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2005-11-19 (土)

VOODOOな理論達:「水は生きている」騒動、そしてそれから

| 12:09 | VOODOOな理論達:「水は生きている」騒動、そしてそれからを含むブックマーク

映画『仮面ライダー THE FIRST』をキッカケとして、僕を困惑させ、落胆させ、恐怖させる一連の出来事がありました。その経緯は:

  1. 仮面ライダーと「水は生きている」 - 檜山正幸のキマイラ飼育記
  2. エエエーッッ!! こっ、これはどういうことだ? - 檜山正幸のキマイラ飼育記
  3. 追記:水は生きている - 檜山正幸のキマイラ飼育記
  4. さらに「水は生きている」-- ウチには子供がいるってこと - 檜山正幸のキマイラ飼育記

その後、「お水」問題を調べたり考えたりしました。既に、このてのニセ科学、インチキ理論を批判したり、啓蒙活動を行っている方々がいます。残念ながら僕には、力になれるほどの能力も情熱もないのですが、たまにこの種の問題もネタにしようかとは思います。そのときは、見出しの先頭に「VOODOOな理論達:」をつけるつもり。

VOODOOは、『わたしたちはなぜ科学にだまされるのか』(ISBN:4072289213)という翻訳書の原題"VOODOO SCIENCE"から拝借。この本の日本語版への序を引用しておきます。

なぜ多くの人たちが、いまだにニセ科学のばかげた話にひっかかり、理屈にあわない大昔の迷信を信じ込んでいるのだろう?

なぜ、いま? それは、ひとことでいえば、そうしたとんでもない主張が「科学」のふりをしているからだ。そして世間の人たちが、科学に奇跡を求めたがるからだ。

だが、まるで見当ちがいの狂言者のたわごとや、平気で悪事をはたらく詐欺師のウソと、ほんものの科学とを、だれもが見分けられるわけではない。ここに、科学者が責任をもって取り組まなければならない問題がある。

僕はもちろん職業的科学者ではないけれど、「ソフトウェア工学について思うこと」という記事に次のように書きました:

ところでさ、日本語で「科学者」というと、大学/研究所で、職業としての学問を行っている人という意味だけど、もう少し広い意味で「サイエンチスト」を使ってもいいのじゃないだろうか。科学する心、あるいは分析的知性といってもいいのだけど、まっとうに“ものを考える態度”を持って現象と対峙し、行動できる人はサイエンチストですよ。そういう意味でなら、すべてのプログラマ/情報技術者は、コンピューティング・サイエンチストであるべきです。

分析的知性とは、なにも科学に限ったことではなくて、「まっとうに“ものを考える態度”」の根源なわけだから、誰であれ、多少はサイエンチストの能力をもつべきなのですよ。

この件に関して調べたり考えたりした具体的内容は、またボチボチと。

hokuto-heihokuto-hei 2005/11/19 16:27 こういう話題なら「水商売ウォッチング」は避けて通れないでしょう。
http://atom11.phys.ocha.ac.jp/wwatch/intro.html

m-hiyamam-hiyama 2005/11/19 16:44 hokuto-heiさん、
>「水商売ウォッチング」は避けて通れないでしょう。
はい、もちろん。
それと、とても参考になったのはきくちさんのkikulogですね。
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/

ACAC 2005/11/19 19:07 ここまで引っ張るとは思っていませんでしたが、かなーり「水」が気になってますね。
他にも色々ありますが、こういうのとか、
http://www.tv-asahi.co.jp/aura/ [オーラの泉]
こういうのはどうですか?
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&c2coff=1&rls=GGGL%2CGGGL%3A2005-09%2CGGGL%3Aja&q=2012%E5%B9%B4&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
[Google検索 2012年]

hamlet-rhamlet-r 2005/11/19 19:55 どうもです。私の blog へのコメントありがとうございます。
ソフトウェア工学に関する所ですが、個人的に工学と科学の違いは、「工学」は設計に対する検証が、科学は現象に対する分析がそのミソである所かなと思います。「水」の問題にしても、事実に対する分析的な態度の欠如もあると思いますが、提示された事実に対する検証が合理的かどうかを問う姿勢の有無の方が大きいように思えます。(物の見方をどう捕らえるかの違いで本質的には同じように思えますが。)特に最近、ソフトウェアの品質について考える事が多くなったのですが、ソフトウェアの品質に対する無知と「水」の問題は、根底に同じような部分を抱えているのではと思えます。

