rockin'onに吹くささやかな風

恒例の今月のrockin'onページ数のご報告です。結果から言えばページ数は207ページという事で横ばいです。

263(2009年10月)→255(11月)→215(12月)→215(2010年1月)→207(2月)→199(3月)→191(4月)→191(5月)→207(6月)→207(7月)

粉川しの氏が退社し、編集長が山崎洋一郎氏に交代してから二号目という事で内容に関してもザックリ。表紙が再結成を果すThe Libertinesという事でrockin'onにしては珍しく素敵な写真だと思ったのですが、これは提携先のNMEの表紙でも使われていた写真。誌面でも触れられていますが、Libertinesrockin'onの表紙初登場で、今まで表紙がなかった事に対する違和感の方が、rockin'onの変革を感じるよりも先行してしまっているのが悲しいところ。でも今までのrockin'onならRolling Stonesあたりが表紙だったんだろうし、評価したいと思っています。当然The Libertinesの再結成に関して誌面を割いており、児島由紀子女史の記事は充実しています。あとはM.I.A.を大きく取り上げているのも目を引きます。前回謎の休載だった渋松対談も今号ではさり気無く復活。理由は渋谷陽一氏が忙しかったからとの事ですが、確かにJAPAN JAMもあったので、その辺が理由だったようです。個人的に大きかったのは以前も記事にした目次(contents)のページにfutureの欄にあった『rockin'on BOOKSのお知らせ』という項目が消えた事。まさかこのブログを読んでくれている訳ではないでしょうが、自社広告をコンテンツとして盛り込むという一風変わった目次ではなくなったので安心しました。
あと誌面の紙質が変わったのか、触れた時の感触が柔らかくなった様な気がします。そして新編集長のレビュー等は来月辺りから順次掲載されていく様なので、その辺に期待しながら来月号も買ってみたいと思います。今のところ目立ったリニューアルでは無いのですが、細かなところの改善から少しずつ誌面が良くなるささやかな風は感じますので。


参考エントリー
そろそろrockin'onとサヨナラする季節が来たのかもしれない
rockin'onの薄さを嘆きつつ「00年代究極の名盤100枚」を肴にする
rockin'onのContentsとNo Future
しのたんがrockin'on社を退社という事で「粉川しの」というキーワードでブログを見に来てくれている人が増えています
祝ページ増を編集長交代を機に叫ぶ