寄生虫ひとりがたり

2018-08-13 趣味全開

休み中は、実家方面で博物学関連のマニアックな店や催し物を見て回っています。

f:id:m-urabe:20180813222519g:image

東京の神保町ヴンダーカンマー

f:id:m-urabe:20180813222516g:image

東林間のうみねこ博物堂さん。

f:id:m-urabe:20180813222512g:image

グッズのみならず、古書も扱っているのが嬉しいところ。

f:id:m-urabe:20180813222509g:image

うみねこ博物堂さんでの戦利品です。Huxleyの無脊椎動物解剖書、箕作佳吉伝、寄生性等脚類(エビノコバン含む)の手拭い、シミの栞(a bookmark of book worm)、イラガのヘアピン。

2018-08-11 お座敷

今日もまたM市へ出向き、久しぶりのお座敷でコモチカワツボについての市民講座。ここでの講演は7年ぶりになるが、この間自分の方ではあまり研究に進展がなかったため、2/3ぐらいは前回と同じ話になってしまった。聴衆はホタルの人工飼育や保護に関わっておられる方が大半だったので、ホタルに限らず、この貝の侵入域で何か気がついたことがあれば連絡をくださいとお願いした。

ともあれ、これで大車輪の一週間が終わり、夏季休暇前の仕事が全部終了したので、気分的には半期仕事納め。

2018-08-10 アフターフォロー

[] 20:29

Mさんの卒論で、久しぶりにコモチカワツボ侵入域の「その後」調査をやることにしました。今日はM市、滋賀で最初にカワツボが見つかった場所で、私の一番古いカワツボ調査地でもありますが、ちゃんと調査するのは13年ぶりになります。M市はホタルを保護する条例があるため、水路での生物採集には市の許可が必要ですが、ほたる資料館のFさんに同行していただいて調査OKということになりました。感謝です。

f:id:m-urabe:20180810201820g:image

13年前に、当時の卒論生N君がカワツボの生息を確認した水路。さて、今はどうなっているでしょう。

f:id:m-urabe:20180810201817g:image

…バッチリ生息していました。これぞコモチカワツボという密度です。Mさんにとっては初めて見る光景で、絶句状態でした。

f:id:m-urabe:20180810201814g:image

上の写真の一部を拡大したところ。砂粒のように見える転々がすべて貝です。

f:id:m-urabe:20180810201804g:image

湧水をポンプアップしている公園。ここの水路にも…

f:id:m-urabe:20180810201808g:image

やや小ぶりですが、ちゃんと生息しています。結局、13年前に生息を確認した水域は全部、量の多少はあれ、今でもカワツボが生息していました。おそらく湧水が豊富で、安定して供給されていることがその理由でしょう。

f:id:m-urabe:20180810201811g:image

水質を測定するMさん。

2018-08-09 埋土種子の発掘

明後日のお座敷に向けて、せっせとネタの準備。しばらくぶりの話題なので、記憶を掘り起こすために過去の卒論や修論を引っ張り出して読み返す。検証不十分などの理由で投稿に至っていないデータも結構あるが、別に公開して困ることもないのでじゃんじゃん話してしまおうと思う。もし講演を聞いた誰かが検証しようと思ってくれたらそれで十分。

f:id:m-urabe:20180809231545g:image

2018-08-08 大車輪

今日も大腸菌のお世話、査読に学生の学会ポスターの添削、その合間に特別講義に来ていただいたT井先生の抱腹絶倒トーク(中身はこれぞ生物地球科学!濃い)を聞かせていただいて気分転換。

2018-08-07 ほっ

ロシアビザが無事に取れたという連絡が入った。もし今回のビザ申請が拒否されて、改めて観光ビザを申請し直すはめになったら、その間パスポート召し上げなのでICOPAを棒に振るところだった。やれやれである。

午前中は修士のS君と一緒に大腸菌の機嫌を取り、午後は各所へのメール対応に追われる。

2018-08-04 夜間作業

夕方から大学に行って(エアコンが止まっているため気温が下がる時間帯にしか行けない)まず朝顔に水をやり、申請書を仕上げて共同研究者へ送る。良い研究プランも思いついたし、三度目の正直で今度は通ってほしい。

