明治村 vol.3


カメラを片手に東海・関西を中心に旅歩きをはじめて15年。

自分の足で歩いて感じた素敵なスポットを紹介するアーカイブ企画第一弾。





イスラム教会のモスクを思わせる建物に目がとまります。


型にはまらない印象的な建物ですが元郵便局。

三重県伊勢市豊川町にあったという宇治山田郵便局は

ど真ん中に円錐のドームになっていて

現在でも通用するかもしれません。





旧郵便局のとなりは茶色のレンガで造られた

いかにも明治時代頃の建築物があります。

旧品川硝子製造所の建物。


ガラスにちなんで、

品川ガラスショップとなっていて

ガラス製品の販売やガラスアートが展示してありました。



少し行くと少しひらけた人通りの多い場所に出ました。

横並びに4軒ほど旧い建物が並んでいます。


一番手前が昔の2階建ての家。

2階に人の全身パネルが立っています。





どこかで見たことのある人物、教科書でみたような・・

「おっ 石川啄木や」






この家、石川啄木が2階に家族と住んでいた「本郷喜乃床」。

1階は理髪店だったそうです。

当時の理髪店の内装もそのままで

入り口には当時ハイカラな食べ物として

カレーライスやサラダなど蝋細工のサンプルが並べられています。



となりの建物も旧い家。

この家は日本の昔話や妖怪話を伝承したといわれる小泉八雲避暑の家。

外国人記者だったが、日本人と結婚して帰化した人で

焼津で避暑のため過ごした家だそうです。

中は駄菓子などが売られています。

小泉八雲のイメージにぴったりの演出。






となりの建物に気になる看板が。

「天然温泉足湯?」

愛知県の半田にあった「半田東湯」で

夏ということで暑い湯ではなくて冷たい水で足湯ができるらしい。

涼を得よう中に入ります。





部屋は薄暗くてすべて木製。

靴を脱いで足をつけます。


「ふーっ」


ほてった足が生き返ります。

情緒のある所で冷たい足湯を体験できるなんて

思ってもみませんでした。


ここまでは4丁目エリア。

5丁目はもっと興味深い所が待っています。


つづく