くもすけが行く

2017-11-11

明治村 vol.6

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5丁目エリアから

明治時代の蒸気機関車に乗ってSL名古屋駅に到着。

さらにバスに乗り換えて、

チンチン電車に乗った「市電 京都七條駅」まで戻りました。


短時間とはいえ、

汽車やバスに乗らないと移動に時間がかかるのは

敷地がかなり広いということです。


以前来たときと比べてとても広くなった印象。

30年くらいたっているのでいろんな建物を増やしながら

規模がでかくなったのでしょう。


バスを降りて3丁目エリアに移動します。


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最初に訪れたのは「芝川又右衛門邸」

明治の頃、輸入業で財を成した芝川又右衛門が

兵庫県西宮で別邸として建てた洋風の豪邸です。


昔のドラマにでてくる、

いかにも大金持ちの家という建物。

この中でおもしろい展示がしてあります。


名付けて「明治の厠」。


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中にはいるといくつかの便器が展示されています。

外国の方が使われていたのか

便座が木製の洋式トイレがあったのは驚きです。


また、便器に装飾をほどこした美しいものがあり

花瓶として使っても問題ないなと思ってしまいます。

芸術的な便器? 


そういえばこのタイプの便器どこかで見た覚えが・・


瀬戸市の窯垣の小径資料館へ伺ったとき

昔のままのトイレが残されていて

今回みたものと同じ装飾をほどこされた便器でした。



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次は「神戸山手西洋人住居」。

神戸の名所である異人館付近にあった建物らしい。

映画「風と共に去りぬ」に出てきそうな住居です。


天候が悪くなってきたのと

歩き疲れでテンションが落ちてきました。


ひらけた所になぜかレンガ造りの迷路があります。

汐留レンガ迷路」と名付けられた迷路

明治35年、汐留にあった火力発電所の煙突のレンガを使った迷路です。

少し退屈気味の子供たちが遊んでいるのが声でわかります。



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見えてきたのがなぜか燈台。


江戸幕府がフランス人技師に

建設を依頼した4つの燈台で

品川で点燈していた「品川燈台」です。


唐突に燈台があるっていうのも

なかなかインパクトのあることですが

明治村ではあまり違和感がないのが不思議。


茶室や幸田露伴の住宅の前を通過しますが

田舎の旧家とさほど変わらないので

興味がもてなくてダラダラと通過してしまいました。


3丁目エリアを一通り周ると

明治の駐在所付近に戻ります。

チンチン電車に乗る前に来たときはいなかった

立派な髭をたくわえた名物の駐在さんが。

お客さんに「暑いの〜」と声をかけています。


そろそろ出口に戻りながら

新たな発見をしてしまいます。

懐の深い明治村、おそるべし。



つづく

2017-11-02

明治村 vol.5

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金沢金沢監獄中央看守所・監房」で独居房体験したあと

5丁目エリアを徘徊します。


周辺は見通しがよく、

小さな池に「隅田川新大橋」が架けられていたり

展望タワーなどの異色の建物が見渡せます。


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噴水の向こうに豪華そうな建物があります。

「帝国ホテル中央玄関」です。


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中は天井が高く、柱が細かいブロックで積み上げたデザイン。

70年代のドラマに出できそうな懐かしい雰囲気です。

田宮次郎や天地茂が出てきそう。



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外は日差しが強くなり、

歩くのも大変になってきたので

5丁目エリアはこのくらいにして

蒸気機関車に乗って引き返すことにします。


5丁目エリアにある蒸気機関車の駅は「SL東京駅」。

4丁目エリアにある「SL名古屋駅」まで走ります。



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駅に向かう途中、錆びた機関車とレンガで造ったアーチがあります。