2018-08-03

某申請書。「研究目的、研究方法、研究内容について記述してください」とあるのだが、前者2つと「研究内容」の違いが何だかわからない。

2018-08-02 貝だって暑い

午前中に共同研究者から「カワニナ,取れましたか?」のメール。がーん、そうだった、火曜日のサンプリングで取れるカワニナの一部を実験材料として送ることにしていたのに、すっかり脳内から吹っ飛んでいた。目方で測るほど取れていたのに、参加者がそれぞれ研究用に持ち帰った余りは処分してしまい、生きた貝は残っていない。それで、午後よりは暑さがマシだろうと直ちに胴長と箱めがねを抱えて琵琶湖へ貝拾いに行った。

いつもの採集場所であるI上川河口で30分ほど探してみたが,水位は低いのにカワニナもシジミも1つも見当たらない。ひょっとして異常な水温の高さが原因か?と思い、地下水由来の冷排水の流れ込む港の近くへ行って見たら、ここにはちゃんと貝がいてすぐに必要数を確保できた。あたりを見ればオイカワやヌマチチブも高密度でおり、カルガモも2家族羽を休めている。貝から鳥に至るまで、やはり涼を求めて集まっているように思えた。おそらく河口の貝は高温の表層水を避けて、深いところへ移動しているのだろう。水中の生き物にとってもこの暑さはかなり辛そうである。

2018-07-31 船,仕事する

今日は淡水貝類研究会の合同調査で、「はっさか」を使って北湖のアクセスの難しい湖岸で貝類の調査をしました。メンバーは50歳以上が5人、高校生〜大学4年までが5人(+補助者1人)。新旧世代の貝屋の顔合わせです。

f:id:m-urabe:20180801174911g:image

いざ出航。学生さんたちは1人を除き別大学・高校からの参加なので、勿論「はっさか」初乗船です。皆楽しそう。

f:id:m-urabe:20180801174909g:image

北湖には、まだ陸からアクセス困難な湖岸があります。なかなか見ることができないアングルの琵琶湖風景。

f:id:m-urabe:20180801174902g:image

シュノーケリングによる潜水採集。人の近づかないこの辺は湖水の色が本当に美しいです。昼食の時間も惜しんで潜水を繰り返す若者たちは疲れるそぶりもありません。素潜りで6mまで潜ってカゴメカワニナを取ってくる猛者も。

f:id:m-urabe:20180801174900g:image

水草帯はゴムボート上からの採集。

f:id:m-urabe:20180801174906g:image

若者たちが湖岸で頑張っている間、船上のメンバーはドレッジと採泥器を使って少し深いところの底質採集をしました。ドレッジは曳き加減がなかなか難しいものです。

f:id:m-urabe:20180801174857g:image

最後の地点での調査を終え船のアンカーを引き上げた時、放置されたエビタツベの残骸がひっかかって上がってきました。ゴミを拾ってしまった…とアンカーからタツベを外そうとすると、中に何かがジャラジャラ入っています。なんと大量の貝でした。数珠繋ぎに上がってきた捨てタツベは合計35個,中の貝は何百個あるのか,見当もつきません。ゴミ転じて宝の山を発掘した気分になり、全部船に積み上げて帰港。なんだか、皆の一日の頑張り以上の仕事を船自身がやってくれたような塩梅です。

f:id:m-urabe:20180801174854g:image

港でタツベの泥を洗い、貝をとり出しました。何が出るか楽しみな瞬間。この後、実験室で種類毎に選別したのち、主要な標本一そろいは琵琶湖博物館へ寄贈されました。

2018-07-30 ディベート最終回

[] 00:35

f:id:m-urabe:20180731002658g:image

f:id:m-urabe:20180731002655g:image

「人間探求学」最終日、第3回のディベートマッチでした。お題はまさに旬?の「ウナギ」について。さすがに3回めともなると両チームとも発表テクニックはかなり上手になり、聞き取りしやすい速度でしっかりと話せるようになってきました。ただ立論で、日本のウナギを巡る現状を「輸入」の一面だけに絞ってしまったので、国内での過重な漁獲圧や密漁の存在の指摘など、もう少し多角的に論じた方が迫力のある議論ができたかなと思います。

2018-07-27 打ち合わせ

来年度の環境FWで大幅な授業内容の見直しを検討しており、そのミーティング。全く新しい実施内容なので班の組み方から雨天時の対応まで、検討しなければならないことが山盛りだが、なんとかなるかな?という気がしてきた。さてあとは来週の担当者全体会議で、他のグループからいちゃもんがつくかどうかだ。