「それなに?」シリーズ(そんなん、ないけど)。
yoheiさんのブックマークを眺めていたら、「"Web サービス=同期連携"? "疎結合=非同期"? sigh... 」というコメントが目に付いたので、「なんだろう?」と思い、リンク先を見てみました。
が、僕の勘違い・手違いで「サービス指向アーキテクチャ(SOA)の実際」の1ページ目を印刷して外出。「なんだ、別にふつうじゃん」という印象。
本領発揮は2ページ目でした。おおおーッ、ひさびさに椅子落ちする文言の数々。Web上のECサイトのバックエンドに(おそらくはレガシーな)在庫管理アプリケーションを使う例で「ECサイトと在庫管理の性能、運用形態、要求などに差がありすぎる」という問題を指摘してから、曰く:
「同期連携(密結合)」という表現がなんだかあやしいと思ったら、これについては“明確な定義”があります:
同期連携を用いてアプリケーション間の連携を行っていることを「密結合」と呼ぶ。
非同期連携を用いてアプリケーション間の連携を行っていることを「疎結合」と呼ぶ。
著者は「アプリケーション統合の世界では」と断りを入れているので、これらの用語はその“世界”のジャーゴンなのかもしれませんけど。
それ以外にも、ジャーゴンのような意味不明の用語が、、、
「ネットワーク空間」って、セグメントとかそういうのかぁ?「キャパシティの違い(性能差の違い)」って、キャパシティって性能のことだっけ? 在庫管理アプリケーションはメンテしたいけどECサイトは24時間365日稼働だ、ってことを「ライフサイクルの違い」って表現するのだろうか?
「Webサービスが海外のサーバで動作している場合、常に期待される呼び出し速度でWebサービスが応答を返してくれるだろうか?」という問いかけは、何を言いたいのか理解できませんでしたし。
まー、(いろいろな意味で)面白いからいいのだけど(って、よくないか)、@ITの編集でもう少しなんとかならなかったの、とは思う。