ガーディアン

薬丸岳著 2017年講談社刊行 書き下ろし
中学生たちが立派すぎて少し引いてしまう。
『ソロモンの偽証』(宮部みゆき)に登場した中学生を思い出した。
中学生世代が一番世界が狭いのかもしれない。
狭い世界で苦しんでいる子どもたちにはもっと広い世界があることを知ってほしい。
大人であっても心の逃げ道を持っていないとならないと思う。

いじめや困難は学校だけで起こるわけではありません。
学校を出て働き始めても、いえ、生きているかぎり、人間はさまざまな困難に直面します。
今目の前にいる生徒を守ることだけではなく、
その生徒が将来の困難に打ち勝てるよう見守っていくことも、
教師の仕事だとわたしは思っています

子どもたちにはこんな教師に巡り合って欲しいなと思うし、
「顔の見える友達」に巡り合ってほしいと思う。
友達関係は自分も全然ダメだけどね...

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