木々をバックに錆びた機関車とレンガのアーチが

絵画のように美しい。


地下道をとおり、駅へと向かう道はレンガ道です。

駅の雰囲気がホッとする感じ。


親子連れがたくさんいます。

線路は単線なので機関車はターンする必要があります。

どうやってターンするか興味津々。


しばらくすると機関車が着ました。

駅を通りずぎると

職員さんが機関車のお尻を押します。



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線路の下がターンテーブルのようになっており

線路に乗ったまま機関車がターンしました。


機械ではなくて人の手でするところが

明治村らしくていい感じ。

ホームに移動して乗り込みます。



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駅名の看板が「とうきょう」ではなくて「うょきうと」と

読み方が現在と逆になっています。


木製の車内はなかなか味があります。

出発。

「ポー」と警笛が鳴ります。

ガタガタ揺れます。


この揺れが小気味よい。

明治村の一部が一望できます。

ゆっくりですが、あっという間に到着。

なかなか良いものでした。


SL名古屋駅」から3丁目エリアと向かいます。

つづく

2017-10-26

明治村 vol.4

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4丁目エリアから5丁目へ移動します。


少し小高くなっている所に教会のような建物が見えてきました。

「聖ザビエル天主堂」。

日本に初めてキリスト教を伝道させた聖フランシスコ・ザビエルを

記念して京都に建てられていた教会です。



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当然ながら、洋風建築なのですがどことなく和の雰囲気がします。

中に入ると、高い天井に神々しく光がもれるステンドグラス

キリスト教徒ではないですが、神妙な気持ちになります。

静かな時間が流れている感じです。



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ステンドグラスがとても綺麗。

外が汗ばむ気温でも、お寺の中と同じでひんやりしています。

天主堂から出ると熱気が・・



坂道を上がっていくと

大きな三角屋根と黒ずんだ板張りの壁の建物が見えてきました。

入り口に丸いものが吊るされています。

「これ杉玉? 酒蔵かー」



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愛知県刈谷市にあった酒造が仕込み蔵に使った「菊の世酒蔵」。

中は天井高くとても広い。


以前、八丁味噌の見学で聞いた話によると

現在大きな樽を作ってもらうと約300万円するとか・・。

しっかりとした梁がしっかりと組み合わせれています。



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ちいさい赤い屋根の建物が見えてきました。

写真がいくつか飾られているところをみると

写真に関連した建物のようです。

明治41年に新潟県上越市に建てられた「高田小熊写真館」。

ペンションのようで現在でも通用しそう。

明治時代ではけっこうモダンだったかもしれません。



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右側に屋根の上に、

展望用のガラス張りの部屋が突き出ている建物を発見。

「何? 監獄?」

明治40年に建設された「金沢金沢監獄中央看守所・監房」です。



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入り口に入ると検問所、

四方監視できるように六角形のガラス張り部屋がドンとあります。

両側に独房が続く長い廊下。

「ドキッ」

独房の中を見れるようになっているのですが

リアルな人形を使って再現しているので驚きます。


中に入れる部屋があるので入ってみることに。

狭いのは狭いのですが窮屈さは感じられません。

奥には木製のトイレ。

匂いが大変だったかもしれません。


真ん中で体育座りをしてみて

実感してみます。


「・・・・・・」


独居房体験をしたのでした。



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つづく

2017-10-20

明治村 vol.3

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カメラを片手に東海・関西を中心に旅歩きをはじめて15年。

自分の足で歩いて感じた素敵なスポットを紹介するアーカイブ企画第一弾。



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イスラム教会のモスクを思わせる建物に目がとまります。


型にはまらない印象的な建物ですが元郵便局。

三重県伊勢市豊川町にあったという宇治山田郵便局は

ど真ん中に円錐のドームになっていて

現在でも通用するかもしれません。



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旧郵便局のとなりは茶色のレンガで造られた

いかにも明治時代頃の建築物があります。

品川硝子製造所の建物。


ガラスにちなんで、

品川ガラスショップとなっていて

ガラス製品の販売やガラスアートが展示してありました。



少し行くと少しひらけた人通りの多い場所に出ました。

横並びに4軒ほど旧い建物が並んでいます。


一番手前が昔の2階建ての家。

2階に人の全身パネルが立っています。



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どこかで見たことのある人物、教科書でみたような・・

「おっ 石川啄木や」



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この家、石川啄木が2階に家族と住んでいた「本郷喜乃床」。

