くもすけが行く

2018-12-14

八大神社

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紅葉狩りの季節も終わりを告げ冬へと模様替え。

紅葉の風景が美しい京都も落ち着いてきたようです。

ただでさえ観光客が多い所なのに大変な混雑となります。

京都紅葉狩りで人気スポットは数々あります。

京都市内から北東部にある「詩仙堂」もその一つ。

このあたりは思ったより人が多くないので

ブラブラと歩くのがオススメです。


詩仙堂に到着し、横目で隣に神社があることを発見。

参拝することにしました。

「八大神社」。

宮本武蔵の看板があり、驚きました。

一乗寺、下り松の決闘の古木が当社にあり」


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なんだか興味が湧いてきました。

木々に囲まれた小道を進んでいきます。

隣の詩仙堂紅葉も木々の合間から覗かせています。


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落ち着いたいい感じの道。

お年寄り達が休憩所で将棋を楽しんでらっしゃる。

そこに映画のポスターが。

名優 萬屋錦之介さん演じる「一本松の決斗 宮本武蔵」という

映画のポスターです。


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江戸時代初頭、

一乗寺下り松で吉岡一門数十人と決闘を行った宮本武蔵が、

決闘を前に八大神社で神頼みをすることを思い立ったが、

神仏に頼ろうとした自分の弱さに気づき

寸前にやめたという逸話も残っているという。


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手洗い場には龍。

なんとなく雰囲気が出てきます。

季節柄菊の花も美しく、黄色が神々しい。

三種の神器が祀られている祭壇に2本の劔。


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武蔵の二刀流にあやかってのものなのか?

