くもすけが行く

2018-08-17

2015年 姫路城探訪 その1


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シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」という愛称で呼ばれる姫路城

日本で初の世界文化遺産となりました。

400年前から変わらず建ち続ける日本の宝。

改修工事が終了し、過去の資料に基づいて屋根瓦も白くなりました。


姫路城は過去、10回近く訪れたものの、

2015年の夏、真っ白に輝くお城に生まれ変わってから訪れたのは初めて。

どのようになったか? 大変楽しみです。


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JR姫路駅に到着です。

新大阪から新快速で1時間ほどの旅。

駅のホームからも姫路城が望めます。

北口を出ると城へ向かう広い道路。


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お城へとぼちぼち歩くのも楽しみの一つです。

どこの街にも見られるようなビル群が続きますが

所々、石垣が残っていて風情があります。


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道路沿いには観光者向けのお店がちらほら。

忍者や侍へ変装できる貸衣装のお店があったりします。

憧れの忍者や侍に変装できるなんて外国人観光客にはたまらないでしょう。

でもこの猛暑にこんな衣装を着るなんて

とても考えられません。


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「そういえば、この道沿いの店に武将メシというメニューがあったな…」


武将メシとは、戦国時代の文献から当時食べたであろう食膳を再現したもの。

前回は店が混んでいたため食べるのを断念しました。


「今回はどうだろう?」


探してみるとあった。

入口のメニューを拝見。



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「どれどれ。豚しゃぶ梅おろしそうめん・・天ぷらそうめん・・」


どうも武将めしは企画倒れだったようだ。

しかし、少しお腹が空いている。


「ん? 姫路おでん!」


以前から食べたかったおでんが定食でいただける。

即決。

姫路おでんとは…。

姫路周辺でしか食べることのできないおでん

お出汁で煮込んだおでんの具材を

生姜醤油につけて食べるものを姫路おでんと呼びます。



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姫路おでん定食をひとつください」


表は猛暑。

季節的におでんというのもなんですが

適度にクーラーで冷えた店内なら問題なし。

そうこうするうちに膳が運ばれてきました。


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おでん、ご飯、お漬物、そうめん入りのおすましというシンプルな献立。

おでんの具はごぼう天、はんぺん、たまご、こんにゃくです。

物足りなさもありますが早速いただきます。

薄味にじっくり煮込まれた具に生姜醤油でさっぱりと。


「これはいける!」


生姜がなかなか良い仕事をしています。

これで願望が叶いました。


お店を出ていざ姫路城へと向かいます。


つづく

2018-08-09

2008年 尾張瀬戸 その2

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「瀬戸蔵ミュージアム」という瀬戸のやきものの歴史博物館で楽しんだあと

少し山手のほうに行くと「窯垣の小径資料館」があるので

のんびりとあたりを散策しながら向かいます。 



ミュージアムを出て少しすると地元の商店街があります。

昔はかなり栄えていたであろうなごりがあるものの

今はすっかり落ち着いて昭和レトロな雰囲気。 

人や車もまばらでセミの声だけが聴こえます。


私、この感じ大好き。


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向かう「窯垣の小径資料館」のある場所は

山の斜面にいくつもの窯場があったところ。

山の登り口をさす看板に向かうと細い山道があり

夏山の香りを楽しみながら登っていきます。



斜面には旧いお宅があり焼物の破片のようなものが

塀に埋め込まれています。



数分歩くと「窯垣の小径資料館」という看板がありました。

中は旧家をそのまま使用していました。

なんだか里帰りをして田舎に帰った感じ。 


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入口にいた案内の人によると

ここにあるトイレの便器は日本で初めて陶器でつくられたものらしい。

覗くと陶器に模様の入った便器がありました。


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旧家の広間のような所に大型テレビがあり

DVDで解説を観ます。

麦茶をいただいて扇風機で涼みますます里帰り風。

全盛期の頃は山の斜面にいくつもの窯場があり

職人さんや製品が行きかったんだそうです。

塀に埋められていた焼物は

使い古した窯道具を再利用したものでした。


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遅めの昼食をとることにします。

瀬戸の名物は焼きソバという噂なので

焼きソバが食べられるお店を探しつつ

尾張瀬戸駅に戻ります。

歩きながら適当なお店を探します。

「これか? w(゚o゚)w」と振り向くと「うどん *1

「こっちか? w(゚o゚)w」と振り向くと「うどん *2

「名物はひょっとして焼きソバじゃなくてうどん? ((-_-。)」

と疑いつつ

駅近くの「瀬戸の銀座通り」という商店街に入ります。


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「瀬戸の銀座通り」は歴史が古く明治20年頃からあるそうで

