m_pixyの読書日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2005-02-05 デブサミ2005感想 at実家

[]Developers Summit 2005 感想 14:33 Developers Summit 2005 感想を含むブックマーク

一気に流したいと思います。多分、自分の感じたことがメインになるとは思いますが。

■ITアーキテクトの醍醐味

日本IBMの榊原さんのお話。ITアーキテクトはアーキテクチャを作る人と言われていた。「ソリューションの枠組みを作る。TO-BEをITにつなげる役割を持つ」そうです。「アーキテクトって名乗るのは恥ずかしくない?」と、id:akonさんに言われたという話も披露されていました。

その後は「私のエンジニア人生」と言う事で歴史を話されていましたが、印象的だったのは「がむしゃらに目の前の難しい問題(トランザクションの扱いだとか)に取り組んできたけど、後になってソフトウェアエンジニアリングの本を読んだらそこに全部書いてあった。そこからソフトウェアエンジニアリングに強い関心を持つようになった」と言われたことです。自己流で仕事に真剣に取り組むことと、そういう学問を学んでいくということは、両輪としてどちらが欠けてもよくないだろうと感じました。最近の自分は勉強しようとすることばかりに目が向いていたので、はっとしました。

あと過去の経験を話された中で、榊原さんの脳の中ということで絵が出てきて、当時前頭葉ではなにを考えていて、側頭葉ではなにを考えていた、みたいに整理されていたのは面白かったです。カノジョの話なんかも出てきて、アイスブレーカー的な話をすることがメインだったのかもしれませんが、整理の仕方として面白かったです。

その後はファンクショナル・アスペクト、オペレーショナル・アスペクト、非機能要求などの話をされましたが、正直今の自分では難しかったです。とりあえずメモだけはしっかりとったんで、いつか分かればいいかな?と思っています。

XP事例カタログ

XP-JUGの方々のお話でした。XPの実践例をお話されました。印象的だったのは「もうXPがいいとか悪いとか議論している場合じゃない」ということ。もう3年半も続けられている方の言葉なので説得力がありました。

■失敗から学ぶプロジェクトマネジメント

アイシンクの伊藤さんのお話。この方は「プロジェクトはなぜ失敗するのか」という本を書かれた方です。

すごく偶然というか、伊藤さんもXPの方と同じように、「プロジェクトマネジメントプロセスを考えることはいいとか悪いという評価はもう不要だと思う」と話されました。そういう点では今の常駐先のような大企業は、新しいものが出てきたときに今まで築き上げてきたものとの比較をしないといけないという点でスピード感が出ないだろうなと思いました。もちろん本気になれば資金力やマンパワーを使って追いつくのかもしれませんが。

以下、印象に残った部分を箇条書きで。

プロジェクトの失敗原因のひとつとして「プロジェクトの成功の定義がメンバーに伝わっていない」

⇒つまりQCDだけじゃなくて、顧客満足度とかノウハウの蓄積、個人の成長などもプロジェクトの成功の定義に加えるべきだし、その優先順位を意識すべきだとのこと。

・「チームメンバーのコミットメントがない」ことへの対策

アメリカではキックオフミーティング時に儀式としてサインさせるようなこともやるらしい。アジャイル方法論のタスクカードへのサインアップも似たような感じですね。

ポイントは最新の情報が自分に集まってくるか。

アジャイルだとチーム全員ですね。

・PMOを会社の知的財産だととらえる。

PMは自分のスコープをはっきりさせる。

⇒提案すべきことはした上で、会社の意思決定としての無理なプロジェクトはしょうがない。ただ、テクニックとして経営陣に提案するときにお金に換算して話をすることは重要

■ユーザに泣かされない技術者になるために

セッションリーダをされたウルシステムズの漆原さんのお話。全般的な論旨はちょっと忘れちゃったんですが、印象的なことを。

顧客などへのヒアリング重要なことは自分の理解を相手にいかに伝えるかということ。ウルシステムズさんで作るRFPなんかの1ページ目は「弊社の理解」らしい。

ほかに印象的というか気になったのは、「アジャイルとか言っても、1度はしっかりウォーターフォールで作るべき。ドキュメントを作らないという決定をするときは、作れるけど作らないという状態にすること」と。たしかに現状ウォーターフォールでドキュメントも作れない人がどんな方法論で取り組んでも無理という意味は分かるのですが、今後もし新人さんとかでアジャイルプロジェクトからしか実践したことがないという場合はどうするんだろう?と思いました。自社の新人研修でも開発研修を行うのですが一応イテレーションをまわすといっても3ヶ月くらいで、ほとんどウォータフォールになってるけど、変えないほうがいいのかな?