本殿が見えます。


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ちょうどいい広さの本殿周り。

しっかりと手を合わせます。

ちょうど、外国人観光客も同じように手を合わせています。

武蔵の「五輪書」は海外でも読まれ、

武士の姿勢を知るバイブルとなっていると聞きます。

武蔵の伝説がこんな所にあったなんて意外で驚きました。


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2018-12-07

慈光院

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世界的な日本ブーム。

クールジャパンと銘打って名所や食べ物、サブカルチャーなど

日本の魅力が世界に広がっています。

最近は日本庭園が人気で

有名な庭園を訪れる観光客が多いそうです。

日本庭園は自然の風景を

小さな空間に凝縮した世界。


そんな日本庭園ですが

箱庭的魅力の日本庭園ですが

もっとダイナミックなところがあるという情報を得て

行ってみることにしました。


その名も「慈光院」。

奈良県大和郡山にあります。

近鉄「大和小泉」駅でて大和川沿いをゆっくりと歩いて行きます。

奈良といえば大仏や鹿が有名で

都市の中心部の観光地にスポットが向きがちですが

実は郊外にたくさんの魅力的な場所があるのです。

大和郡山城下町

金魚養殖が盛んなこともあり、

金魚すくい日本一を決めるイベントが毎年開催されます。



大和川周辺は高い建物がなく

空が高いので心地いい。

奈良県の郊外の魅力でもあります。


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目印の池を発見するものの入り口がわからない。

紅葉が眩しい季節の中

周辺を歩いてみると「慈光院」という看板を発見。


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進んでいくとどんどんと木々に囲まれ

味のある小道をいつのまにか歩いています。

計算された感じがします。


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建屋に到着です。

慈光院は寛文3年(1663年)に石州流茶道の祖・片桐石見守貞昌という人が

創建しました。

建屋である書院は重要文化財に指定されています。


靴を脱いで中へ。

特別な装飾もなく実にシンプル。

奥に行くと広い空間が出迎えてくれます。



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広い畳部屋には仕切りがなく、

180度のパノラマが広がります。

しばし腰掛けて美しく手入れをされた日本庭園を鑑賞します。

晩秋の温かい光が差し込みます。

茶道のお寺。

そうするうちにお茶と和菓子が運ばれてきます。


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庭を眺めながらお茶で一服するのは格別です。

こんな隠れ家のような場所があったなんて驚き。

そのまま庭に散策に出ます。

手入れの行き届いた木々。

静かな空間を楽しみます。


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少し高台があり上がってみると

建屋全体を見ることができます。

現代からタイムスリップしたかのよう。


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と、この辺りまでは

他の寺院でもある日本庭園ですが

ここからが慈光院らしさ。

庭から広がる大和郡山の景色が素晴らしい。

敷地にある庭をすべてとするのではなく

周りに広がる景色も庭であるとするのが慈光院の考え方。


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景色も庭か・・

そう考えるとダイナミックで素晴らしい。


庭を楽しんで建屋に戻ると別の建屋では住職が

案内している様子が見えます。


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そちらの方に向かうと

中庭があります。

額のような窓からは中庭が見えます。

別の建屋の天井には

立派な龍の絵。


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落ち着き心癒された後は

空腹がやってきます。

実は食堂があり、お蕎麦が名物。

早速、お蕎麦を注文しました。

温かいお蕎麦の他に

精進料理が付きます。

自家栽培のかぼちゃやお豆の天ぷら

肉に見立てたゆばなど

なかなかのボリュームです。


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自分の足で見つけた名所は宝です。

慈光院」もそのひとつとなりました。

2018-11-30

20世紀少年


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大阪に再び万博が開催されることが決定しました。

1970年の大阪万博は高度成長の終わり始めた頃。

私の幼い頃、万博会場の近所に住んでいたので

開会式のブルーインパルスという戦闘機が放つ

色煙のパフォーマンスを間近で観ました。

もちろん、万博にも連れて行ってもらいました。


昭和時代の懐かしさどころか

平成時代も終わりをつげます。

大阪万博の頃は私の人生にとって影響の大きい頃で

当時を懐かしむものには気持ちが盛り上がります。

そんな気持ちを体感させてくれる映画があります。

20世紀少年」。

週刊ビックコミックスピリッツ

浦沢直樹さんが連載していた人気漫画を映画化したものです。


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 スピリッツで連載中に夢中になって読んでいた名作だけに

映画化されたものがどういう風になるかとても興味ありました。

なんでも60億円をつぎ込んだ3部作で

キャストも漫画そっくりということでますます期待がたかまります。


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主人公のケンヂ役の唐沢寿明さんの

ダメ男ぶりが少し違和感がありました。

けっして悪い演技ではないのですし

ケンヂ役に抜擢したのも無難だとはおもうのですが

なんというかロックをやっていた男に感じないのです。


それでもストーリーの面白さでグイグイと引き込まれます。

映画全体としては原作とイメージが違い残念に思うことがあることが多いですが

今回はそういうものはありませんでした。

原作が面白いのでおそらく

原作を読んだことのない人には結構面白いかもしれません。

感想としては一度読んだ漫画を1から読み直した感じ。


原作の浦沢さんの漫画は

ストーリーや作画が映画的なので

映画化するには原作をそのまま活かすしかない気がします。

一方、大ヒットした三丁目の夕日も漫画が原作ですが

絵もストーリーも漫画らしい漫画なので

映画としての工夫の幅が広げやすかったんじゃないでしょうか。


それにしても子供の頃の懐かしいシーンが

たくさん出てきますが

原体験として懐かしむ年齢はいくつくらいまでなんでしょうね。


D

2018-11-16

名探偵


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「○○温泉ゆけむり殺人」「○○鉄道殺人事件」など

2時間サスペンスドラマは安定した人気があるようです。



休日に、再放送を観たがために

ついつい2時間まるまる最後まで観てしまい

1日つぶれたってことありませんか?



最近はえ?という

職業の人が探偵並の活躍で、事件を解決するものがあり

「本業はどうなっとんじゃい?」とつっこみたくなることもじばしば。



トリックを見破ったり

犯人でなさそうな意外な人物が犯人だったり

なぜか高台や岸壁でラストを迎えようとも

面白いものです。


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優雅な列車の旅が一転殺人事件の渦に・・・

映画でも有名になった「オリエント急行殺人」は

ミステリの女王」と言われたアガサ・クリスティの小説。


名探偵エルキュール・ポアロやミス・ジェーン・マープルが活躍するシリーズは

一時期ハマって読んだものでした。

探偵が美男美女ではなくて

癖のあるおっさんや愛らしいおばあさんなのが面白い。


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小説を「名探偵ポアロ」としてイギリスでドラマ化したものを

NHKで放映していましたが小説に忠実で大好きです。


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ポアロの「私の灰色の脳細胞が活動始めた」という口癖は

彼の性格を現しています。

大変な自信家でどうどうと自分の優秀さをアピール。

こういうタイプはなかなか日本人にはいませんね。


三谷幸喜さん演出のアガサ・クリスティのドラマも

なかなか面白いものでした。

設定を日本に置き換えて

ポアロに相当する役を野村萬斎さんがされていました。

癖のある雰囲気が似合ってました。



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同じようにあのシャーロック・ホームズもドラマで放映していました。