昔からあるお店がありながら

オシャレなお店もある不思議な商店街。


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少し進むと濃厚なお茶の香り。

日本茶専門店で抹茶サンデーの看板が

涼をとるために店内で食べました。

お茶の香りをかぎながら冷たいものを食べるのもオツです。


少し歩くと焼きそばの看板発見。


中に入ると3人のおばさんがかしましい声で

しゃべりながらてきぱきと焼きソバなどを焼いています。


早速、焼きソバ定食を注文。

名古屋弁の声が飛び交う中運ばれてきました。 


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ここの焼きソバの特徴は醤油とソースのブレンドで焼くとのこと

醤油を使うので味はさっぱり。 

ご飯は五目御飯。

赤だしのお味噌汁でしめくくり

なかなか安くて旨かったです。


名古屋市内からそんなに遠くないのに

懐かしくやさしい気持ちになる町でした。 

*1:-_-。

*2:-_-。

2018-08-03

2008年 尾張瀬戸 その1

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今回は、2008年に訪れたやきものの町「尾張瀬戸」探訪です。

食卓に並ぶやきものを「せともの」と言われるほど昔からの産地「尾張瀬戸」。

恥ずかしながら漠然と「瀬戸」は瀬戸内海のほうかと思っていました。

栄から名鉄瀬戸線に乗り終点駅「尾張瀬戸駅」に向かいます。♪


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この瀬戸線の電車がなんのデザイン処理もなく渋めの赤1色。 

流れる景色も一軒家の庭先だったり

一般道が沿線に平行に走っているなどなんとも庶民的。

終点駅「尾張瀬戸駅」はにぎやかなのかとおもいきや

瀬戸川が流れ空高くゆったりとした風景でした。


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「瀬戸蔵ミュージアム」という瀬戸のやきものの歴史博物館へ向かいます。 

1階は瀬戸焼の販売や飲食店になっていて

2〜4階に展示物などがあります。


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入口に入るといきなり古い電車の車両がお出迎え。

なんと実際走っていた車両を建物が完成する前に入れたんだそうです。

その車両は再現された旧尾張瀬戸駅の中にあります。

瀬戸線は窯業製品の大量輸送のために発達していった路線。

集積所なども再現され当時の様子がわかります。 


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やきもの工場・モロ(陶房)と石炭窯も再現され臨場感たっぷり。

せともの屋さんなんかも当時のまま再現されています。

生産道具の展示やギャラリーもあり見ごたえがあります。

瀬戸のやきものの歴史はなんと3万年前からあり

3階は旧石器時代の地層から発掘されたものも展示されてありました。


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3階の展示を見たあと2階の階段下スペースに

なつかしい独楽まわしやぬり絵コーナーがあります。

幼少の頃を思い出してぬり絵を楽しむことにしました。 

ぬり絵のもと絵は壺の模様や昔の浮世絵

私は壺の模様に色を塗ることに。

エンピツなんて何年ぶりだろうと思いながら塗っていると

ぬり絵担当の女性が「すごいですねー (=´▽`=)」か言いながら

しきりと私の絵に注目しています。

やりにくいなーと思いつつ塗っているうちに

私が仕事でイラストも描くと言うと

担当の女性はよりいっそうテンションがあがってきて 

職員の人やら呼んで来て結構なギャラリーが集まってきます。

しまいには裏方の研究員の方まで・・・ 

幼少に戻って楽しむどころか変に緊張してしまいました。  


次回は窯垣の小径資料館と名物はやきそば?につづきます。

2018-07-27

2010年 八丁味噌のできるまで その4


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1回目の八丁味噌会社「カクキュー」さんの工場見学に引き続き

