なるほどダメだ:シーケント記法
推論のストリング図をテキストで表したものがシーケントだと解釈すると、通常のシーケント記法はダメなことがわかる。シーケント矢印が
- 推論のスパイダーを表す矢印
- ケーブリングを表す矢印
の区別ができないと、ストリング図を書き写すことができない。次のように区別する。
- -○→ 推論のスパイダーを表す矢印
- → ケーブリングを表す矢印
これを使うと、ダイアモンド・リーズニング(リーズニング=推論に対する演算子)の基本リーズニング図は次のように表される。
Γ→(x∈X| A -○→ B[x]) =========================== ◇ Γ, A -○→ ∀x∈X.B[x]
Γから出る矢印は、コンテキストの外部の仮定がコンテキスト(のスコープボックス)内部に侵入する様を表している。
スクエア・リーズニングの基本リーズニング図は
Γ→(x∈X| A[x] -○→ B) =========================== □ Γ, ∃x∈X.A[x] -○→ B