カリー/ハワード/ジラール対応の陳述
次のように述べることができるだろう。
- 前もって、命題変数と型名(型記号、型変数)の対応があるとする。
- 命題論理式と型表現(type expression)の翻訳をτで示す。
- 命題論理式Pの(仮定なし)証明と、τ(P)で型付けされた閉じたラムダ式が対応する。
- 証明の中間に出てくる各論理式Qには、型がτ(Q)の変数が対応する。
- 証明の各推論には、項の構成規則と型推論が対応する。(項の構成規則と型推論は一体)
- 証明の簡約とラムダ式の計算が対応する。
- 簡約済みの証明は正規形ラムダ式に対応する。
注意
- true, falseの定数は入れない。
- ∨や¬も入らない。
- 2成分以上のタプルを扱ってもよい。
タプルに関する変型
- (t.1, t.2) ⇒ t
- (x, y).1 ⇒ x
- (x, y).2 ⇒ y
t
--------------[Dup]
t t
---[Sel1] ----[Sel2]
t.1 t.2
--------------[And]
t.1∧t.2
これをストレートに。雰囲気は ◇⇒| 。
x y
---------[And]
x∧y
-----[Sel1]
x
これをストレートに。雰囲気は Y ⇒ \ ⇒ |、 Y ⇒ / ⇒ | 。
[追記]
引き伸ばし変型のまとめ:
- ∩∪ ⇒ | (β)
- ∪∩ ⇒ | or |⊃ ⇒ | (η)
- ◇ ⇒ |
- Y ⇒ \
- Y ⇒ /
[/追記]