■オブ脳

オブジェクト脳のつくりかたの牛尾さんと、なぜオブジェクト指向で作るかの平澤さんの対話型で話が進んだ。

基本的には牛尾さんが「とにかく中途半端な理解でもいいから手を動かそう」という本通りの主張。平澤さんが、もっと本質的なコンピュータの知識の中でオブジェクト指向というものをとらえていこうといった感じでした。

最終的な結論ベテランの人は牛尾さんの考え方でどんどん動かそう、若い人は平澤さんの考え方でもっとコンピュータの基礎知識なんかを学んでいこうって感じでした。

昨年の自社の新人研修オブジェクト指向のときは牛尾さんの本をベースアレンジさせてもらったんですが、来年度はどうしよう?そもそも担当するのかどうか分からないけど。

富士通PST事例報告

富士通PSTの坂田さんの事例報告。平鍋さんがコンサルとして入ってアジャイルを実践したらしい。2ヶ月の開発ですごい数のプラクティスに挑戦されていた。それだけの期間で成果を実感できたということはすごいと思う。やっぱりまずは取り組んでみるしかないんだろう。

顧客プロキシなどが印象に残った言葉。自社で少人数でやるときは、自分が顧客プロキシになるつもりでやるべきだろう。とりあえず実開発には参加しなさそう。。。

ソフトウェア開発の見える化

平鍋さんの話。この間富士通勉強会でお聞きした内容がベースになっていた。

ただ、その中でもまたいろいろな新しい考えを生み出そうとされていて、PMからPF(プロジェクトファシリテーション)へというのが印象的だった。こないだのEoTのときのように、おそらくネーミングの理由を聞いたら「目立ちたい」と言われてしまいそうだけど、実際に「管理」という考えからは脱却すべきという点は同意です。

Seasar2S2JSFのイントロ

ああいう場で聴衆の知っている情報のレベルがばらばらのときの講演って難しいだろうなと思った。S2って結構一部熱狂的な信者みたいな人がいるから、いわゆる「いつものメンバー」的な人も多いだろうから、あまり初心者向けのいつもどおりの話じゃ難しいだろうし。。。

僕も最初にパターン勉強会で話を聞いてから、自分でサンプルを書いてHelloWorldレベルのものまでは作ったけど、全然ステップアップしていない。もし自社で導入しようとするにしても、おそらく自分がなんでも説明できるような状態で導入しないと、習得コストが跳ね上がってしまうだろう。もともとあまりオブジェクト指向とかのレベルって高くないメンバーが多いだろうし。

S2JSF

これは途中までしか聞けなかった。個人的にはS2ファミリーの中では、Seasar2本体そのものよりも、S2JSFS2DAOの方が生産性向上効果は高いのではないかと感じている。どうしてもWEB層のテストのしにくさやDBアクセスロジック部分の作成によって生産性が低下していると感じているから。JSF仕様よりも先を行っている感のあるS2JSFはできるだけ早く世界デビューしてほしいな、と陰ながら思っています。まあ先に自分で使いこなして効果を体感すべきですね。

[][]無定見な引数なしコンストラクタの定義は悪 14:38 無定見な引数なしコンストラクタの定義は悪を含むブックマーク

artonさんのところから。

http://arton.no-ip.info/diary/20050204.html#p02

なーんか、サブクラス化したときエラーになる可能性があるから、無引数コンストラクタを書いておけとかあるのを読むと暗澹たる気持ちになるね。

激しく同意します。というかエラーになるから書いておけっていう考え方で書く人が信じられません。せっかくのコンパイル言語なのに。

こういう人がいる限りは「ソースコードは設計書だ」という考えも受け入れられないのかも。

[]ベタですが。 15:40 ベタですが。を含むブックマーク

天国の階段 DVD-BOX 1

天国の階段 DVD-BOX 1

天国の階段 DVD-BOX 2

天国の階段 DVD-BOX 2

ほ、ほしい。

[]オブジェクト指向発明via id:amapyon 15:44 オブジェクト指向の発明者 via id:amapyonを含むブックマーク

http://d.hatena.ne.jp/sumim/20040525#p1

なるほど。自社ではアランケイの話をされるので、おそらくみんなそう覚えていると思います。

[]泣きました。 00:12 泣きました。を含むブックマーク

大泣きです。映画があまり好きじゃない僕がアルマゲドンで大泣きしました。。。

[]月曜日自殺する人が多いらしい 00:34 月曜日に自殺する人が多いらしいを含むブックマーク

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050205-00000036-mai-soci

では、月曜日の危機をどう乗り切ればよいのか。「週末は寝て過ごすのでなく、適度な運動でストレスを発散すること。『月曜日は会社に行くだけでOK』とのんびり構えることも必要です。会議や朝礼を月曜日に行う会社や学校が多いが、ストレスを増やすだけだし、仕事の効率も悪い」

 あなたの会社、月曜日会議がありませんか?

 ◇ブルーマンデー症候群チェックリスト

 (関谷透・初台関谷神経科クリニック院長作成)

(1)人がいいといわれる

(2)他人と争うのは好きじゃない

(3)週末はゴロゴロしているだけだ

(4)日曜日の夕食はおいしく食べられない

(5)日曜日の夜はイライラが高じて寝つけない

※三つ以上当てはまればブルーマンデー症候群の可能性あり

ということはイテレーションの開始は月曜を避ける?

