寄生虫ひとりがたり

2016-12-09 悲鳴

査読もそうなのかもしれないけれど、県の審議会委員も、一つ引き受けると次から次へと依頼が来る。もう、お願いだから負担は公平にして〜!!!。査読は1度に1つだけ、審議会委員は年に2つまで!もう私のロードは限界だ〜(積載可能重量少ないです)。

2016-12-08 それ行け次行け

学部のゼミで着任1年になるK先生とY先生の研究紹介。K先生の方は長年携わってこられた地震予知についての研究、とってもためになる。東海〜南海地震と東北沖地震では、プレートの沈み込みの深さが違うため(太平洋プレートの方が重いため沈み込みが深い)、大地震の前兆とされるプレスリップが観測される可能性がそもそも違うとか。滋賀はやっぱり日本の中でも活断層がすごく多いとか(そもそも琵琶湖が断層湖だ)。Y先生の方は餌の摂取効率からバクテリアの大きさを理論的に推定する話、こちらはちょっと難しくて理解しづらかった。

小さい仕事を2,3片づけ,査読結果を返送して,半年ほど前にリジェクト食らった論文の修正にようやく着手。これも早く出さないとなあ。高度な解析はしていないから解釈は難しいけれど、生態学的には面白いネタのヒントになりそうな話ではあるし。やっぱり寄生虫は面白い、普通の人が思っている以上に。

2016-12-07 コイ料理

昨日届けていただいたコイをN君と一緒に解剖しました。5尾は小さく、1尾は40cmを超える大物です。寒ゴイというのでしょうか、身が締まってたっぷり脂が乗り、見るからに美味しそうです。

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いろんな物が血まみれなので、写真を小さくしておきます。写真を撮る前にバットを洗い、ハサミやピンセットを脇へよけておくべきでした。

残念ながら狙いのムシは獲られませんでしたが(多分季節が悪いため)、飯島楯吸虫がごっそりと出て、回収に随分時間がかかってしまいました。これは琵琶湖固有種ではありませんが,琵琶湖水系では普通種なのに他の水域ではまれなので、そのうちちゃんとウチで分類学的再検討もするべきかもしれません。

なお、解剖後のコイは院生のS君が大喜びで持って帰り、これから本格中華料理に変貌するようです。さぞや美味しいことでしょう。

カメラ発見 21:33

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オープンキャンパスでなくしたカメラが出てきました。私は長らくフィールドワーカーご用達のPentaxWGを使っていたのですが,こいつをなくした後、他メーカーの防水コンデジはどうかと思ってニコンCoolpixを買ってみました。ところが、Coolpixはマクロ機能やMFが使いにくく、手元の小さな生物にピントを合わせるのが至難の業です。やっぱりWGの方がよかったかなあ、と思っていた矢先だったので、とても嬉しく思いました。なお、Coolpixの方は,トワイライトモードや夕焼けモードがけっこう良い感じに撮れますので,風景写真,特に光線が足りない時に力を発揮してくれます。当面、風景写真はCoolpix、マクロや固定フォーカス撮影はWGと使い分けようと思います。

呟き 23:08

神さま、感謝。

2016-12-06 コイ来たる

湖西のプロ漁師Oさんから、琵琶湖のコイが採れたという嬉しい知らせが入った。どうも、湖西では水路に上がるコイが少ないようで,卒論生のN君が自力での寄生虫の入手に難儀していたのだが、ようやくワンチャンスが巡ってきた。魚はOさんが直々に大学へ届けて下さったのでN君と一緒にありがたく受領。解剖は明日だが,どうかムシが出ますように。

風邪の具合は今一つで、今日も早めに帰宅して休養。

2016-12-05 まだ風邪

魚類研究者であるT先生が来られて、滋賀県内のヨシノボリの同定会。滋賀にはトウヨシノボリはいないということで、それらしいのはすべてオウミかビワだそうだが、同定のキーを教わって実物を見てみてもなかなかピンと来ない。やはり同定には実体顕微鏡でじっくり観察する必要があり、慣れない人間が現場で同定するのは無理だなあ。

