寄生虫ひとりがたり

2016-07-29 二度手間

午前中は遺伝子解析用のパソコン発注と科研費の前倒し申請。これで急ぎの事務仕事は全部片づけた。早く来い来い夏休み。

午後からは県庁で審議会。県の環境調査技術ガイドを改訂するというので、旧版をベースにアップデートするのかと思ったら、「実は前回の手引きを作成した社団法人が解散してしまいましたので,著作権の関係上『改訂』ということができず、一から新規につくることになります」という話。どうやら今後、この審議委員会で内容を検討していくらしい。面倒である。改訂の可能性がある行政刊行物は,最初は面倒でも自分で作っておかなければ、後々こういうことが生じるわけだ。何でも民間発注すればいいってもんじゃない。

審議会では偶々,先月マニラの城壁の話をして下さった人間文化学部のN先生が隣の席だったので,休み時間にマニラ話に花が咲く。

2016-07-28 前期授業修了

[] 23:34

前期の実習も今日で終わり。ということで植物プランクトンの生物量測定の日である。とうとうミクラステリアスの細胞容積を計算しなければならない日だ。結局、強引に「平たいひし形から12本の円柱形の腕が生えている」と見做して計算することにした。来年はもうこいつが優占種でないことを祈るばかり。

2016-07-27 無題

右から左へ,ばたばた。

2016-07-25 多産

ありゃ、また…。

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7,8個は生んだ模様。全部食われていました。

[]ディベート大会最終回 19:52

今日は第三回、最終のディベート大会で、お題は「日本は2030年までに原発を全廃すべきである」でした。エネルギー関係の論題としては定番といってよいものです。私の担当した1班は残念ながら完敗。立論での論点の提示はとてもよかったのですが、反駁で相手の議論にきちんと付いて行くことができず、ちぐはぐな議論をしてしまったのが残念でした。相手の話をよく聞いて、それに沿った答えをするのにはまだまだ練習が必要なようです。

2016-07-24 摑み

来年の「博物館資料論」の導入はこれで行きましょう。写真だけの新種記載にはどんな問題があるか。

http://www.nature.com/news/gotta-name-them-all-how-pokémon-can-transform-taxonomy-1.20275

2016-07-23 大車輪

オープンキャンパス。今日は院生のK(小)君がTAでセルカリア探しをしてくれたので,それを展示室に並べる。それから、お子さんの具合が悪いために欠席したN氏の代理で、OC参加者と一緒に軽くキャンパス内生き物ウォッチ(大部分は院生がやってくれたけれども)。午後は自室でせっせとお仕事。雑用がなかなか減らず、次の出張時の実験計画に思考がいかない。

2016-07-22 疲労回復

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週末ともなるとだいぶ疲れがたまっています。手作りのジンジャーシロップでジンジャーエールを作ってみましたが、美味しくて疲れが取れるような気がします。

予定 23:07

8月10日だって。

http://www.sunrise-pub.co.jp/isbn978-4-88325-598-6/

Amazonにも一応出てる。

湖と川の寄生虫たち

湖と川の寄生虫たち

2016-07-20 原因究明

2週間ほど前から、実験室に魚の腐った臭いがするようになった。少し前に、冷凍庫一杯に溜まった魚やアカミミガメを産廃業者に出したのだが、その際に魚の汁などが床にこぼれたのかと思い、その辺の床を雑巾で拭いてみたが、それでも臭いは消えない。学生と話して、「もしかしたらバケツから跳ね出した魚が物陰で死んでいるのかも」ということになり、今日の実験室掃除で皆が臭いの発生源を捜索してくれた。

…ハイ,冷凍庫に保管すべき魚クズが一袋、冷蔵庫の方に放置されてました…

皆、鼻をつまみながら魚クズを処分して冷蔵庫の掃除をした。作業中、当然のことながら実験室には殺人的な臭いが立ちこめたので、換気扇と扇風機を回して換気し、掃除した冷蔵庫内にはファブリーズ。ご苦労様でした。明日には臭いが消えればよいが。

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環境くん環境くん 2016/07/20 20:31 それは大変ですね。
冷蔵庫の脱臭には炭が効くと聞いたことがあります。
幸い、先生の研究室には炭に詳しそうな方がいらっしゃいますし…

m-urabem-urabe 2016/07/20 21:39 少し前から脱臭剤を置いていたのですが,それでも除去し切れないニオイが漏れてきていたようです(ため息)。

