まだ語れる黄金バット

http://d.hatena.ne.jp/gms/20050117#p2
ワタシ、初めてバットさん見たの大学生になってからなんですよね。
同系悪キャラ「暗闇バット」*1を四次元の世界の決闘で破り、怪獣となって襲いくるナゾーを撃破。
何が強烈だったって、ナゾーが元ナチスの科学者で、本名をエーリッヒ・ナゾーという事実が語られたことでした。エーリッヒて。


ローンブロゾー。(なんとなく言ってみたくなった)


あと博士の助手のちょっと抜けた兄ちゃんの本名が「ドコノ ダレオ」というのも忘れられません。
こんな名前でもオリンピックの重量上げ選手。
この回に登場する怪獣ウガンギーの唐突な出現とストーリー上の意味のなさもよく覚えてるなあ。

この時代のテレビマンガは敵の怪獣怪人がフォーマット化されてないので、ナゾー一味もロボあり怪獣ありといろんなタイプのキャラを繰り出してくるのが今見ると新鮮です。
そしてそのすべてを圧倒的な強さで叩き潰すバットさん!!
努力や工夫という言葉はバットさんの前では無意味(笑)
ナゾーもえらい相手に見込まれたもんです。


こういう呼ぶと現れる、魔神系ヒーローっていなくなりましたねえ。
たいてい人外の存在なので、何の伏線もなくとんでもない技っちゅうか魔法を使うヒキョーさがステキです。
それだけに変身・必殺技の様式化や、リアルでフェアな作劇を求める時代の流れに合わずに消えていったのでしょうが、テレビマンガには何よりサプライズが大事と信じるワタシは大好きです。
特撮だとダイヤモンド・アイやカゲスター。ゴッドマングリーンマンもそうかも。

アニメなら大魔王シャザーンに……ぐっと新しくなってキャプテン・プラネット!
環境汚染する悪人をこらしめる地球の守護神なのに弱点は環境汚染(笑)
たいてい出現した途端汚染物質食らわされてのびてしまうのを、呼び出した主人公たちが洗浄してやる羽目になる(笑)
いろんな意味でかなりオモシロかったので必見、ちゅうかワタシがもう一度見たい。

一頃ワタナベシンイチ監督で黄金バットのリメイク、という噂もありましたが、やっぱり立ち消えたみたいですね〜。

*1:ハカイダーを5年先取りしている!