーニョがアンクルを狙いに行ったところでホーン。
ダンヘンが圧倒しているが、トキーニョもテイクダウンに成功さえすればまだわからない。タックルはほぼ切られているが。
トキーニョ、しつこくタックルに行き、ダブルレッグから持ち上げてテイクダウン成功。ダンヘンはクロスガード。足関に行くトキーニョ。ヒール。金網際で回転出来ない。しかし抜いた。沸く場内。スタンドへ。トキーニョがタックルをがぶられると引き込んでガードに。ダンヘンは体を起こさずパンチと肘。がっちり固めている。動きがなくブレイクがかかる。残り1分。スタンドで見合ったままホーン。
2Rはちょっと微妙。ややダンヘンか。
まだスタミナはありそうなダンヘン。タックルを切られたトキーニョはバックキックを入れる。カポエイラのような蹴りも見せる。何度もタックルを切るダンヘン。残り3分。ダンヘンはあまり前に出ない。打つ手が無くなったトキーニョも見ることが多くなる。ブーイングも。タックルで組み付いたが引きはがされたトキーニョ。残り1分。パンチをヒットさせたダンヘンだが、トキーニョが足に絡みついてまた足関。アキレス。しかし簡単に抜かれる。ホーン。
判定でダンヘンUFC復帰後初勝利。手堅く勝った。
トキーニョは打撃とテイクダウンで上回る相手だと、一発狙いの足関くらいしかなくなってしまう。足関狙いは面白かったがそれしかないので最後は読まれていた。
客席でクートゥアのインタビュー。

★リッチ・フランクリンvsマット・ハミル

体格では遜色ないリッチ。打撃戦。リッチはローを入れていく。両者ヒット&アウェイで静かな展開。残り1分でハミルが両足タックル。テイクダウン成功。上からパウンドを落とす。リッチは下から十字を狙うが抜かれる。パスしてサイドについたハミルだが、すぐ立ち上がるリッチ。スタンドで膝。ホーン。
微妙。打撃ではややリッチだが、テイクダウンをどう評価するか。Sherdogの採点ではリッチのラウンド。
2R。リッチがパンチとハイで攻め込むが、1Rにカットした目尻の流血でドクターチェック。再開。しだいにリッチ優勢に。しかしミドルがローブローになってタイムストップ。再開。リッチが首相撲からの膝からパンチを入れる。ハミルは手数が無くなってきた。何度かリッチのローをキャッチするが、テイクダウンできない。
2Rは完全にリッチのラウンド。しかしまだKO出来そうな感じはない。ハミルはスタミナ切れ?
左ミドルがヒットしてうずくまるハミル。リッチの追い打ちのパウンドでレフェリーストップ。ボディのダメージが蓄積していたか。
ライトヘビー復帰初戦をKOで飾ったリッチ。しかしまだまだ上の層は厚い。

★チャック・リデルvsラシャード・エバンス

時間に余裕はあるがこのままメインに行く模様。ただ試合前に実況陣のダベリが。
リデルへの歓声が凄い。やはりリデルは別格か。
距離を取って牽制し合う両者。プレッシャーをかけるのはリデル。しかしコンタクトがない。ほとんど見合いのまま3分経過。終盤、金網際に詰めてパンチで攻め込むリデル。エヴァンスはサークリングで逃げる。ホーン。
1Rはリデルだろう。しかし両者見合いが多い。最初は様子見なのか、最後までこのままで行ってしまうのか。
ひたすらカウンター狙いのエヴァンス。入っていけないリデル。エヴァンスのカウンターの右がヒットしてリデル失神。アンビリーバボー。
凍り付く場内。
リデルのアッパーにエヴァンスがフルスイングの右フックを合わせ、それがアゴにクリーンヒット。リデルは完全失神。まさかの結末。
リデルが完全に意識を飛ばされたのは初めてでは。シウバ戦での復活のイメージが完全に消し飛んでしまった。
消極的に見えたエヴァンスだが、一発を狙っていたのか。ますます混沌となってきたライトヘビー級。

★ジェイソン・ランバートvsジェイソン・マクドナルド

穴埋めの前座中継。ミドル級のジェイソン対決。マクドがテイクダウンからコツコツパウンド。下からランバートがギロチンに捕らえるが、かまわずパウンド。ホーン。
2Rもすんなりテイクダウンするマクド。マウントを奪う。ランバートが亀になるとチョーク。タップアウト。

★総評

メインの衝撃に尽きる。ライトヘビーは誰が最強かわからない状態になってる。リデルは年齢的にも復活出来るかどうか。まだまだ見たいカードは多いのだが。
第1試合に出場した長南は、ジュカオン相手にスプリットの判定勝ち。UFC初勝利を飾った。
http://news.livedoor.com/article/detail/3808485/?p=2