1階は理髪店だったそうです。

当時の理髪店の内装もそのままで

入り口には当時ハイカラな食べ物として

カレーライスやサラダなど蝋細工のサンプルが並べられています。


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となりの建物も旧い家。

この家は日本の昔話や妖怪話を伝承したといわれる小泉八雲避暑の家。

外国人記者だったが、日本人と結婚して帰化した人で

焼津で避暑のため過ごした家だそうです。

中は駄菓子などが売られています。

小泉八雲のイメージにぴったりの演出。



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となりの建物に気になる看板が。

「天然温泉足湯?」

愛知県半田にあった「半田東湯」で

夏ということで暑い湯ではなくて冷たい水で足湯ができるらしい。

涼を得よう中に入ります。



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部屋は薄暗くてすべて木製。

靴を脱いで足をつけます。


「ふーっ」


ほてった足が生き返ります。

情緒のある所で冷たい足湯を体験できるなんて

思ってもみませんでした。


ここまでは4丁目エリア。

5丁目はもっと興味深い所が待っています。


つづく

2017-10-13

明治村 vol.2

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カメラを片手に東海・関西を中心に旅歩きをはじめて15年。

自分の足で歩いて感じた素敵なスポットを紹介するアーカイブ企画第一弾。


チンチン電車の駅「市電 京都七條駅」まで移動し

チンチン電車に乗って4丁目エリアへ移動します。


札幌電話交換局、京都七條駅巡査派出所が駅周辺にあります。

遠足で来た時にこのあたりの建物の記憶があります。


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京都七條駅巡査派出所には

口ひげをはやした巡査さんがいて

お客に声をかけて雰囲気を盛り上げることで有名。

見渡しても見つかりませんでした。


駅のベンチでチンチン電車の到着を待ちます。

チンチン電車といえば

小学生の頃にはまだ京都

走っていて乗った経験があります。


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「チンチン♪ チンチン♪」

やってきました。


「出発進行!」

ガタガタ揺れながら進みます。

決して乗り心地の良いものではありませんが

気持ちをうきうきさせてくれます。


4丁目エリアにある市電 名古屋駅に到着。

わずか数分でしたがなんだか癒されました。


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横に長いシンプルな2階建ての建物があります。

明治時代の兵舎である「歩兵第六聯隊兵舎」。

入り口に大きく「楽」という看板があります。

明治時代の軍隊の建物ですが、

中は遊べる施設となっている様子。



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1階は、当時の軍服や銃の実物が展示してあります。

また、軍隊の食事を蝋細工で紹介。

カツレツなど洋食中心のようですが意外に量が少ない。

カロリーとしては丁度いいのかな?



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1階には展示の他

和物のグッズショップがあります。

ここでイナセな手ぬぐいタオルを購入。

汗をかくので頭に巻くためです。

早速、頭に巻いてみましたが長さは十分ですが

幅が短くて頭上が丸出しになってしまいました。



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次に訪れたのは「名古屋衛戌病院」。

外観は南国のペンションを思わせる雰囲気です。

清潔感と温かみを感じます。



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中には、当時使用していた医療用ベッドや

レントゲンの機械が展示されています。

これらの機械がなんとも味わい深くて素敵。

昔のSF映画に出できそうな無骨な感じがいい。

機械の一部が木製なので、

冷たい感じがしないのかもしれません。




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次は「ハワイ移民集会所」。

これまでの建物とは違い、

赤い三角屋根のかわいい建物。


ハワイ島のヒロという町で日本人牧師が建てた教会が

やがて移民者達の集会場として使われたものです。

入り口付近にはアメリカ星条旗の旗と鐘があります。


この鐘、ペペケオ耕地の鐘といい

農作業などの時間を知らせるために使われました。

鳥居に似た木組みの上に鐘があり

そこはかとなく和風なのが面白い。



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中に入るとハワイ土産でおなじみの

マカデミアンナッツ入りのチョコやコーヒー豆入りの袋があります。

空色のアロハシャツも展示してあり

夏らしい建物でした。



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すぐとなりにはかわいい蒸気機関車が展示されています。

明治30年にアメリカブルックス社から購入。

尾西鉄道の弥富〜新一宮間を実際に走っていたそうです。

後世の蒸気機関車と違い

遊園地で走っているものにイメージが近くおもちゃみたい。


運転席にも入ることができるので覗いてみると

小ぶりの炊き釜がありなんともかわいらしい。


つづく