ICT教育について調べてみた

訳あって、ICT教育について調べたのでまとめてみたいと思います。

ICT教育とは

まず、ICTとは

ICT(Information and Communication Technology)
ICTとは、情報・通信に関連する技術一般の総称である。従来ひんぱんに用いられてきた「IT」とほぼ同様の意味で用いられるもので、「IT」に替わる表現として日本でも定着しつつある。
ICTとは 「情報通信技術」 アイシーティー: - IT用語辞典バイナリ

ということで

ICT教育とは、簡単に言えば情報通信技術を使った教育のことです。

事例:授業へのICT活用で学習意欲や学力が向上、MSが実証プロジェクト

東京都港区立青山小学校ほか、全国の私立校3校と、和歌山市がモデル校/自治体として参加。
2年生の担任の先生によると、児童はタブレットPCでの手書き入力の仕方をすぐに飲み込んでいくとし、紙の作業では何も書けずにいる児童が、タブレット PCを操作するおもしろさにひかれて使い出すこともあったとした。6年生の担任の先生は、無線LAN接続でどこにでも持って行けるため、児童が調べものに意欲的に取り組むようになったことを感じているという。

有効性

97.5%の教員がICTを活用した結果、生徒の学力が上がったことを実感
98%の教員がICTで生徒の関心や意欲が高まったと回答
98%が学力向上を実感--ICT教育推進プログラム協議会が授業でのICT活用効果を発表 - ZDNet Japan

実際このデータだけで有効性について判断するのは難しいかもしれません。しかし、例えばゲーム感覚でドリルができたり、宿題を提出できたりすれば、楽しんで勉強できる。また、知りたいと思ったモノに対してその場でアクセスできるということは、学習意欲を満足させる意味で効果的だろうと思います。

課題とその解決策

課題

ICT教育について書かれているニュース記事などで挙がっている課題としては、
 1.どのようにして授業に取り入れたら効果的な利用ができるのかが分らない
 2.必要なインフラ整備の遅れ
これ以外にも、推測ですが
 3.世間のICT関連についての認識
などが挙げられるのではないかと思います。

解決策

勝手に問題点についての解決策を考えてみます。
まず1.に関してはICT教育が行われれば行われるほどノウハウが貯まっていくので、それほど問題はないでしょう。また、ベネッセなどのような対面教育と非対面教育の両方のノウハウを持っている企業が参加することで、具体的で有効な活用方法に関する議論が進むと思います。
次に2.に関しては、IBMもやintelmicrosoftなどICT教育に関わろうとしているようなので、企業と関係省庁が連携すれば済む話です。
そして3.に関して。これは僕が勝手に推測で挙げた問題点ですが、インターネットというとその有効性よりも問題点に目がいってしまう層というのは少なくないでしょう。確かに、正しく使われていない部分はあるし、インターネットいじめなど、小さい子供を持つ親御さんが、子供がインターネットをなんの制限もなく使うことに対して不安を感じる気持ちは分からなくもないです。
これはもう、インターネットやICT技術全般に関わる問題になってくるので、ICT教育に関わるプレイヤーだけで解決出来る問題ではなくなってきますが、インターネットが正しく使われるように技術や法整備などの発展を進めるしかないでしょう。


とまあ、こんな感じでしょうか。
コミュニケーションの問題がどう扱われるのかなど、まだまだ疑問は尽きないし、結局のところ、早いうちからパソコン使ってもらって将来の顧客獲得の足がかりにしたいだけなんじゃないのか?と思わせる部分もあったり、これからも色々なことが議論されるでしょうが、大筋では良い影響を与えると僕は考えます。将来的には、昔でいうところの「読み書きそろばん」と同じレベルに、ITスキル/リテラシーが来る社会が訪れると思うので、その中で教育はどのような役割を果たして、ぼくらはどういった態度を取るのかが肝心だと思います。