格闘技徒然草

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★UFN104:セミファイナル・アレクサ・グラッソ vs. フェリス・ヘリッグ

女子ストロー級。グラッソ12位、ヘリッグはランク外。
同じストロー級の選手でもランキング上位のアンドラジやトーレスを差し置いてUFC2戦目のグラッソがセミ。メキシコに国境を面したテキサスでの開催で、メキシカンのグラッソがホーム扱い。
グラッソは23歳でMMA9戦全勝。地元メキシコでのUFCデビュー戦は、パンチの手数で上回り判定勝ち。父と叔父が開いたLobo MMAでトレーニングを積んでプロのファイターになった。InvictaFCでは魅津希に判定勝ち。
ヘリッグはキックボクシングがバックボーンで、UFCでは2勝1敗。負けた相手はグラッソ同様期待の若手であるペイジ・ヴァンザント。またも咬ませ犬要員にされているが、ランキング的にはヘリッグにとってもチャンス。
1R。カラフルな髪をコーンロウにしたヘリッグがプレッシャーを掛ける。会場はメヒココール。PVZのような二段蹴りハイキックを放ったグラッソだが転倒して下に。しかしヒール。足を抜かれると立った。右を入れたヘリッグ。スタンドではヘリッグ押し気味。グラッソ出ていけない。ヘリッグの3ヒットコンボ。残りわずかでグラッソ組み付いて首相撲。ホーン。
手数もほぼ互角。ジャッジがどっちに転ぶかわからない。
2R。右ストレートをヒットさせたヘリッグ。グラッソやや待ち気味。自ら手を出していかない。ヘリッグの右がまたヒット。グラッソ前に出るがヘリッグの右をもらう。手数でも負けてる。残り30秒で距離を詰めたヘリッグがタックルに。ケージで倒れるのを防いだグラッソだがヘリッグが首投げで投げる。倒したところでホーン。
2Rヘリッグか。
3R。打撃戦からヘリッグがダブルレッグ。切りきれなかったグラッソ、後方に投げて返そうとしたがさらに回転され上を取られる。グラッソ下からキムラ。腕を回して外したヘリッグ。亀から立ち上がったグラッソ。前に出て行くがジャブをもらう。残り1分。ヘリッグのタックルを止めたグラッソ。残りわずかでようやくラッシュしたがタイムアップ。
判定29-28×2、30-27のフルマークでヘリッグ勝利。
一瞬たりともフィニッシュの予感がなかった。グラッソは地元とはいえ実力的にもセミで使うレベルではなかった。