映画や舞台でいろんな人がシャーロック・ホームズを演じましたが

このドラマで演じた故ジェレミー・ブレッドが

小説に忠実だと言われています。


日本人からすれば悪人顔で冷たそうな感じですが

実際、ドラマを観るとホームズが実在する人物かのように

錯覚してしまうから不思議です。



当時は罪ではなかったのか

注射で覚せい剤を打つシーンがあったりして少し衝撃的。



原作者のアーサー・コナン・ドイルは流行らない眼医者さんで

暇つぶしに小説を書いたそうです。

ホームズの他にSF小説「失われた世界」も大好きでした。



こういった古典小説を読んだりドラマを観るのも良いものですね。

2018-11-01

松柏美術館

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日本を代表する女流日本画家に「上村松園」。

女性の視点から描いた女性像が様々な面で表現されている絵が多い。

奈良市登美ヶ丘の閑静な住宅街に松園の美術館「松柏美術館」があります。

テレビで紹介されていたのをきっかけに行ってみることにしました。


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近鉄電車学園前駅」を下車。

美術館まで、散歩がてら周辺の土地柄も楽しむことにします。

駅前を過ぎると閑静な住宅街。

空も高く心地よい。

凝った作りのイラリアンレストランがあったりして

少しハイソな人たちの町のような気がします。


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しばらく歩いていくと

綱引きをする子供たちの銅像を背に公園が見えてきました。

木々に囲まれて心地よい雰囲気。

少し寄り道をすることに。

大渕池公園というらしい。


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入り口のところで写生されている方もいて

なんとなく芸術が馴染んでいる所なんだなと感じます。

公園内がなかなか素敵。

木々が舞台を囲む観客のよう。

初老夫婦や子供連れの夫婦がゆったりと楽しんでいます。

秋の芳醇な風を楽しみながら一休み。


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公園を出ると大渕池。

橋を渡ると

辺りに「松柏美術館」があります。

窓のない四角い形が重なるような建物です。

右手に池を見ながら

庭の小道を通り入り口へ。

ここは松園の住まいを改装した美術館らしい。

ガラス張りのドームの入り口がお出迎え。

館内は清潔感のある近代建築です。


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早速、観覧です。

やわらかいしぐさや

女性ならではの美意識があります。


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ほのかな色気が漂います。


オーソドックスな美人画を描いてきましたが

スランプにおちいります。

時代が変わり

肌をあらわにする刺激的な絵が

広がり、松園の絵は古臭いと言われだしたのです。


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「楊貴妃」


時代の流れに合わせた少しエロティック絵にしたのがこの絵。

描かなかった胸まで描いています。


とても大きな作品で

スケッチも原寸で描いていました。


人物が人間と同じくらいなので

大きさも想像つくでしょう。

こういう絵を見ると燃えてきます。

これを描いた後には胸を強調した絵がちらほら描かれています。

鮮やかで美しい。


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「焔(ほのお)」

こちらも代表作。

女性の激しい情を描いています。

これもいままでなかったことです。


刺激的な画風もやがて落ち着き

再び正統派へ

けれどテイストは残しています。


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花がたみ」

秋らしい妖艶な一枚。

この絵も大きく、下絵も展示されています。

何枚も紙を貼り合わせて

修正部分に紙を貼り、手直しをしています。

絵を描く者としては大変興味深い。



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「唐美人」

これは左右12mもある超大作。

広い部屋の片面いっぱいをつかって展示しています。

唐の時代の美人を見初める若者を描いたもので

世界観に入り込みそうな気持ちになりました。



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松園の息子さんも有名な日本画家です。

「上村 松篁」

この方の展示会を京都で観たことがあります。

お母さんと違って人物画は少なく、

鳥などの生き物を美しく描いています。

息子さんや松園のお弟子さんの作品もいくつか展示しています。


美術館に行くと刺激を受けて

猛烈に絵を描きたくなります。

大事なことだと感じます。


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美術館の裏が旧家。

入り口に煉瓦造りの煙突が見える広そうな日本家屋です。

脇にはちょっとした散歩道があります。

竹林が青々して、空を背景に気持ちがいい。

美術館の屋根から広がる周辺の街並みを楽しむことができます。

彼岸花の赤が、アクセントで美しい。


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旧家は喫茶店になっていて

お茶を楽しめます。

和菓子セットというものがメニューにあり

頼んでみることにします。

中に入ると立派な日本庭園。

こんな素敵な環境で絵を描かれていたのです。

旧家の庭先を利用した喫茶。

腰掛けながら庭を鑑賞します。

和菓子セットは、抹茶和菓子です。

和菓子は柿で有名な奈良らしく柿風味。


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静かで優雅な時間を過ごせました。