格闘技徒然草

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★UFC127:ジョージ・ソティロポロスvsデニス・シヴァー

昨年のオーストラリア大会でスティーブンソンを敗りブレイクしたソティロポロス。相手のシヴァーも最近6戦で5勝1敗。一度はUFCをリリースされたが、復帰後は好調を維持している。
ソティロポロスには当然大歓声。前回は膝にサポーターを巻いてロンスパ風にしていたが、今回は左足のみサポーターをつけている。
打撃戦。ソティロポロスもまずパンチでの撃ち合いに応じていく。シヴァーの前蹴りをキャッチするとテイクダウン狙いへ。片足で堪えながらパンチを入れて足を抜くシヴァー。ソティロポロスのスピーディーなタックルはシヴァーが反応して切る。元キックボクシングドイツ王者のシヴァーにパンチで勝負を挑むソティロポロスだが、左フックがアゴに入ってダウン!立ち上がったが効いている。もう一発入り、またダウン。上になったシヴァーにガードから仕掛けようとするが、シヴァーは離れる。残り20秒。シングルレッグを狙ったソティロポロスだがテイクダウンできず。ホーン。1Rはシヴァー。
ダメージはありそう。テイクダウンが取れないのがソティロポロスには苦しい。
2Rもパンチで出ていくソティロポロス。シヴァーの左フックが顔をかすめる。フックをかいくぐって胴タックルに行くが、組み付くことが出来ない。飛び込んでシングルレッグを狙ったが、また足を抜かれてしまう。パンチで前に出ていくソティロポロス。パンチを打ちながらもタックルを仕掛ける。相変わらず倒すことは出来ないが、手数ではソティロポロス。対するシヴァーは守りに入ってしまったのか、手数が少ない。ホーン。このラウンドはソティロポロス。
相変わらず腰が重いシヴァー。ソティロポロスがシングルレッグしかないせいもあるが、テイクダウンは取らせない。パンチの手数ではソティロポロス。シヴァーはカウンター待ちで、自分からは出ていかない。ソティロポロスが距離を詰めると強烈なコンビネーションを叩き込む。前のラウンドよりは攻めてはいるが、やはり手数が少ない。ホーン。
最終ラウンドも手数でソティロポロスか?何度もシングルレッグを仕掛けていたのを、ソティロポロスの攻めと見るか、タックルを切ったシヴァーのポイントと見るかで変わってくるかもしれない。
30-27、29-28×2のユナニマスでシヴァー勝利。30-27は意外。地元判定があるかと思ったら普通のジャッジだった。
ソティロポロスは連勝ストップ。寝業師はテイクダウンを取れないと厳しい。予想以上にシヴァーの腰が重かった。