2回目の工場見学「まるや八丁味噌」さんへ向かいます。


八丁味噌を作っている会社は2社しかありません。

隣同士で何百年もライバルとして

しのぎを削ってきたことでしょう。


作り方や味の違いを知ることが

できるかもしれないので楽しみです。


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まるやさんの工場前の駐車場がガランとしています。


「予約してたけど大丈夫かな?」

といいながら中に入ってみると

受付らしいテーブルがあるので休みではない様子。

とはいえ、誰もいなくて「シーン」としています。


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しかたないので事務所側に回り込むことに。

裏路地を歩いているとちょうど

カクキューさんと繋がっていて

江戸時代を思わせる雰囲気があります。


古い倉の白壁と格子がなかなか素敵。


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事務所の建物に行ってみますが

奥のほうに人影が見えているものの

入り口は閉まっていて気づいてもらえません。


途方にくれていると

奥の方に人影がちらほらと・・・



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行ってみると、そこそこのお客さんや従業員がいました。

ほっとして予約の旨を伝えると

従業員の方が我々にガイドしていただけることになりました。

カクキューさんとは違い、マンツーマンで解説をしていただけます。

パネルを見ながら製造工程を丁寧に説明。

まるやさんはカクキューさんのように

ドラマのセットのため改装されていないためか

歴史を経てきた建物が残っているため

柱や土壁など味わいがあります。


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パネルの説明のあと、ちいさな井戸につれていかれます。

この井戸いわくつきのものらしく

豊臣秀吉日吉丸の頃

味噌蔵に忍び込み、

台所から食べ物を盗もうとしたとき見つかってしまった。

追ってを欺くために井戸に石を投げ込み

難を逃れたという。


カクキューさんの看板にも出てきた

日吉丸(幼少時の秀吉)は

近所でも評判の悪い子供だったんですね。


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そして、大樽の置かれている場所に移動。

やはり石が積み上げられています。

しかし、カクキューさんのように鉄枠台に乗せていなくて

土の上に置いていました。


こちらでも耐震の説明がありました。

見学後はお土産コーナーで物色し

まるやさんを離れました。


カクキューさん、まるやさんから

赤だし味噌の試供品をいただきましたので

味を比較しようとしていたのですが

すっかり忘れていて

両方とも料理に使ってしまいました。



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駅前周辺には、

NHK連続テレビ小説純情きらり」出演者の

手形プレートと役柄のレリーフがありました。

ひとつの町おこしだったんですね。


ライバル会社比較ツアーも楽しく終わり

岡崎の地から離れました。

2018-07-20

2010年 八丁味噌のできるまで その3

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1軒目のカクキューさんの工場見学を終え、

2軒目の工場見学の予約時間まで少しあるので

岡崎城跡にある家康館に向かいます。


八丁味噌の語源にあるように

ちょうど八丁(870m)の距離にあります。


城跡に植えられた木々の間から

天守閣がのぞいています。


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岡崎城といえば、

徳川家康が天下統一を目指す拠点となった城。

大阪城名古屋城のように

堀に囲まれた巨大なものではなくて

こじんまりとしたお城です。


今回は城には登らず、

敷地内にある「三河武士のやかた 家康館」に行くことにします。



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この施設では、

家康の半生のほか、鎌倉室町時代を通して

源氏・足利氏と深いつながりのあった岡崎の歴史を

資料やCG映像などで紹介しています。



歴史的な人物の評価は歳を重ねるごとに

変わってくるものです。


まだ若かった頃は

革命的な志向の織田信長

波乱万丈の豊臣秀吉に憧れました。


その頃の徳川家康の評価としては

地味で堅実な志向や

どことなく腹黒いイメージでした。


歳を経ると不思議なもので家康の評価も変わりました。

江戸時代という

戦乱のない世の中を作る石礎を作った人物と

いう私自身の評価に変わりました。


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施設の構成は、

松平家以前の時代から天下統一に至るまでを紹介。

家康のご先祖について

三河物語」作者 大久保彦左衛門が案内役となり

CGや資料を使って解説してくれます。


家康が今川氏に人質になっていた

幼年期の頃の貴重な資料もあります。(


桶狭間で今川氏が信長によって滅ぼされた後

三河を平定する家康


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過去最大のピンチ、

武田信玄が京へ進軍する際の負け戦。

死に物狂いで帰ってきた家康

この哀れな姿を自分自身の戒めにするため

絵師に描かせたものも展示されています。

建物の入り口付近に

この絵を立体化した石像も展示されています。


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また、渋く金色に輝く家康所要の具足のレプリカがあります。

戦闘に使う道具ですが

様式美というものでしょうかすばらしい。



なんといっても関ヶ原の合戦をジオラマで再現し

映像とともに解説するコーナーはなかなか面白い。

映像にあわせてジオラマのフィギュアが反応するので

臨場感があります。


ちょうど、刀剣コレクションも展示されていました。

本物の刀の怖いくらいの存在感は、圧倒されます。


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最後のコーナーでは戦国武士の体験コーナーがあり、

火縄銃や長槍や刀の模型を手にとってみることができて

実際の重さや握った感覚がわかります。


また、兜の模型をかぶり記念撮影もできます。

訪れていた外国のカップルがいたく気にいっているようで

兜をかぶり、長槍や刀を構えてポーズをとっていました。


そろそろ、次の工場見学予定が迫ってきたので

岡崎城を見上げながら

まるや八丁味噌さんへ向かいます。


「次回 工場に人がいない・・の巻」