ってか、そんなに仕事憂鬱と思う状態であればアジャイルなんて避けるべきですね。ちなみに他人と争うのが好きな人はブルーマンデーになりづらいってなんか面白いですね。人もよくないし。。。あ、僕は週末ゴロゴロ以外は大丈夫っすね。

akonakon 2005/02/06 10:38 榊原さんはどんなコンテキストで話したんだろ・・・・月曜日に会うかもしれないので詰問しようって細川さんが見ているから榊原さんもみてくれているのかも。これは聞きにくい。

m_pixym_pixy 2005/02/06 11:29 ITアーキテクトってなんだと思います?みたいなのを周りの人数名に聞いた話で、そもそもそう名乗ることについてオブジェクト指向の世界で有名な今野さんに、、、ってコンテキストです。(コンテキストの説明じゃなくて、言葉だけになってますが)

akirasakiras 2005/02/08 00:47 こんにちは。榊原です。
私自身はblog書いたり巡回したりしない方なのでm_pixyさんにご参加いただいたことを知りませんでしたが,みかままにこのサイトで今野さん気にしてるよ,と教えられ,かつ今日とある場所のとあるミーティングで一緒だったご本人から教えられ辿りつきました。一応今野さんの名誉を汚すようなことは言ってないはずなのでご安心をとお伝えしましたが。今野さん,気をもませてゴメンなさい。
ところで200人近くいた(かな?)会場の中でアーキテクトという肩書きが名刺についているヒトと聞いたら5,6人いらっしゃいましたね。昨年のUML Forumで講演した際に聞いた時には,やはり200名近くいた中で1人のみでしたから(MSの萩原さんだったし。そりゃアンタ!みたいな。笑。),もしかしたらアーキテクト増えてるのかな,なんてちょっと嬉しくなったりして。

akonakon 2005/02/08 08:51 というしだいでご召還してしまいましたが。謝罪もさせてしまったw。ありがとうごさいます。で、補足として『「海外で」アーキテクトって名乗るのは恥ずかしくない?』です。ついでに、その際にブーチはITアーキテクトだけど、ランボーはITスペシャリストだと思うとも発言しました。これを客観的に評価できるようにする仕事をしているのが榊原さんです。

m_pixym_pixy 2005/02/08 11:01 なんかうろ覚えで感想を書いてしまったので、混乱させてしまって申し訳ないです。まあでもすごい方同士をご召還できたということで。。。言い訳ですが。
ITSSなんかも出てきましたがやっぱり職種の定義って難しいですよね。昨日学生相手に「SEって?」みたいな話をしてきましたが、細かい職種の話が出てきて冷汗かきました。

akirasakiras 2005/02/08 12:01 うーん,1回こっきりのつもりだったが,もう一度書いておこう!blogはいろいろ面白くてメディアとしての可能性が素晴らしいと思っているのが反面,いくら日記とは言えあまり滅多なこと書けないなぁと思っているのが反面なので意識的に遠ざかっていますが。無精者ですし。
さて,職種の定義と客観的な評価っていうのは所詮枠組みしか作れないわけですよ。あまりに杓子定規だと運用のに柔軟性がないですし。だから「そりゃ定義にないでしょ」とかすぐ言っちゃう人は自ら何も考えてませんと宣言してるようなものなのですが,今野さんみたいに「Boochはアーキテクト,Rumbaughはスペシャリスト」とご自分の判断基準を持っている方に活用してもらいたいわけですね。> 枠組み
海外(というか欧米しか知らんけど)では,ITアーキテクトというのは普通にゴロゴロいる肩書きですね。新聞や雑誌の求人広告でもArchitectの文字は見ますが,どちらかというとSpecialistという言葉は見ない。ITSSで言うところのITスペシャリストは,もっと具体的に細分化された専門分野で指定されることが多いです。「Database Designer求む!」とか「Network Administrator急募!」みたいな。よってアーキテクトと名乗っても,「あぁ,そうなの」的普通感覚なので恥ずかしくないです。日本がヘンに誤解して一部では胡散臭そうに見られたり,一部ではフィーバーしすぎたりしてる感じ。
ところで,私,結構今野さんの意見は感覚的に賛成なのですが,Rumbaughおぢさんにアーキテクトとしてメンタリング受けたりしてる手前,彼もアーキテクトであると言っておきます(w。ちなみに今,彼はMDAにおけるモデル変換の関連を研究しているわけですが話を聞くとアーキテクトっぽいことを言ったり,時にはPMっぽいことを言ったりします。技術的な思考においてバランスのとれた人,って感じですかね。
以上,長文でゴメンなさい。

akonakon 2005/02/08 12:34 BoochとAdeleって一目おかれているじゃないですか。単に同じ肩書きを持つ自信がないだけです。その意味でフェローになってよかったけど、ブーチがなれるなら竹下さんもなってほしかった。そうそうフェローだと思わない。
専門分野で指定されるっていいなぁ。25日の夕方の部でRumbaughの話聞かせてくださいって海外逃亡でしたっけ

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