如星的茶葉暮らし別館

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2009-07-03-金

「小説本の作り方」フォローアップ(1):本文用紙の種類

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前回各所でご好評いただいた「小説本の作り方!」。先日、そのフォローアップというか実物トーク編としてtwitterで軽くオフをコールし、実際の同人誌を眺めながら小説本作りについて駄弁る会を開いてみました。

と言うわけで、その時に出た意見等々をまとめる形で、若干のフォローアップを。

本文用紙は意外と大事

前回触れなかった本の構成要素の中で、一番素人臭さに直結していたのは紙の種類

まず端的に言うと、上質紙はやめとけ! コピー用紙と類似の白色度の高い紙なんだけど、漫画本なら普通にアリなこの紙も、小説本でやると何故かまさに「コピー用紙にパソコンで打ち出しました」感がくっきり出てしまう模様。単にコントラストが眩しく読みづらいだけでなく、特にフォントにMS明朝を使っている場合、なまじ見慣れているだけに余計に手作り感溢れる紙面になってしまうようだ。もったいない。

印刷所によって紙の取り揃えは異なるけど、白色度の低い(クリーム色に近い)紙がお勧めだ。文字を追い続ける小説本ではコントラストは低めのほうが目に優しいし、商業小説本で見慣れた紙色でもあるので前述の手作り間の正反対の印象を与えられる。

「書籍用紙」「クリーム書籍」「淡クリームキンマリ」などの名前で印刷所の「本文用紙」の選択肢として挙がっているはずだし、よく分からなければ印刷所に直接問い合わせてみよう。ま、印刷所サイトに載っている紙の名前をぐぐるだけでも結構分かると思うけどね。

あと、紙の後ろに「70kg」等の標記がついているけど、これは「紙の厚さ」を表している。規定サイズ(大抵は四六版)で1000枚重ねたときの重さなんだけど、とりあえず70kg以上必須、できれば90kgがお勧め。小説本で紙が薄いと、後ろの文字、というより行同士が重なって透けてしまうので、漫画以上に読みづらい代物になってしまう。90kgにすれば透けはまず出ないし、当然ページ数が少なくても厚なって見栄えがいいという利点もある(苦笑)

逆にこれ以上厚くなると、特にページ数の多い小説本では薄い漫画本以上にノドを開くことになるため、非常にめくりづらくなる。ちなみに180kgが官製はがきの厚さなのだけど、120kg等の「厚紙」で本を作る猛者もいたらしいとは印刷所の方の談話。いくら厚く見せたいからといって本末転倒なので気をつけられたし。

次回:表紙・カバーのデザイン

これは本気で書き出すと丸々一回分を費やしてもなお足りない、というコンテンツになってしまうので、作り方そのものは今回は割愛。いつか書ければいいなぁとは思うけど、多分「同人誌の作り方」以上に難物になりそうである。

さておき、小説同人屋ならではの事情として、表紙を絵師さんに頼むケースは多々ある。デザインレイアウト等で自力で頑張るのでない限り(これはこれで是非勧めたいのだけど)、絵も描けて小説も行けます!って人は少数派だろう。

というわけでフォローアップ次回は、表紙系の話の中でも絵師さんとの仕事の進め方についてちょろっと書いてみようと思う。やはり「絵」という自分の不可能領域をこなす人とのコラボは、色々遠慮もあって「他人に聞けない」事が多いんではないかと思う。あくまで自分の一例だけど、参考になれば幸いである。乞う御期待。

http://luxin.blackcats.jp/diary/200907a.html#d07030

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