まだ風邪(と喉頭炎)が抜けておらず、90分講義をしたら声がカラカラになったので、早めに帰宅。

2016-12-03 京都散歩

朝から風邪ウィルスが暴れ出したらしく、喉頭炎がぶり返し、あまり体調はよくはなかったが、明日まで開催の「日本文化を育んだ自然」展(兵庫県「人と自然の博物館」が事務局)を見ておこうと京都へ。

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京都の町屋を会場にして、普通の盛りだくさんな博物館とは逆の「ミニマム」を追求したような展示。決して、あれもこれもと押し込んだ教育的展示ではないものの、一般の個人住宅に最低限の標本を並べてそれで不思議に落ち着いてしまうのは、千年以上の文化を内包している京都という土地柄だろうか。

ところで、咽が痛いまま出歩いたのはやはりよくなかったようで、帰宅後に頭痛でダウン。明日は休養することにする。

2016-12-02 情報公開

春に退職した静岡のK先生が溜め込んでいた(?)寄生虫長期変動のデータ解析のため,静岡県のお役所や静岡大学の先生にお願いして、県が持っているはずの2級河川の環境データを入手すべく手配中。静岡県はありがたいことにかなり情報開示が進んでおり、土木防災課からのご教唆で、県に対してネットからの情報開示請求をするという正攻法でいけることがわかった。私が院生の頃は建設省などの所有している河川観測データはまず手に入らないと言われ,その後土木研究所にいた時は,研究所所員の方から直接河川事務所に依頼してもらってデータを入手していた。今は国交省の一級河川データはかなりの部分がネット上でオープンアクセスになっているし、県のデータも公式な開示要求の手続きで入手することができる。小さいことではあるが、世の中少しだけは良くなったのだなあ、と思いたい。

21:42

2日前にある雑誌から査読依頼が来てOKしたら、今日また同じ雑誌から別の論文の査読依頼が来た。もうやめて。

2016-12-01 一区切り

論文再投稿。Elsevierの投稿サイトがバージョンアップしていて、今までとちょっと勝手が違った。レフェリーからの査読が戻ってきたらその日からすぐ再投稿のカウントダウンが始まるのではなく、「受け取った」という返信をしてから2ヶ月間の間に再投稿ということになるらしい。海外出張などですぐに対応できない時は便利そう。

のどの調子もやっと良くなってきた。さて、次の作業は、っと…。

2016-11-29 代休日

日曜出勤の代休をとって,病院(喉頭炎がまだ完治していない)と免許の更新。ペーパードライバーなので勿論ゴールド免許(笑)。免許センターまで片道45分、季節風の吹き荒れる湖岸道路で自転車を漕いだらいい運動になった。

帰りには特別公開中の御浜御殿に寄り道。井伊家の個人宅で、現在は誰も住んでいないため建物はかなり傷んでおり,庭園の木々も最小限の手入れしかされていないが、それがまた自然な良い雰囲気を醸し出している。好きな場所である。

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2016-11-28 臨時講義

2月の学生フィリピン研修の予習ということで6限目に英語のミニ講義。あまり専門の話に偏ってもいけないので,今回の研修のみならず今後の海外旅行にも役立ててもらおうと、あえて人体寄生虫の話をした。フィリピンではマニラ周辺やセブなどの都会では感染症のリスクは低いが、農村部になるとやはりまだマラリアなどが流行することがあり、特に長期滞在の際には十分な情報収集が必要なこと、もし海外からの帰国後に体調が悪くなった時には輸入感染症の診断のできる病院(残念ながら滋賀県内にはない)に行った方がよいこと等を解説。

2016-11-27 速報

「環境生態学I」中間テスト平均点は26.5点(40点満点)でした。例年よりよくできているようです。問題レベルはそれほど落としていませんから、頑張った学生が多かったということです。良いですね。

2016-11-25 本年度の傾向

[] 22:54

今日は「環境生物学I」中間テストで、先ほどまで採点をしていた。今年はちょっとだけ「環境」生物学らしく、やや変化球な問題(ただし解答は容易)を1つまぜたのだが、幸いコケた学生はあまり出なかった模様。平均点はわりあいに高めの予想である。よしよし、この調子で後半の授業もしっかり頼みます。