ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

札幌に勝てない 地域ブランド調査

京都に関係している人間からしても、なんとなく納得できる結果です。

魅力度ナンバーワンは札幌市−。民間シンクタンク「ブランド総合研究所」(東京)が25日発表した地域ブランド調査で、観光・レジャーの街として人気が高い札幌が3年連続でトップとなった。順位の入れ替えはあるものの、ベストテンの顔ぶれは昨年と変わらず、有名な観光地が並んだ。
今年は離島の躍進も目立ち、昨年合併した鹿児島県屋久島町が11位に入ったほか、沖縄県の宮古島市(昨年57位)と石垣市(同109位)もそれぞれ15位、18位に急上昇した。
札幌市に次ぐ2位は同じ北海道の函館市(同4位)、3位は京都市(同2位)。町村では9位の長野県軽井沢町(同10位)が最高位だった。

地域の魅力度ナンバーワンは札幌(京都新聞)
京都は昨年より順位を下げています。
前のエントリー(京都を再生させるたった一つの方法)で単純に「京都は東京以外ではトップを目指そう」と書いたのですが、どうもそのようになっていないようです。
記事のソースである株式会社ブランド総合研究所のHPをよく見てみるとなかなか興味深いです。
京都は55.1で3位。2位の函館は55.9で射程圏内(というか僅差で昨年の2位から転落したわけですが)ですが、トップの札幌は59.5で、少々差をあけられています。
さらに詳細をみていきます。京都は認知度では1位です。
ただ、観光意欲で札幌が1位なのに対して4位、産品購入意欲(食品)でもトップの札幌に対して5位と後塵を拝しています。このへんがキモのようです。
以下のようなことが考えられないでしょうか。
世界に冠たる京都が札幌に比べて観光意欲をかきたてさせられないのはなぜか。観光客誘致やパブリシティーの戦略が欠如しているのではないか。
北海道においしいものが目白押しなのはわかりますが、八ツ橋だけでは対抗できません。スープカレーや生キャラメルと肩をならべるような新たな名物を京都も開発していくべきではないのか。
それぞれの地域にそれぞれの良さがあるのはわかりますし、こういった調査にどれだけの意味があるのかといった声もありましょう。とはいえ、ひとつの事象として分析の対象にしてもいいような気がします。
もっともこんな調査もあります。
1位はどこ!? 世界に誇れる日本の観光地ランキング(京都が1位)