格闘技徒然草

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★UFN121:第2試合・ジェネル・ラウサ vs. エリック・シェルトン

フライ級。
日本大会で井上直樹戦が決まっていたが、井上の欠場で試合が消滅したフィリピンのラウサ。初戦はUFCレベルにはない中国のヤオ・ジークイに判定勝ちしたが、ジークイ相手でもテイクダウンされた時の対処に穴が見られ、2戦目のマゴメド・ビブラトフ戦では案の定テイクダウンされると返せず判定負け。
TUF24フライ級挑戦者決定トーナメントでは優勝したティム・エリオットに敗れ、UFC本戦で組まれた3位決定戦でスプリット判定負けしたシェルトン。前回はストロー級の期待の選手・ジャレッド・ブルックスUFCデビュー戦の相手を務め、拮抗した展開でスプリット判定負け。2試合とも惜しいスプリットではあるがまだ勝てていない。
蹴りを入れていくシェルトン。ラウサはパンチで飛び込んでいく。右ハイ。パンチからタックルに入ったラウサ。切れずにテイクダウンを許すシェルトン。ガードを取る。ラウサはインサイドで密着し、片足を抜いてパスを狙ったが、脇をくぐられてバックに回られる。立ったがシェルトン倒すと上に。ケージで立ったラウサ。離れる。シェルトン、遠い間合いから高速レッグダイブ。切れずに倒されたラウサ。インサイドからパウンドを落とす。ラウサはクローズドガード。ホーン。
1Rはテイクダウンの回数でシェルトンか。
2R。シェルトンまた低空タックル。倒されたラウサがケージで立とうとすると、首を抱えてギロチン狙い。振りほどいて立ったラウサだがシェルトンすぐにタックル。ラウサキムラで引き込み極めに行くが抜かれた。下になる。シェルトンハーフからパウンド。パスしてマウント。肘!股下から抜けて立ったラウサだが、シェルトンがタックルに来るとギロチンで引き込み。すぐ首を抜かれるラウサ。これは悪手。インサイドからパウンドを落とすシェルトン。ラウサまたクローズドガード。下から腕をホールドしてディフェンスしようとするが振りほどかれで殴られる。ホーン。
2Rシェルトン。やはり下になった時の対応に難あり物件のラウサ。
3R。ローを蹴るラウサだがシェルトンがプレスしてケージ際まで後退。右で飛び込んだシェルトン。タックルには反応して切ったラウサ。しかしまたタックルに入られ、尻クラッチから倒された。腰をクラッチしてコントロールすると寝かせた。ラウサまたクローズドガード。リカバリーするでもなく下から仕掛けるでもない、ただの防御だが、不利なポジションから抜け出せないままなのでいいことはない。肘・パウンドを落としていくシェルトン。ラウサは耐えるだけ。残り15秒で自ら立ちスタンドに戻したシェルトン。右がヒットしラウサフラッシュダウン。立ち際にシェルトンが飛び膝を放ったところでタイムアップ。
30-27、30-26、30-25の3-0でシェルトン勝利。2Rと3Rはラウサは押さえ込まれるだけでスタッツを見てもパンチを2,3発入れているだけなので10-8ついても仕方ない。
タックルは高速だったシェルトンだが、ラウサ相手なので判断保留の部分あり。ラウサは相変わらず下になった時にただ押さえ込まれ続けるだけで立つ動きがない。前回からの成長も見られず。