2016-07-19 本年度最後のFW

[教育} 21:03

FW1第4クール、本年度最後のフィールド日。夏らしい日差しで暑い日でしたが、少し風があったので体感的にはましでした。

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I上川の河口についてすぐ,T先生が足下を指して「これ、ナガエツルノゲイトウですよね?」と言われました。

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はい、確かにそのようですね。まだ水面にマットを作るような状態ではありませんが、河原にぽつぽつと生えています。今のうちに抜いておかないと。

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少し広がっている株もありました。オープンキャンパスの時に駆除するということなので、とりあえず今日はそのまま。ということは、来学する高校生の皆さんが大学の周囲の自然観察をしつつ、体験学習で外来植物の駆除にも参加するという訳ですね。

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河口砂洲で三々五々、周囲の観察や生物採集を行う学生の皆さん。

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投網にも挑戦。

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I上川橋の下辺りの平瀬には、大型魚類が何百匹も泳いでいました。おそらくニゴイです。数匹が固まって、産卵行動のような様子も見られました。

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タブノキについての解説をするT先生。

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1回生のI君は、2回目の機会にして投網マスターの称号を得るほど上手になりました。I君とN先生、川の中での語らい。

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投網マスターの獲物、ハスです。追い星はありませんが、淡く婚姻色が出ている♂でしょう。

2016-07-18 調査2日目

I川調査2日目。今日はお手伝いが1人だけだったけれど、一昨日の頑張りのおかげで残り作業はそれほど多くなく、流速測定と水生昆虫採集をやって午後2時に作業終了。道の駅で遅い昼ご飯を食べてから帰彦する。

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一昨日デロデロになったフロートは、今日はバキバキになっていた。

2016-07-17 ヘルメットは重い

昨日卒論の野外調査を1回生諸君が大勢手伝ってくれたおかげでだいぶはかどり、あと1日で全部終わる目処が立ったので、今日は休みとした(降水確率も高かったし)。昨日の川虫サンプリングで,1,2ヶ所の地点でものすごい数のトビケラがとれ、それを現場でヘルメットを被ったままソーティングしたものだから、今朝は首のこりがひどかった。こういう一過性の筋肉痛には温熱療法が有効なので,「せんねん灸」を据えてみる。

2016-07-16 生分解性の意味

[] 22:09

Iさんの卒論で2回目のI川調査。今回、はじめて流心部の流速を測ってみることにした。激流なので人が流速計を持って近づくことができないため、岐阜のH先生のアドバイスで、川にフロートを流してビデオ撮影し、画像解析で流速を求めることになった。

ところで、フロートとして何を流すかが思案のしどころである。流れの強い河川では,撮影後のフロートの回収が難しく、そのまま流れ去ってしまう可能性が高いので,プラスチック製の物体ではゴミになってしまう。H先生のお勧めは、梱包材に使われている生分解性の発泡スチロールみたいなやつであった。そのほか、「大根の輪切り」をフロートにした論文も読んだことがあるので,予備実験でIさんに両方を試してもらった。その結果、梱包材は小さくてビデオに映りにくく、大根の輪切りは比較的比重が大きいため,流れが渦巻いたところに来ると沈んでしまうということが判明。どちらも欠点があることがわかった。それで次に,梱包材をたくさん袋に詰めてボール状にしてはどうかと考えた。袋も、水につけてもすぐには破れず、かつ数ヶ月以内には腐る素材でなければならないので、コットン100%の医療用ガーゼを使ってみた。

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完成したフロート。

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フロート作成後、私は買い物があったので別の学生の車で町へ行き、戻ってくるとIさんがビデオ撮影中であった。そして、川の水面にはなぜかピンクのビーチボールが浮いている。

「フロートは?」とIさんに聞くと、「それが、あの生分解性の梱包材、水につけたらあっという間に分解してしまって、なんかデロデロになってしまったんです」という返事。そして、そこにはスライム状の物質とガーゼからなる謎の塊があった。実際には生分解性というより水分解性の梱包材だっという訳である。それで、結局フロートはビーチボールで代用ということになってしまった。もっとも、今日はカヌー部の後輩たちが手伝いに来てくれ、下流側にカヌーを浮かべて流れたビーチボールを回収してくれたので,ゴミは出していない。聞けば,カヌーから落ちた人を救助することもあるので、流下物を拾い上げるのはカヌーイストの基本テクニックの一つだそうな。それなら最初からビーチボール+回収係にしておけばよかった。