ひきつづきACひきつづきAC 2005/11/19 20:58 こんにちは。私も話題の「水」の本は読んでいますが、結晶を作る実験方法については何でこんなにもあいまいな形にしているのだろうと不思議に思っていましたので、それに対する周りからの批判の無さへの批判はかなりもっともかと思います。本当に突っ込みどころ満載ですからね・・
新聞等でも頻繁に叩かれるソフトウェア品質の低下と、件の(精神世界への?)無批判性をくっつけた見方ははじめて見ましたので、ちょっと考えさせられます。
ただ、ソフトウェア開発者&スピリチュアル大好きな人間として書きたいのは、(ドン)、スピリチュアルなものに入るときには対象に対して批判をせずに体ごと飛び込んでしまうが必要なこともあると思うのです。
事前の多少の検証が必要なこともあるので、その辺の線引きはあいまいではありますが、勇気を持って飛び込んでいる人たちに対して、もう少しやさしい眼を持っていただきたいなあと。
長文すみませんでした。

hamlet-rhamlet-r 2005/11/19 21:37 ひきつづき AC さん>勇気を持って飛び込んでいる人たちに対して、もう少しやさしい眼を持っていただきたいなあと。

私も仏教の信仰を持つ者ですが、仏教の方に「信解円通して方に行の本となる」と言う言葉があります。信仰の世界で無批判に精神世界に傾倒する事で「迷信」にはまって行く人を沢山見てきたせいもあるのでしょうか。(それはとても不幸な事だと思います。)自身の経験も含めて事実をまっすぐ見る健全な批判精神は必要だと思います。特に「癒し」を求めてスピリチュアルに入る人には、その根底にある自身の「欲望」をあえて直視する事も大切なのではと思う事も多いです。
例えばオブジェクト指向など先端の方法論を盲信するあまり、出来上がったソフトウェアの品質よりも方法論に忠実であったかどうかと言う事に拘る場合とか、時々見かけますが、それにどのような意味があるのか。と思う事、多いです。・・・なんとなく似ていませんか。水の問題に。

ACことsmilkobutaACことsmilkobuta 2005/11/19 23:49 新しいやり方の優位性や新規性を振りかざすことで、より多くのお金をもらえたりするところなんかは、ちょっと似ているかも・・
水はおいといて、最近どんどん新しい技術が出ているのと平行して、新しいスピリチュアルな情報の伝達もかなり早くなっていると感じています。新しい開発手法が出たらまずは遊んでやれーというのりと一緒で、ディクシャとかマヤンカレンダーなどの新しく話題になっているスピリチュアルツールを利用するのも、いいものですよ。きっと。
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いつもhiyamaさんのブログを見て勉強させてもらっています。
今後ともどうぞよろしくお願いします<(_ _)>
http://smil.exblog.jp/

m-hiyamam-hiyama 2005/11/21 09:30 hamlet-rさん、
>ソフトウェアの品質に対する無知と「水」の問題は、根底に同じような部分を抱えているのではと思えます。
「あー、先に言われてしまった」という感じ。
主にソフトウェアネタを扱っているこのブログで、「お水」を取り上げた(言い訳としての)理由には、その事情もあります。思い起こせば、なんか「お水」と似たような状況が個人的経験にも業界の出来事にもあったよなー、と。

AC a.k.a. smilkobutaさん、
>もう少しやさしい眼を持っていただきたいなあと。
僕、やさしくないですか?
>http://smil.exblog.jp/
飛び散ったハンダ、見ようによってはキレイ(or 芸術的)ですね。「ハンダからの伝言」ができそうです。

もう少し詳しいことは、いずれ本文で。

smilkobutasmilkobuta 2005/11/21 21:18 >僕、やさしくないですか?
行間ににじみ出ているものがあるかとあちこち読み直してみましたが、ブログ読者へのやさしさ以外はあまり見当たらないようですけど。
まあ、批判だからしょうがないですけどね。
>飛び散ったハンダ、見ようによってはキレイ(or 芸術的)ですね。「ハンダからの伝言」ができそうです。
わざわざ見に来てくださってありがとうございます!
ハンダのメッセージは、smilkobuta家の「気」がゆるんでいると読みましたよ。

とおるとおる 2005/11/30 22:33 「ソフトウェア工学について思うこと」は激しく同意です。
「中身は難しいですし、説明が荒っぽい所があります。もっとも、扱っている内容をていねいに説明すると、何千ページかの本になってしまうでしょう。」
これは、数学などをやっていた人間からするとよく分かるのですが(例えば、自分が詳しく高校の物理の参考書を書いたら数千ページになるだろうなと思います。)、こういう感覚を持った人は少ないだろうと言う気がしています。

m-hiyamam-hiyama 2005/12/01 09:03 とおるさん、
>『「ソフトウェア工学について思うこと」は激しく同意です。
オッケーィ。半年に1人くらいずつ賛同者が増えている感じです。このぶんだと、あと50年で100人くらいの徒党を組めるぞ、ワーイ。って、僕、たぶん生きてねーわ、オッケィじゃねえよ。
やっぱり1月に1人くらいずつシンパを増やさないとダメか。キビシーなぁ。
優秀な営業マンはいませんかぁ?(いや、マジで)

katsumushikatsumushi 2006/12/02 02:40 トラックバックが二重になってすみません。私も同意です。